数ある口述試験失敗談に共通するのは、「想定問答の丸暗記に終始し」「それを夢中で答えた結果」「試験官にツッコミされて頭が真っ白」。そこで想定問答丸暗記を全く不要にする賢い口述対策を、1/5から5回シリーズでお送りします。

口述試験

【口述R7事例Ⅰ】3タイプの想定問答自作で事前準備を大幅カット

来年から口述廃止が決まった理由は、コストの割に効果がないから。ここで最も効率が悪い口述対策は、スクールでもらった想定問答集の丸暗記で、最もタイパが良いのは試問を3タイプに分けAIで想定問答を自作すること。

AIを使って口述試問を3つのパターンに分解し、PREP法を使って4行構成のテンプレと解答例を作る。
そこで記憶を呼び起こしてから必要フレーズの暗記に入れば、何をどうやっても本番で2分スラスラ回答できます。

事実確認知識確認助言・提案
定義: 筆記試験で問われた「なぜその戦略をとったのか」「どのような状況だったか」という、事例の「事実」と「解釈」を問う「○○とは何か」「○○のメリットは何か」といった知識を問い、それを「事例企業にどう当てはめるか」までをセットで問う「A社が今後組織を拡大するにあたり、人材確保についてどうすべきか」という問いに対し、課題を解決するための具体的なアクションプランを提案する
P→R:オウム返しする間に理由を浮かべる。
Point:はい、ご質問は「A社が新規事業(知育玩具)へ展開した理由」についてですね。結論から申し上げますと、その最大の理由は「既存事業の収益性低下を補い、経営リスクを分散するため」です。はい、ご質問の「機能別組織のメリット・デメリット」についてお答えします。機能別組織とは、業務の内容ごとに編成された組織形態であり、A社のような専門性を重視する段階で有効な形態です。はい、A社が新規事業展開に向けて組織規模を拡大する際の人材確保について助言いたします。 結論として、「従来とは異なるスキルセットを持つ人材の採用」と、彼らが定着するための「評価制度・組織風土の再構築」を両輪で行うべきです 。
Reason:その背景には、主力の内装材事業において収益性の陰りが見え始めており、単一事業に依存することへの危機感がありました。企業が存続するためには、既存事業の組織スラックを活用し、新たな収益の柱を育成する必要があったからです。まず一般論としてのメリットは、特定の業務に特化することで専門性が高まりやすく、トップによる迅速な意思決定がしやすい点にあります。デメリットとしては、部門間に壁ができやすく、次世代の全社的マネジメント人材が育ちにくいという点が挙げられます。その理由は、既存社員は木材加工やBtoB営業が中心であり、今後A社が強化したいBtoCビジネスやWeb活用のノウハウが社内で不足しているからです 。 また、単に採用するだけでなく、異質な人材を受け入れる土壌を作らなければ、早期離職や既存社員との摩擦を招くリスクがあるためです 。
E→P:具体例をアドリブし反復して完了
Example:具体的には、A社の強みである「木材加工技術」や「地元産材の活用」といった経営資源とのシナジーが見込める分野への進出です。加えて、昨今の「木育」ニーズの高まりという市場機会を捉え、消費者向けビジネスの可能性に賭けたという経緯がございます。これをA社の現状に当てはめますと、技術力向上には寄与していますが、部門間の連携不足により「全社的な一体感の欠如」という課題が生じていると考えられます。また、次期社長への承継を見据えた際、経営者教育が進みにくいという側面も懸念されます。具体的には、採用面では地元の大学とのネットワークを強化しつつ、WebスキルやBtoC経験者の採用枠を設けます。 それと並行して、体制面では「挑戦を推奨する評価制度」への刷新や、事業部間の交流機会を設けることで、新旧社員の一体感を高める施策を講じます。
Point:以上のことから、A社の多角化は、強みを活かした関連多角化によって、収益構造の安定化と今後の成長・発展を図るための戦略的判断であったと考えます。したがって、現時点のA社においては機能別組織の効率性を活かしつつも、部門横断的なプロジェクトチームの導入などにより、デメリットである「硬直化」を補う運営が必要であると考えます。以上の施策により、A社は新規事業に必要な能力を外部から補完しつつ、組織全体として多様性を受け入れ、持続的に成長できる強い組織体制を構築できると考えます。

【口述R7事例Ⅰ】3タイプの想定問答自作で事前準備を大幅カット

PREP法を使うと、後半1分はアドリブで済むので、前半1分だけ何か言えればクエストクリア。さらにその半分はオウム返しなので、もらった想定問答集をひたすら覚える隣のふぞろいの1/4の暗記で対策完了です。

