数ある口述試験失敗談に共通するのは、「想定問答の丸暗記に終始し」「それを夢中で答えた結果」「試験官にツッコミされて頭が真っ白」。そこで想定問答丸暗記を全く不要にする賢い口述対策を、1/5から5回シリーズでお送りします。

★To-Be目指す答案

【AI時代の試験の勝ち方:ヒト優位説】来年はAIが苦手の所が加点対象

試験対策に生成AIが本格普及したR7「2次」は、マシマシ根拠のタイムトラップを仕掛けた試験委員の圧勝。そしてGemini3登場でAIがパワーアップするR8「2次」は、AIの苦手な所が出題ポイントになるでしょう。

①試験のAI活用は3rdステージに

Gemini 3登場により、過去問に偏った受験ノウハウは完全に代替され、どの答案も瓜二つになってしまう大激戦の時代が始まります。

キーワードの数や因果関係構築力だけでは差がつかず、受験生はAIには不可能な「現場の感情」を汲み取る力を示し、独自の付加価値を答案に込める必要があります。

②AIへの抵抗を示す古参社員

AIの導く最適解は効率的ですが、現場を支える古参社員のプライドを無視しがちで、「現場を知らない」という強い心理的抵抗を生みます。

AIは計算には長けていますが、組織変革の最大の障壁となる、こうした「対人感情の機微」や「非合理な抵抗」を解釈できないのです。

③AIと古参社員の橋渡しを務める診断士

AIの冷徹な提案を現場の心情に配慮した「温かい言葉」に翻訳し、古参社員の納得と協力を引き出す高度な調整能力です。

完璧な論理を持つAIと、感情を持つ人間との間に立ち、そのギャップを埋める「橋渡し役」としての振る舞いこそが診断士の真価です。

④新たな加点基準が「ヒトの温もり」

AI提案を鵜呑みにせず、現場の士気や組織風土を守るためにあえて修正を加える「ヒトの温もり」ある判断が、最大の加点事由になります。

論理的な正解に対し、人間ならではの配慮を加えて実行可能性を高めるプロセスこそが、これからの2次試験で最も重視される評価軸なのです。

【AI時代の試験の勝ち方:ヒト優位説】来年の加点基準はAIが苦手の所

「寄り添う!」「伴走!」を連呼し、「ヒトの温もり感」には強い隣のおじオバ診断士。AIに抗う古参社員の肩を持つのか、橋渡し役になるのか、来年試験の採点結果に注目です。

診断士が単身乗り込んだ所で、AIに仕事を奪われる古参社員が抵抗するのは当たり前。その抵抗を躱すしなやかさがヒトの優位性であり、そこが今後の加点基準になるでしょう。

Step-1:論理だけでないヒトの判断

①社長の強気は弱気の現れ?

与件文の社長は強気な発言の裏に事業承継への不安や諦めを隠していることが多いため、表面的な言葉だけを追うと本質を見誤ります。

そこで頑固な社長役を演じるAIとの対話演習を繰り返し、論理矛盾から隠された感情を読み取る力を養えば、真の課題に到達できます。

②必ず合理的とは限らないヒトの判断

経済合理性だけの提案は、古参社員のプライドや地域とのしがらみといった「非合理な壁」に阻まれて、現場では拒絶されることがよくあります。

人間特有の感情的な事情を排除せず制約条件として計画に組み込めば、現場の人々が腹落ちして実行できる「納得解」を作り出せます。

③流行りのカタカナ用語を分かりやすく言い換え

専門用語を羅列しただけの助言は相手に「上から目線」という印象を与えてしまい、信頼関係を築けないまま提案が無視されてしまいます。

相手の知識レベルに合わせて「API連携」を「台帳の自動化」と言い換えるような翻訳トレーニングを積めば、社長の心に響く助言が可能になります。

具体的には、AIに全て任せて判断させると、有無を言わさぬド正論を並び立て、ヒトの仕事を奪いにかかる。そうでなく古参社員の気持ちに配慮を示し、相手が気づかぬうちにAIを実装して一気に高収益転換してこそ診断士です。

Step-2:R8加点基準の目玉が「ヒトの温もり」

①多数派同質答案に寄せると、どうあがいても2割ボーダー

予備校の型にはまった金太郎飴のような答案は試験委員に飽きられており、その他大勢の中に埋没して合格点に届きません。

企業の創業時の想いや苦難の歴史を一貫したストーリーとして再構成し、その会社だけの未来図を描くことで、採点者の記憶に残る答案になります。

②しつこいけれど解像度の高い具体策

「教育を徹底する」といった具体性のない記述は現場の実情を無視した空論と見なされ、実現可能性が低いとして減点の対象になります。

熟練工の技術をスマホで撮影して動画化するといった現場の風景が浮かぶ具体的施策を書けば、実務能力が高いと判断され高得点に繋がります。 

③ゴリ押しトップダウンを避ける組織学習あっての診断士

新しい施策を導入すると必ず変化を恐れるベテラン層からの反発が起きるため、強引に進めると組織が混乱して失敗します。

反対する社員に新たな役割や名誉ある肩書きを与えるといった心理的な配慮を答案に盛り込めば、組織の摩擦を予測できるプロとして評価されます。

古くはモチベ理論、少し経ってチーム理論、最近は多様な考え方を認める心理的安全性。このような「ヒトの温もり」を組織かつ体系的に学ぶ診断士の活躍は、AI時代に広がる一方です。

Step-3:「やればできる」を「あえてやらない」余力

①フレームワークの課題発見力は変わらず重要

与えられた設問に答えるだけでは表面的な対症療法にしかならず、会社が抱える根本的な病巣を取り除くことはできません。

「なぜ今までそれができなかったのか」と問い直して組織風土や意識の問題まで掘り下げることで、本質的な経営課題を発見できます。

②AIに指示するプロンプト力勝負

AIを単なる検索ツールとして使うのではなく、優秀な部下として扱い適切な視点を与えることで、分析の質を飛躍的に高められます。

あえて反対意見を出させるなどの明確な役割を与えて議論させる「指揮官」としての訓練を積めば、多角的な視点を持った厚みのある思考が身につきます。

③AI提案の全ては「あえてやらない」

中小企業の経営資源は限られているため、全ての課題を解決しようと総花的な提案をすると、力が分散して共倒れになります。

AIが出した選択肢の中から「あえてやらないこと」を捨てる決断を下し、そのリスクを負う覚悟を示すことで、経営者に寄り添うリーダーシップを証明できます。

どんな新局面でも、自ら考えプロンプトで手を動かして、鮮やかに解決する上位5%の診断士。「AI依存バカ」を避け、AIを操る【プロンプト力】を競う試験になるのは、既に本気のガチです。

今日のまとめ

Q
古参社員の居場所が世界規模で同時削減されるAI時代だからこそ、AIに出せない「温もり」がヒトの優位性。そこを「ゴリ押しトップダウンを避け」「あえてやらない」と解像度を上げて実行しやすくするとは、さすがAI?
A

Gemini3登場で「2次」対策でのAI活用は常識以前に。ここでA~C社長の悩みは、「AIを使え」と言っても嫌がる古参社員の抵抗であり、そこが来年の出題ポイントとプロンプトするのがヒトの優位性です。

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