数ある口述試験失敗談に共通するのは、「想定問答の丸暗記に終始し」「それを夢中で答えた結果」「試験官にツッコミされて頭が真っ白」。そこで想定問答丸暗記を全く不要にする賢い口述対策を、1/5から5回シリーズでお送りします。

口述試験

【口述R7事例Ⅱ】オウム返しで1問2分を自動操縦(オートパイロット)

既に来年廃止が決まり、今年誰一人落とす必要のない口述対策を「メンド臭い」と勘違いしかけのズボラなあなたのために。隣のおじオバが必死こいて覚えるムダ試験を、業界一簡単な手抜きで2分スラスラ解答できるチートの仕組みを解明します。

①かつての口述~緊張と向き合う真剣勝負

かつては想定外の質問に頭が真っ白になり、沈黙してしまう受験生が続出しました。

知識量だけでなく、極度のプレッシャーの中で会話を成立させる、その場の対応力と精神力が問われる一発勝負の場だったのです。

②動画・SNSの普及で誰もがオウム返しに

質問を復唱する「オウム返し」が鉄板の対策として定着し、状況は一変しました。

復唱によって時間を稼ぐ間に冷静さを取り戻せるため、多くの受験生が沈黙を回避し、安定して完答し始めるようになったのです。

③二言目が自動で決まる「自動操縦」効果

復唱中に脳が質問タイプを識別し、事実なら「与件」、知識なら「定義」、助言なら「結論」と、二言目の出だしが自動的に決まります。

アンカー(起点)さえ打てれば、後は脳が勝手に関連情報を繋げ、2分間話し続けられるのです。

④形骸化した口述試験の廃止が決定

この「自動操縦」メソッドが受験生全体に完全に普及し、試験が単なる形だけの儀式になってしまう前に、廃止が決定されました。多大な実施コストに対し、選抜機能としての意義が薄れたことによる、合理的な結末といえます。

【口述R7事例Ⅱ】オウム返しで2分話す内容を自動操縦(オートパイロット)

オツムのレベルがふぞろいであるため、既存の受験対策に四苦八苦する隣のおじオバでは一生かけても理解できないこんな暴論。これが合っている理由こそ一つもないが、間違っている根拠も見当たらず、立派な仮説が成立します。

そこで「事例Ⅱ」口述想定問答を自作するときも、【事実確認】【知識確認】【助言・提案】をバランス良く7問ずつ。これで「業界一簡単に2分スラスラ答えるオウム返しのオートパイロット」が完成な。

Step-1:事実確認型×7問~与件で覚える所~

狙い:与件文の読解度と、A社の置かれている状況を正確に把握しているかを確認する

Q
[競合環境] B社の周辺には接骨院や格安マッサージ店など多くの競合が存在します。それら競合と比較した際の、B社の「価格」および「ターゲット」の違いについて説明してください。
A

はい、ご質問は「競合の周辺接骨院や格安マッサージ店と比較した、B社の価格・ターゲットの違い」についてですね。結論から申し上げますと・・

Q
[社長の強み] B社社長は修行先のZ社時代に、トップアスリートから高い評価を得ていました。その評価の源泉となった、技術以外の「もう一つの強み」とはどのようなものですか?
A

はい、ご質問は「B社社長が修行先のZ社時代にトップアスリートから高い評価を得ていた『技術以外の強み』」についてですね。結論から申し上げますと・・

Q
[スタッフの専門性] 社長以外の4名の施術スタッフは契約社員ですが、彼らは共通してどのようなバックグラウンドと経験を持っていますか?
A

はい、ご質問は「社長以外の契約社員である4名の施術スタッフが共通して持つ、バックグラウンドと経験」についてですね。結論から申し上げますと・・

Q
[大学連携の功罪] 近隣の大学運動部と専属トレーナー契約を結んだことによる、B社にとっての「メリット」と、店舗運営上の「デメリット」をそれぞれ説明してください。
A

はい、ご質問は「近隣の大学運動部と専属トレーナー契約を結んだことによる『B社全体のメリット』『店舗運営上のデメリット』」についてですね。結論から申し上げますと・・