そこでAIで作成した典型的な出題例を3パターン×7問ずつ収録。これをまずAIに解答させ、その出そうな所から与件を思い出すと、準備負担が激減な。

Step-1:事実確認型×7問~与件で覚える所~

狙い:与件文の読解度と、A社の置かれている状況を正確に把握しているかを確認する

Q
A社が長年主力としてきた内装材事業において、どのような環境変化が起き、社長はなぜ危機感を抱いたのか説明してください。
A

はい、ご質問は「A社が長年主力としてきた内装材事業において起きた環境変化と、社長が危機感を抱いた理由」についてですね。結論から申し上げますと・・

Q
A社が新規事業である知育玩具事業に参入する際、活用した自社の「強み」や「経営資源」には具体的にどのようなものがありましたか。
A

はい、ご質問は「A社が新規事業である知育玩具事業に参入する際に活用した自社の強みや経営資源」を具体的に挙げることですね。結論から申し上げますと・・

Q
今回の新規事業立ち上げにおいて、以前から実験的に行っていた「X事業」や、それを担当していたご子息はどのような役割を果たしましたか。
A

はい、ご質問は「今回の新規事業立ち上げにおける「X事業」の実験性と、それを担当していた子息が生んだ成果」についてですね。結論から申し上げますと・・

Q
知育玩具事業の展開にあたり、A社は外部のネットワークを積極的に活用していますが、具体的にどのような連携を行いましたか。
A

はい、ご質問は「A社は知育玩具事業の展開にあたり、外部のネットワークをどのように積極活用したかの具体例」についてですね。結論から申し上げますと・・

Q
新規事業への進出を決断した際、既存事業を支えてきた古参社員たちの反応はどうでしたか?また、それに対し社長はどう対応しましたか。
A

はい、ご質問は「新規事業への進出を決断した際、既存事業を支えてきた古参社員たちの反応と社長の対応」についてですね。結論から申し上げますと・・

Q
A社は知育玩具の販売チャネルとして、従来の内装材ルートとは異なるアプローチをとりましたが、具体的にどのような販路を開拓しましたか。
A

はい、ご質問は「A社は知育玩具の販売チャネルとして、従来の内装材ルートと異なるどの販路を開拓したか」についてですね。結論から申し上げますと・・

Q
現在、知育玩具事業は滑り出し順調とのことですが、事業拡大に伴い、組織や人材面でどのような課題が顕在化し始めていますか。
A

はい、ご質問は「滑り出し順調が知育玩具事業はとのことですが、事業拡大に伴い顕在化し始めた組織や人材面の課題」についてですね。結論から申し上げますと・・

想定問答集を自作するなら、この【事実確認型】から作ると良い。理由は、5問なら5つ、10問な10個と、AIが与件の大事な所・覚えるべき所を優先度をつけて教えてくれるため。

Step-2:知識確認型×7問

狙い:組織・人事に関する一般理論を問い、それをA社の文脈に当てはめて理解しているかを確認する

Q
A社は現在「機能別組織」に近い体制ですが、一般的に機能別組織のメリットとデメリットは何ですか?また、A社の現状にどう当てはまりますか。
A

はい、ご質問の「一般的な機能別組織のメリット・デメリット」についてお答えします。まず機能別組織とは・・、

Q
A社が行ったような「関連多角化」戦略について、一般的にどのようなシナジー効果が期待できるか、A社の事例を交えて説明してください。
A

はい、ご質問の「関連多角化で期待できるシナジー効果」について「A社の事例を交えて」お答えします。まず関連多角化とは・・、

Q
組織変革を行う際、A社のように既存社員から抵抗が生まれることがあります。一般的に「組織変革への抵抗」が生じる理由にはどのようなものがありますか。
A

はい、ご質問の「組織変革を行う際の既存社員からの抵抗に関し、一般的にそれが生じる理由」についてお答えします。まず組織変革とそれが既存社員に及ぼす影響とは・・、

Q
A社はBtoB(対企業)からBtoC(対消費者)へ事業領域を広げました。マーケティングや顧客対応において、BtoBとBtoCではどのような違いがあると考えられますか。
A

はい、ご質問の「マーケティングや顧客対応において、BtoBとBtoCの考えられる違い」についてお答えします。まずBtoBとは・・、

Q
「組織学習」という観点から見た場合、A社が地元の大学や学生と連携することにはどのような意義があるか、理論的な側面から説明してください。
A

はい、ご質問の「A社が地元の大学や学生と連携する意義について、組織学習観点から見た理論的な側面」に従ってお答えします。まず産学連携とは・・、

Q
事業承継において、後継者(ご子息)が新規事業を通じてリーダーシップを発揮することのメリットについて、組織論の観点から説明してください。
A

はい、ご質問の「事業承継において、後継者が新規事業を通じてリーダーシップを発揮することのメリット」について「組織論の観点から」お答えします。まず事業承継における後継者育成とは・・、

