桜の開花も間近に迫り、全員が学習加速する学びの春がやってきた。春のスタート→猛暑の1次→カボチャ祭りの2次→厳冬期の発表待ちと「季節をフルに感じる国家試験」の名に恥じぬ、年間学習プランをセットで提案します。

J事例Ⅲ

【今は点差をつけない事例Ⅲ③】書き方から入るラス問新規事業助言

とにかくひたすら難しいのに、今の所点差をつける気ゼロの「事例Ⅲ」。作問パターンを自在に扱い、本気になればふぞを狙って落とせる試験委員の本気をAI解説です。

①本気の事例Ⅲがやってくる

試験委員は「ここからが本番だ」と不敵に笑みを浮かべ、序盤では点差をつけなかった流れを一変させる。以降は難問を投入し、受験者の思考力を本格的に試しにくる。

②受験者の間に漂う無力な無理ゲー感

受験生は大量の与件文を前に頭を抱え、「何この無理ゲー問題…」と焦りを見せる。暗記やテンプレ頼みの対策では全く対応できず、与件の取捨選択力や整理力が問われる。

③第1問強み×市場機会の因果が突破口に

一方で冷静な受験生は、「第1問で決めた強みと市場機会を因果でつなげば成果を説明できる」と考える。ここは単なる引用ではなく、第1問で決めた強み→市場機会→成果の因果構造で答案を組み立てる。

④とにかく因果を問う「Ⅲ」はふぞの大敵

試験委員は答案に挑む受験生たちを見ながら、「キーワードの数より因果の筋道が重要」と伝える。事例Ⅲの本質は、知識暗記ではなく因果で考え抜く力を次世代に伝えることにあると示される。

【今は点差をつけない事例Ⅲ②】書き方のコツから入るラス問新規事業助言

隣のふぞろいの過去問暗記型ヘタクソパターン決めつけを、試験委員が看過する気はゼロ以下。第3~5問の中では当てやすいラス問さえこう変化されると、ふぞには無理ゲーです。

設問解答例字数
R1第4問C社は、将来的にはX社向け以外の量産機械加工も担える新工場の構築に向け、常に生産プロセスの標準化に取り組む。これにより、一人当たり生産性を高める工程計画を策定し、多品種少量生産体制を確立して量産品受託の新規顧客を獲得し、事業領域を拡大させる。120字
R2第4問C社は、モニュメント製品事業拡大に向けてデザイナーとの連携体制を強化し、複雑な形状や高度加工を要する高付加価値製品に注力する。これにより、設計から据付まで一貫受注できる強みを活かして他社との差別化を図り、事業の安定成長と収益性向上を実現する。120
R3第4問手作りの高級感を選択する。C社は、末永く愛着を持って使える高価格帯製品を求める顧客をターゲットに手作り製品を供給するため、製造全体の技術習熟が進んでいない若手職人の多能工化を促す。これにより、高価格帯製品の品質安定とブランド価値向上を図ることで、直営店事業の持続的な成長を実現する。140字
R4第5問可能性は、X社との新規取引が高成長であるアウトドア市場への参入を可能にし、X社PB製品の中価格帯製品で安定売上を確保しつつ、C社技術を活かした高価格製品への拡大により新規市場での収益性向上も実現できる。100字
R5第4問※開発C社は、地元食材活用やコスト低減ニーズを反映した自社企画製品を品揃えするために、ホテルでの料理人経験がある工場管理者と、製品開発経験を持つ外部人材を製品企画面で連携させる。これにより、食品スーパーX社向け総菜開発にも反映し新規事業を加速する。120字
R5第5問構想は妥当である。理由は、惣菜製品新規事業における工場増築構想は、中食需要に対応する多品種少量生産の現行体制では生産対応困難であるため。留意点は、納品2日前確定の生産計画に柔軟に対応し、専用生産設備の汎用性を確保し、品質維持に務めること。119字
R6第5問C社は、社長のレイアウト設計経験を活かし、小規模工場や物流施設の新設・更新ニーズを捉え、自社企画搬送機器の設計から製造までを一貫した提案営業を行う。これにより、既存のX社依存度を低減し、事業規模の拡大と収益基盤の強化を同時に推進する。117字
Q
R1第4問
新工場が稼働した後のC社の戦略について、120字以内で述べよ。
A

