ふぞろい層=レイトマジョリティにまで浸透したノウハウ・パターンから狙い撃たれてショボンの試験では、隣がまだ知らない学習法をやった者が勝ち。AIにわざと嘘を作問させてその嘘を見破る「過去問類題解き放題」が、いよいよGWに登場します。

A経済学

【R7ミクロ 】「2次」合格者の質向上策~正答率AB7+CD4マーク

R7合格者から漏れ聞こえる噂を聞くと、過去になくふぞろいを脱してキラキラ粒揃い。そのメカニズムを「試験委員による意図的な採用削減」と知り、R8「1次」「2次」がどの程度難化するかを読み解けます。

①診断士合格枠と難度を決める市場均衡

診断士試験における合格者数と試験の難易度は、需要と供給が一致する市場均衡点のように、社会が求める水準で決定されます。

求められる診断士像と受験生の質のバランスが保たれることで、資格の価値と市場での信頼性が適切に維持される仕組みです。

②1,600名バブルの爪痕~ノウハウ!パターン!の外部不経済

合格者数が実態以上の規模へ膨らむと、受験産業が手軽な暗記や解答パターンを過度に推奨し、本質的な思考力が軽視されます。

結果として、実務に通用しない表面的な知識を持つ者が増え、社会全体にマイナスの影響を与える外部不経済が発生するのです。

③合格枠規制で質が高まりキラキラ

試験委員が本来の基準で合格枠を適正化する介入を行うと、安易なテクニックへの依存が排除され、受験生の真の思考力が育ちます。

これにより合格者の質が底上げされ、社会から高く評価される魅力的な中小企業診断士が市場へ輩出される好循環が生まれます。

【R7ミクロ 】「2次」合格者の質向上策~正答率AB7+CD4マーク

つまり1,600名合格バブルの時代は同友館ノウハウも2割で通用するが、合格数1,240→1,000名以下に絞る厳選期では通用しない。そこを知った上で、同じ論点が繰り返し出題される「運営」「経済」に限り、過去問の答を完全にマスターする同友館戦略にミートしてその強みを奪取します。

正答率AB~見慣れたグラフでまず得点

R7第15問 供給関数 (1)C (2)Bランク

MCはTCを微分した「もう1単位増やすときの追加費用」。AVCが上がればMCも上がる。固定費とは無関係。AC・AVCがそれぞれ最小になる点で、ちょうどMCと交わる。

企業の短期費用曲線に関連して、下記の設問に答えよ。
(設問1)
 限界費用に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 限界費用が一定のとき、供給の価格弾力性はゼロ(→○無限大)になる。
○b 生産量の増加とともに平均可変費用が上昇するとき、限界費用も逓増している。
×c 平均固定費用の低下は、限界費用を低下させる(→○に影響しない)
×d 平均費用が最小のとき、限界費用も最小である(→○は増加している)

見慣れた論点でも、グラフを省略されると理論で答える難度が大きく上がる。誤答しやすい×dがなぜそうかを理解するため、テキストや動画に頼らず以下の図解をAIで作るプロンプト力を磨くと有利です。

P=MCとなるQ2が利潤最大の生産量。総収入はP×Q2の長方形全体。固定費は何個作っても変わらない。Q2を超えて作るとMCがPを上回り、その分だけ損が積み上がる。

(設問2)
下図は、ある財を生産する企業の限界費用曲線MCと当該財の価格Pを表している。
この図に関する記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 生産量がQ2のときの総収入は、⑵と⑷(→○(1)~(4))を合わせたものである。
○b 生産量がQ2のときの固定費用と利潤の合計は、⑴と⑶を合わせたものである。
×c 生産量をQ2からQ1に減らすと、固定費用は⑷の分だけ減少する(→○変化しない)
○d 生産量をQ2からQ3に増やすと、⑸の分だけ追加的な損失が発生する。