Q
A社では今後、人材の再配置や育成が必要とされています。「配置転換(ジョブローテーション)」を行うことの一般的な目的と効果について教えてください。
A

はい、ご質問の「A社が今後、人材の再配置や育成がのために「ジョブローテーション」を行うことの一般的な目的と効果」についてお答えします。まずジョブローテーションとは・・、

口述試問3タイプのうち、多少の暗記が要るが最も答えやすいのが【知識確認型】。理由は、知っている範囲の知識をまず答え、その後にA社の具体例を挙げるとあっという間に2分話し終えるため。

Step-3:助言・提案型×7問

題意:診断士として、A社の抱える課題に対して具体的かつ建設的な解決策を提案できるかを確認する

Q
既存社員の中には新規事業の必要性を理解できていない者もいます。彼らのモチベーションを維持しつつ、全社一丸となって新規事業を推進するために、社長はどのような内部マネジメントを行うべきですか。
A

はい、「新規事業の必要性を理解できていない既存社員のモチベーションを維持しつつ、全社一丸となって新規事業を推進する社長の内部マネジメント」について助言いたします。 結論として・・、

Q
現在、新規事業は社長のご子息に依存しており、業務負荷が高まっています。ご子息の負担を軽減し、組織として事業を回していくために、具体的にどのような体制づくりを提案しますか。
A

はい、「社長のご子息に依存してその業務負荷が高い新規事業を組織として回すために必要な具体的な体制づくり」について助言いたします。 結論として・・、

Q
内装材事業のベテラン技術者が持つノウハウを、新規事業である知育玩具製造にもスムーズに移植・継承させるためには、どのような仕組みが必要だと考えますか。
A

はい、「内装材事業のベテラン技術者が持つノウハウを新規事業である知育玩具製造にスムーズい移植・継承させるために必要な仕組み」について助言いたします。 結論として・・、

Q
今後、A社が知育玩具事業をさらに拡大するにあたり、今の機能別組織からどのような組織形態へ移行すべきだと考えますか?その理由とともに助言してください。
A

はい、「A社の知育玩具事業拡大に向けて今の機能別組織から移行すべき組織体制」について助言いたします。 結論として・・、

Q
内装材事業(BtoB)と知育玩具事業(BtoC)では求められるスキルが異なります。既存社員のリスキリングや意識改革をどのように進めるべきか、具体的な施策を提案してください。
A

はい、「求められるスキルが異なる新旧事業の間で進めるべき、既存社員のリスキリングや意識改革」について助言いたします。 結論として・・、

Q
A社社長は企業理念の再定義や浸透を考えています。創業以来の「木を社会にお返しする」という理念を、現代のA社の活動に合わせてどのように再解釈し、社員に浸透させればよいか助言してください。
A

はい、「創業以来の企業理念を現在のA社の活動に合わせてどのように再解釈し、社員への浸透を図るか」について助言いたします。 結論として・・、

Q
地元の大学や行政との連携を一過性のもので終わらせず、A社の持続的な競争優位(R&Dや採用など)につなげていくために、今後どのような関係強化策をとるべきですか。
A

はい、「地元の大学や行政との連携を一過性のものにせず、A社の持続的な競争優位につなげるための今後の関係強化策」について助言いたします。 結論として・・、

「助言・提案」はオウム返しに続くワンフレーズで【結論(Point)】を一言で言いきる必要があるため、3タイプの中で一番難しい。その一方でリアル中小企業支援や白書のどこかに必ず答があるため、リアル実務に詳しい方なら易問です。

今日のまとめ

Q
デジタルで双方向な生成AI時代の口述対策では、AI時代以前の古いノウハウを蒸し返すと非効率なベテふぞルートに誘導。そうでなく「事実確認」「知識確認」「助言・提案」の3タイプに分け、その受け答えのパターンを決め、自分の得意・不得意パターンを見つけると、弱点から補強できるのでタイパが良い。
A

イマドキもらった想定問答集の2分600字を覚えて限られた脳リソースのムダ使いをするのは隣のおベテとふぞ位。そうでなく、まずオウム返しする間に解答構成と必要知識を引き出し、2分×4問スラスラ解答するのがAI時代を駆ける人類です。

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