Q
[顧客課題] 開業当初、一般顧客向けに「初回限定お試しコース」を設置しましたが、その後の顧客行動においてどのような課題が生じていますか?
A

はい、ご質問は「開業当初用意した一般顧客向け初回限定お試しコースによって生じた顧客行動上の課題」についてですね。結論から申し上げますと・・

Q
[需要の偏り] B社の営業時間において、顧客の来店が集中する時間帯と、逆に空きが生じている時間帯の傾向について説明してください。
A

はい、ご質問は「B社の営業時間における来店が集中する時間帯と空きが生じる時間帯の傾向」についてですね。結論から申し上げますと・・

Q
[顧客データ] 現在、B社が保有している顧客情報は「氏名・年齢・連絡先・施術コース」のみですが、これによりどのような弊害(サービスの質の限界)が生じていると社長は考えていますか?
A

はい、ご質問は「B社が保有する顧客情報が氏名・年齢・連絡先・施術コースに限定されることによるサービスの質の限界」についてですね。結論から申し上げますと・・

事例Ⅰで紹介した通り、与件全てを覚え直してから口述に備えるより、口述で訊かれそうな所をAIサーチしてから覚え直す方が効率よい。さらに青字箇所を朗読したりWordで手打ちすると、脳のスイッチが入って記憶がサクサク蘇ります。

Step-2:知識確認型×7問

狙い:組織・人事に関する一般理論を問い、それをA社の文脈に当てはめて理解しているかを確認する

Q
[サービス特性] マッサージのようなサービス業には「同時性(不可分性)」や「消滅性(在庫不能性)」という特性があります。B社の「予約の偏り」という課題を、この「消滅性」の観点から説明してください。
A

はい、ご質問の「サービス材の5つの特性のうち消滅性の観点から、B社の予約の偏りによる課題」についてお答えします。まずサービス材の5つの特性とその消滅性とは・・、

Q
[イールドマネジメント] 航空会社やホテルなどで用いられる「イールドマネジメント(レベニューマネジメント)」の考え方をB社のような店舗ビジネスに適用する場合、どのような定義になりますか?
A

はい、ご質問の「航空会社やホテルなどで用いられるイールドマネジメントの考え方をB社のような店舗ビジネスに適用する場合の定義」についてお答えします。まずイールドマネジメントとは・・、

Q
[関係性マーケティング] B社は「顧客生涯価値(LTV)」の向上を目指しています。LTVを構成する要素(単価・頻度・期間)のうち、B社が現在最も課題としている要素はどれだと考えられますか?
A

はい、ご質問の「B社がLTVの向上を目指すにあたり、単価・頻度・期間のどれを最も課題にするか」についてお答えします。まずLTVの3要素(単価・頻度・期間)とは・・、

※R7事例ⅡB社では「単価」が最も課題であるが、頻度・期間で答えても良いのでそこで迷わない。「どれか1つを当てよう」とすると頭まっしろで詰みやすいので、ここは答えを一旦ズラし、単価・頻度・期間が何を意味するかをゆっくり述べる判断が正解。

Q
[内部マーケティング] サービス業において従業員満足(ES)を高める「インターナル・マーケティング」が重要と言われます。B社社長がスタッフに対して行っている指導は、この観点からどのような効果があると考えられますか?
A

はい、ご質問の「サービス業において従業員満足を高めるインターナル・マーケティングが重要であり、B社社長がスタッフに行う指導がどのような効果を持つか」についてお答えします。まず近年サービス業以外でも注目される従業員満足とは・・、

Q
[3C分析] 第1問でも問われていますが、3C分析における「Competitor(競合)」を定義する際、B社にとっての「直接競合」と「間接競合」はどう分類されますか?
A

はい、ご質問の「3C分析における競合の定義における、直接と間接の分類 」についてお答えします。まず直接競合とは・・、

直接競合とは全くの同業、間接競合では同様のサービスやニーズを満たす異業種を指します。暗記でなく国語レベルで対応し、この試験はあえて知識の正解を答えなくても合格。

Q
[価格戦略] 「スキミングプライス(上澄み吸収価格)」と「ペネトレーションプライス(浸透価格)」の違いを説明し、B社の基本料金設定はどちらに近いか述べてください。
A

はい、ご質問の「スキミングプライスとペネトレーションプライスの違いと、B社の基本料金設定がどちらに近いか」についてお答えします。まずスキミングプライスとは・・、

Q
[コト消費] B社は単なるマッサージ(モノ・機能)ではなく、コンディショニングや心のケアを提供しています。これを「便宜価値」と「感覚価値」という言葉を使って説明してください。
A