限界費用曲線⇔価格×数量の面積=総収入の関係がわかる良問。(1)~(4)が総収入であるとき、(2)+(4)=可変費用(変動費)なので、残る(1)+(3)が固定費+利潤です。

(設問1)abcd
×ア
×イ
×ウ
×エ
○オ
(設問2)abcd
×ア×
×イ××
×ウ×
○エ
×オ×
R7第14問 スルツキー分解 Aランク

X価格低下による消費変化を代替効果→所得効果の2つに分ける。「上級財」「下級財」の知識がなくても当たるので、ここで覚えてしまいます。

ある家計が所得をすべて使ってX財とY財の消費に充てるものとする。当初、予算制約線ABの下で、無差別曲線と接する点Fで最適消費が達成されていたが、X財の価格が変化し、予算制約線がACにシフトしたことで、無差別曲線と接する最適消費点は点Hに変化した。下図には、予算制約線ABと点Fで接する無差別曲線に対して点Gで接する、予算制約線ACと同じ傾きの直線DEが描かれている。
 この図に関する記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a 上級財であるX財の消費量は、代替効果で増加し、所得効果でも増加した。
×b 下級財(→○上級財)であるX財の消費量は、代替効果で減少(→○増加)し、所得効果でも減少(→○増加)した。
○c 上級財であるY財の消費量は、代替効果で減少し、所得効果では増加した。
×d 上級財であるY財の消費量は、代替効果で増加(→○減少)し、所得効果でも増加した。

スルツキー分解では、代替(ダ)→所得効果(シ)の順に考える。「上級財」「下級財」は追加の上級知識になりますが、スルツキー分解をまず当ててから進んで覚える知識です。

abcd
○ア
×イ×
×ウ×
×エ××
R7第12問 市場均衡 Bランク

供給シフト要因を「生産者側」(原材料費・補助金・技術など)、需要シフト要因は「消費者側」(代替財価格・資産・嗜好など)に分けて考える。代替財価格下落は自財需要を減らし。資産増加は上級財需要を増やす。

完全競争市場における、ある上級財の需要曲線と供給曲線のシフトに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a この財にとって代替的な財の価格が下落すると、需要曲線は(→○左)方向にシフトするが、供給曲線は変化しない。
×b 消費者の保有する資産額が増加すると、需要曲線は(→○右)方向にシフトするが、供給曲線は変化しない。
×c この財を生産する企業に生産物1 単位当たり定額の補助金が交付されると、供給曲線は(→○右)方向にシフトするが、需要曲線は変化しない。
○d この財を生産するに際しての原材料費が増加すると、供給曲線は左方向にシフトするが、需要曲線は変化しない。

選択肢で与えられた変化が、供給⇔需要曲線どちらに影響し、左⇔右どちらにシフトするかを答える。テキストレベルです。

abcd
×ア
×イ
×ウ
×エ
○オ
R7第17問 3余剰分析(外部不経済) Bランク

負の外部性を持つ財は外部費用を無視して生産され、社会的最適量を超えて供給される。その超過分は社会的費用が便益を上回る領域なので、その分だけ純粋な損失として厚生が目減りする。

工場排水が自然環境と近隣住民の生活に悪影響を与えるような、生産活動に負の外部性が伴う場合の市場均衡を考える。下図には、需要曲線D、私的限界費用曲線S0、社会的限界費用曲線S1が描かれている。市場均衡は点Hで与えられ、均衡価格はP、均衡取引量はQである。また、社会的な最適点は点Eである。
この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a 市場均衡の下での生産者余剰は、三角形PBHである。
×b 市場均衡の下での外部費用は、四角形EFHG(→○CBHG)である。
○c 市場均衡の下で生じる厚生上の損失は、三角形EHGである。
○d 最適点が達成された場合の社会的余剰は、三角形ACEである。