C社は、将来的にはX社向け以外の量産機械加工も担える新工場の構築に向け、常に生産プロセスの標準化に取り組む。これにより、一人当たり生産性を高める工程計画を策定し、多品種少量生産体制を確立して量産品受託の新規顧客を獲得し、事業領域を拡大させる。(120字)

根拠選択のアドバイス

1)加点できる点

新工場の稼働後戦略として、X社向け以外の量産の機械加工という事業領域拡大の方向性が明確に示されており、そのための作業標準化と一人当たり生産性向上、そして多品種量産体制の確立という具体的な施策が盛り込まれています。これらが新規顧客獲得と事業領域拡大に繋がるという論理的な帰結が適切に記述されており、高評価に値します。

2)他に使える根拠

新工場計画の方針には「最適な新規設備の選定を行う」という項目も含まれており、工程計画と合わせて具体的な設備投資の視点も加えることで、より総合的な戦略として深みが増します。また、人材採用難に対応した新工場要員の採用最小限化と作業方法の教育による早期稼働も、生産体制構築における重要な要素であり、戦略の実現性を高める根拠として活用できます。

Q
R2第4問
C社社長は、付加価値の高いモニュメント製品事業の拡大を戦略に位置付けている。モニュメント製品事業の充実、拡大をどのように行うべきか、中小企業診断士として120字以内で助言せよ。
A

C社は、モニュメント製品事業拡大に向けてデザイナーとの連携体制を強化し、複雑な形状や高度加工を要する高付加価値製品に注力する。これにより、設計から据付まで一貫受注できる強みを活かして他社との差別化を図り、事業の安定成長と収益性向上を実現する。(120字)

根拠選択のアドバイス

1)加点できる点

モニュメント製品事業拡大の核となるデザイナーとの連携強化と、その製品が持つ複雑な形状や高度加工という特性、そしてC社の設計から据付まで一貫受注という強みを適切に結びつけています。これにより他社との差別化を図り、事業の安定成長と収益性向上という戦略的目標に到達する因果関係が明確に示されており、大変良い内容です。

2)他に使える根拠

モニュメント製品の製造においては、デザイナーの立ち会いによる最終検査や修整・手直しが発生するため、デザイナーとの緊密なコミュニケーション体制を構築し、柔軟な対応力を高めることも、事業の充実・拡大に繋がる重要な要素です。また、「造形物のイメージの摺合わせに時間を要する場合が多い」という現状の課題に対し、これを効率化するためのIT活用などを検討する示唆も加えることで、より実践的な助言となります。

Q
R3第4問
C社社長は、直営店事業を展開する上で、自社ブランド製品を熟練職人の手作りで高級感を出すか、それとも若手職人も含めた分業化と標準化を進めて自社ブランド製品のアイテム数を増やすか、悩んでいる。
C社の経営資源を有効に活用し、最大の効果を得るためには、どちらを選び、どのように対応するべきか、中小企業診断士として140字以内で助言せよ。
A

手作りの高級感を選択する。C社は、末永く愛着を持って使える高価格帯製品を求める顧客をターゲットに手作り製品を供給するため、製造全体の技術習熟が進んでいない若手職人の多能工化を促す。これにより、高価格帯製品の品質安定とブランド価値向上を図ることで、直営店事業の持続的な成長を実現する。(140字)