はい、ご質問の「B社が提供するコンディショニングや心のケアについて、R6事例Ⅱで問われたブランドの4つの価値に含まれる便宜・感覚」の点からお答えします。まずブランドの4つの価値とは・・、

※R7口述にR6知識を混ぜてくる、午後にありがちな捻り問題ですが、スラスラ完答すると自信がつきます。

口述2分をPREP法で答える際、知識確認問題では前半P→Rの所をオウム返しと知識で答え、3つ目Eの所にB社の例を持ってくる。前半1分をしゃべっている間にB社の与件の例を思い出せるので、最も簡単に答えられます。

Step-3:助言・提案型×7問

狙い:診断士として、A社の抱える課題に対して具体的かつ建設的な解決策を提案できるかを確認する

Q
[価格差別化] 18時以降の混雑緩和と日中の稼働率向上のために、どのような具体的な「価格戦略(プライシング)」を導入すべきか提案してください。
A

はい、「18時以降の混雑緩和と日中の稼働率向上のために、どのような具体的に導入すべき価格戦略」について助言いたします。 結論として・・、

Q
[データ活用] 顧客との長期的関係を築くために、新たに収集すべき具体的な「情報項目」と、それを活用した「再来店を促すアクション」を提案してください。
A

はい、「顧客との長期的関係を築くために、新たに収集すべき具体的な情報項目と、それを活用した再来店を促すアクション」について助言いたします。 結論として・・、

Q
[動画コンテンツ] 中高生や大学生の部活生をターゲットにする場合、Webサイトに掲載すべき動画は、単なる店舗紹介ではなくどのようなコンテンツが有効ですか?具体案を挙げてください。
A

はい、「中高生や大学生の部活生をターゲットとし、単なる店舗紹介でないどのようなコンテンツをWebサイトに掲載すべきか」について助言いたします。 結論として・・、

Q
[リピート施策] 「お試しコース」利用者を定着させるために、初回の施術終了時に行うべき「クロージング(次回予約獲得)」の具体的なトークや仕組みを提案してください。
A

はい、「お試しコース利用者を定着させるために、初回の施術終了時に行うべき「クロージング」の具体的なトークや仕組み」について助言いたします。 結論として・・、

※施術系サービス業のリピート術はズバリ「次回の予約を取らせる」。そこで達成ゴールや具体的ステップを描けば良く、万年おベテ相手の課金に甘える受験産業と差別化する方向で答えます。

Q
[スタッフ活用] スタッフはそれぞれ異なる競技経験(サッカー、野球等)を持っています。この「専門性」を活かし、特定の競技者をターゲットにした新メニューやイベントを企画してください。
A

はい、「新スタッフが持つそれぞれ異なる競技経験の専門性を活かし、特定競技をターゲットにした新メニューやイベント」について助言いたします。 結論として・・、

Q
[大学連携の波及] 大学運動部のトレーナー契約という「ブランド」を、一般顧客(特に中高生の親など)への信頼獲得につなげるために、店舗内でどのようなプロモーションを行うべきですか?
A

はい、「大学運動部のトレーナー契約というブランドを一般顧客からの信頼獲得につなげるための店舗内プロモーション」について助言いたします。 結論として・・、

Q
[デジタルツール] 現在のWebサイトは静的な情報のみです。顧客の利便性を高め、かつ機会損失(電話対応中の取り逃がし等)を防ぐために導入すべきデジタルツールとそのメリットを提案してください。
A

はい、「現在のWebサイトが静的な情報に限られるのに対し、顧客の利便性を高めつつ機会損失を防ぐために導入すべきデジタルツール、およびそのメリット」について助言いたします。 結論として・・、

助言・提案型は「最初に結論をバシッと言えないと」しどろもどろになって反撃を食らうため、最も難しい。しかし事前に想定できるうえ、面接官の言葉を一つ一つ噛みしめるように言い換えずゆっくり話せば思いつくので、ここでも盛り詰めふぞろいの真逆が成功のカギです。

今日のまとめ

Q
こうやって全ての知識・ノウハウが重要と言い募る隣の同友館を冷笑し、訊かれるパターンを3つに分けて前半分だけ用意。すると知識が芋づる式にスルスル出るので不要な知識・ノウハウ全面カットなら、記述も口述も押さえる所はまったく同じ。
A

そして史上最後の口述対策は、オウム返しで2分話す内容を自動操縦に。隣のふぞろいがウンウン唸る1/5の暗記で2分スラスラ答える爽快感は、他に代えがたいのです。

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