具体的には、負の外部性=隣のふぞろいが言い散らかすノウハウ・パターンで試験委員や他の受験者が迷惑を被るとする。すると合格定員が1,600名バブル→1,000名以下へと削減が進み、ノウハウの言い散らかしが規制されます。

abcd
×ア
×イ
○ウ
×エ
×オ
R7第18問 貿易と関税 (1)(2) Bランク

自由貿易では国内価格が世界価格に一致し、閉鎖経済より社会的余剰は純増することを余剰分析の面積で示し、さらにトランプが関税を乱発するとどのような厚生損失が発生するかを確かめる。

ある国際的に規格化された財に対する関税の効果を考える。国際市場でPfの価格が成立している当該財の国内需要曲線はD、国内供給曲線はSである。したがって、貿易を行わない閉鎖経済の下では、Pcの市場価格が成立する。
当初、この国では当該財について自由貿易体制がとられていたが、輸入財1 単位当たり一定の関税が賦課されたことで、国内価格はPdに上昇することになった。
この図に基づいて、下記の設問に答えよ。
(設問1 )
 当初の自由貿易下における状況に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a この財を生産する国内企業の供給量はQ4(→○Q1)である。
○b 消費者余剰は、閉鎖経済の場合に比べて四角形PcPfIBだけ大きい。
×c 生産者余剰は、閉鎖経済の場合に比べて四角形PdPfFC(→○PcPfFB)だけ小さい。
○d 社会的余剰は、閉鎖経済の場合に比べて三角形BFIだけ大きい。

(設問1)はテキストレベルの再確認。価格Pc(またはPf)の上の三角形が消費者余剰、下の三角形が生産者余剰です。

(設問2)
 自由貿易から関税政策に移行したことの効果に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a 輸入量の減少分は、線分Q1Q2と線分Q3Q4の合計である。
○b 消費者余剰は、自由貿易体制の場合に比べて四角形PdPfIEだけ小さくなる。
×c 関税による政府の収入は、四角形PdPfHE(→○CGHE)である。
×d 関税の導入に伴う厚生上の損失は、四角形CFIE(→△CFG+△EHI)である。

(設問2)の関税の効果とその損失もテキストレベル。類題が何問も出ているのでここはパターンで覚え、不測の文章題知識出題に備えます。

(設問1) abcd
×ア
×イ
×ウ
×エ
○オ
(設問2)abcd
×ア
○イ
×ウ
×エ
×オ

特に「経済学」の正答率ABは、過去問やテキストに収録された答を覚えて当たる設問。そして続く勝負所の正答率Cがどう捻ってくるかに身構えます。

正答率CD~見慣れぬ論点もたまに出題

R7第13問 価格弾力性 Cランク

需要の価格弾力性=「価格が1%変化したとき、需要量が何%変化するか」を示す比率(絶対値)。1より大きいと弾力的(数量変化>価格変化)、小さいと非弾力的。代替品が多い財・長期ほど大きくなる。

需要の価格弾力性(絶対値)に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×a 需要の価格弾力性がゼロであれば、価格の上昇によっても消費者の支出総額(→○購入量)は変化しない。
○b 需要の価格弾力性が1 より大きければ、価格の下落によって消費者の支出総額は増加する。
×c 同一の財について長期間で計った需要の価格弾力性は、短期間で計った場合よりも低く(→○高く)なりやすい。
○d 需要曲線が横軸に水平な直線である場合、需要の価格弾力性は無限大である。

当問は○bdの知識一択で当たるが、正答率Cということは×アを正解に選んだ方が多そう。ヒトは一度正解と決めつけると見直す注意力が落ちるので、隣のふぞろいの「うっかり決めつけ癖」を厳に避けます。

abcd
×ア
×イ
○ウ
×エ
×オ
R7第19問 分配不平等 Cランク

「年収の壁」引き上げ(基礎控除の増額)を扱う時事問題。減税の絶対額は全員同じでも、所得が低いほど平均税率への影響が大きく恩恵をより強く受けることが、グラフで読み取れる。