根拠選択のアドバイス

1)加点できる点

「手作りの高級感」を選択する理由として、「末永く愛着を持って使える高価格帯製品を求める顧客をターゲット」というC社の自社ブランドコンセプトに合致した方向性を示している点が優れています。さらに、現在の課題である「若手職人の製造全体の技術習熟が進んでいない」ことに対し、多能工化を促すという具体的な対応策を提示し、それが品質安定とブランド価値向上、ひいては直営店事業の持続的成長に繋がるという一貫した論理展開が高く評価できます。

2)他に使える根拠

C社の自社ブランド製品は過去に「生産能力を上回る注文を受けた経験がある」ため、高級品路線が市場に受け入れられる可能性が高いことを強調できます。また、若手職人の多能工化を促進する上で、現在の「細分化した作業分担制」から脱却し、製造全体を学ぶ機会や教育プログラムを体系化する具体的な言及を加えると、より深い助言となります。

Q
R4第5問
C社社長が積極的に取り組みたいと考えているホームセンターX社との新規取引に応えることは、C 社の今後の戦略にどのような可能性を持つのか、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。
A

可能性は、X社との新規取引が高成長であるアウトドア市場への参入を可能にし、X社PB製品の中価格帯製品で安定売上を確保しつつ、C社技術を活かした高価格製品への拡大により新規市場での収益性向上も実現できる。(100字)

根拠選択のアドバイス

1)加点できる点

X社との新規取引がもたらす可能性として、成長市場であるアウトドア市場への参入、中価格帯PB製品による安定売上の確保、そしてC社の金型製作技術を活かした高価格製品への展開という、多角的な視点からの戦略的意義が簡潔かつ明確に述べられています。これにより新規市場での収益性向上という成果に結びつくという記述も的確です。

2)他に使える根拠

X社が海外生産委託商品の仕入れ価格高騰や納品不安定という課題を抱えていることから、C社がX社のサプライチェーン安定化に貢献できる存在となることで、長期的な信頼関係の構築と取引の安定化という可能性も示唆できます。また、C社が「コスト低減や生産性向上に結びつく提案などが可能である」という強みを活かし、X社に対して単なる製造受託に留まらない付加価値提供の可能性も考慮すると、さらに助言の幅が広がります。

Q
R5第4問※開発
C社社長は受注量が低迷した数年前から、既存の販売先との関係を一層密接にするとともに、他のホテルや旅館への販路拡大を図るため、自社企画製品の製造販売を実現したいと思っていた。また、食品スーパーX社との新規事業でも総菜の商品企画が必要となっている。創業から受託品の製造に特化してきたC社は、どのように製品の企画開発を進めるべきなのか、120字以内で述べよ。
A

C社は、地元食材活用やコスト低減ニーズを反映した自社企画製品を品揃えするために、ホテルでの料理人経験がある工場管理者と、製品開発経験を持つ外部人材を製品企画面で連携させる。これにより、食品スーパーX社向け総菜開発にも反映し新規事業を加速する。(120字)

※R5解答速報では厨房設備を利用した「テストキッチン」を挙げましたが、与件根拠重視+アイデア解答禁止のNBLM答案はこうなります。

根拠選択のアドバイス

1)加点できる点

製品企画開発の推進において、ホテル・旅館のニーズ(地元食材活用やコスト低減)を起点とし、C社の内部資源であるホテル料理人経験のある工場管理者と製品開発経験を持つ外部人材の連携を提案している点が非常に優れています。これが自社企画製品の品揃えとX社向け総菜開発の両方に波及し、新規事業の加速に繋がるという論理展開が明確です。

2)他に使える根拠

社長の「既存の販売先との関係を一層密接にする」という意向は、自社企画製品開発の強力な動機付けとなります。また、X社との新規事業で提案している「季節性があり高級感のある和食や洋食の総菜」という具体的な商品方向性も、製品企画の際に考慮すべき重要な指針として加えることで、より実用的な助言になります。

Q
R5第5問 理由(情報整理)+留意点(助言)ミックス
食品スーパーX社と共同で行っている総菜製品の新規事業について、C社社長は現在の生産能力では対応が難しいと考えており、工場敷地内に工場を増築し、専用生産設備を導入し、新規採用者を中心とした生産体制の構築を目指そうとしている。このC社社長の構想について、その妥当性とその理由、またその際の留意点をどのように助言するか、140字以内で述べよ。
A

構想は妥当である。理由は、惣菜製品新規事業における工場増築構想は、中食需要に対応する多品種少量生産の現行体制では生産対応困難であるため。留意点は、納品2日前確定の生産計画に柔軟に対応し、専用生産設備の汎用性を確保し、品質維持に務めること。(119字)

根拠選択のアドバイス

1)加点できる点

工場増築構想の「妥当性」を「中食需要に対応する多品種少量生産の現行体制では生産対応困難」という具体的な理由に基づいて明確に述べている点が優れています。また、留意点として納品2日前確定の生産計画への柔軟な対応、専用生産設備の汎用性確保、そして品質維持という、新規事業とC社の現状を踏まえた具体的な課題を提示している点も適切です。

2)他に使える根拠

「新規採用者を中心とした生産体制の構築を目指そうとしている」という点について、新規採用者の早期戦力化に向けた効果的な教育・訓練体制の整備や、品質を担保するためのマニュアル作成・OJTの徹底が重要な留意点として挙げられます。X社が「10数店舗まで徐々に拡大したい」と考えていることから、導入する専用生産設備は、将来的な生産量拡大に対応できる拡張性や多品種生産への柔軟性も考慮して選定すべきであることを補足すると良いでしょう。

Q
R6第5問
C社社長は、小規模の工場施設や物流施設の新設や更新を計画している企業と直接契約し、自社企画の製品を設計、製造することで事業を拡大したいと考えている。この新しい事業展開を成功させるにはどのように推進するべきか、120字以内で助言せよ。
A

C社は、社長のレイアウト設計経験を活かし、小規模工場や物流施設の新設・更新ニーズを捉え、自社企画搬送機器の設計から製造までを一貫した提案営業を行う。これにより、既存のX社依存度を低減し、事業規模の拡大と収益基盤の強化を同時に推進する。(117字)

根拠選択のアドバイス

1)加点できる点

C社の社長の工場設備レイアウト設計経験という独自の強みを起点に、小規模工場や物流施設の新設・更新という具体的な市場ニーズを捉え、自社企画搬送機器の設計から製造まで一貫した提案営業を行うという、明確な事業展開が示されています。これにより既存のX社依存度を低減し、事業規模の拡大と収益基盤の強化を同時に推進するという戦略目標への貢献も明確であり、優れた答案です。

2)他に使える根拠

C社は「コンベヤ式や昇降式、パイプライン式など、移動する対象の形状や大きさ、移動方法に合わせたさまざまな形態」の搬送機器に対応できる技術力を持っており、顧客の多様なニーズに応える提案力をさらに磨くことが成功の鍵となります。また、C社が既に「X社以外の工作機械メーカーや物流機器メーカーの特注品受託生産も獲得するようになった」という実績があることから、この提案営業の成功体験を深掘りし、直接契約に繋げるノウハウを体系化することも、事業推進における重要な要素となります。

今日のまとめ

Q
「事例Ⅱ」ノリの延長で与件根拠をひたすら回収し、それをパターンが毎回変わる120~140字に盛り詰めするから、Ⅲのふぞ答案は国語が破綻。そうでなくNotebooK LMを使い、年度をまたいで解答要求別に書き方のコツを押さえれば、「Ⅲ」は意外に難しくない。
A

生産現場の環境&進捗は毎回変わり、同じ決めつけパターンは通用しない。試験合格を目的化する勢い余り、「事例Ⅲ作問をパターン化」するのが試験委員にとって最大のNG行為と隣のD社が思い知るのは、早くて数年後です。

■■ここからテンプレ■■

-J事例Ⅲ

PAGE TOP