下図は、所得税において一定の所得水準までは課税しない基礎控除の効果を考えるため、縦軸に税額、横軸に所得をはかり、線形の課税線OABを描いている。
このうちABの部分は、
   T=t(Y-A)
で定義され、Yは所得金額、Tは税額、tは比例税率、A(図の線分OA)は基礎控除額を表している。
この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
○a 所得Y1を得る者と所得Y2を得る者では、追加的な同額の所得に対して課せられる税額が等しい。
×b 所得全体に占める税額の割合は、所得Y1を得る者の方が所得Y2(→下線部あべこべ)を得る者よりも大きい。
×c 税率を一定にしたまま基礎控除額をY0まで引き上げることによる減税額は、所得Y2を得る者の方が(→○と)所得Y1を得る者よりも大きい(→○で等しい)

×bcは「同友館流の正解丸暗記」でなく、その場の問に応じて答を求めるアドリブ問題。ここを慌てず当てると「2次」当確ルートで、そうでないとふぞろいルートです。

abc
×ア
×イ
○ウ
×エ
×オ
R7第20問 分配不平等 Bランク

ローレンツ曲線とは、世帯を所得の低い順に並べ、下位何割の世帯が全所得のいくらを占めるかを示す曲線。対角線との間の面積÷三角形OABの面積がジニ係数で、1に近く曲線が凸になるほど所得不平等。

下図は、縦軸に所得累積比率、横軸に世帯累積比率をはかったときのローレンツ曲線を示している。
この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア aのローレンツ曲線は、所得が1つの世帯に集中している(→○全世帯で均等である)状態を表している。
×イ のローレンツ曲線は、(→下線部あべこべ)のローレンツ曲線よりも所得がより不平等に分布している。
○ウ ローレンツ曲線がcの場合のジニ係数は、ローレンツ曲線がbの場合のジニ係数より大きい値となる。
×エ ローレンツ曲線が線分OBAで表される場合、ジニ係数はゼロ(→○1)である。

第19&20問はミクロ経済のラスト「市場の失敗→所得分配の不平等」なる珍しい所から出題。(設問2)はジニ係数は0⇔1どちらが不平等かを覚え損ねると、誤答×エに誘導されます。

R7第16問 独占 Dランク

独占では売量を増やすと価格が下がるため、企業はMR=MCとなる数量で生産を止め、その量を需要曲線に当ててP₁を設定する。競争均衡(P₂=MC)より少ない供給・高い価格となり、本来成立できた取引が失われた分が厚生損失になる。

独占市場を示した下図において、この財の需要曲線がDで与えられ、MCが企業の限界費用、MRが同じく限界収入である。この独占企業が利潤の最大化を図る場合の価格と、総収入の最大化を図る場合の価格の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
利潤最大化総収入最大化
×アP1P2
○イP1P3
×ウP2P1
×エP2P3
×オP3P2

当問は×ア(総収入最大化=P2)を選ばせるひっかけ。そうでなく一見見慣れないP3:MR=0に気づくと、そこが最大収入=○イを選べる。ここを当てる用心深い方は、2次事例で確実にA評価を取れます。

第13問価格弾力性は苦手で後回し、第19~20問の分配不平等は毎年出ないので後回し。その上で第16問独占を心理的に誤答×アを選ぶひっかけにする作問心理まで知る。するとR8「1次」「2次」をWで難化させ、合格枠1,000名割れを狙ってくると予想できます。

今日のまとめ

Q
公務員試験でしっかり出題され、本来は時間を掛けて理解で解く「ミクロ経済」を、過去問主体&AI補足であっさり解き進むのが診断士。具体的には過去問で類題の答を覚えた上で、正答率Cの現場アドリブに対応できる程度の理解を済ませる。
A

そして正答率C程度の理解があれば、その合格枠を1,600→1,240名へと2割減らすと、その合格の質がどう上がるかもよく分かる。具体的には合格ボーダーの上でノウハウを叫ぶ受験産業の誇張を全カットすると視界がスッキリ開けます。

■■ここからテンプレ■■

-A経済学

PAGE TOP