R7「2次」採点結果をAI解析すると、試験委員が「試しにAIに事例を解かせ、それが誤答になるよう制約条件を設けてひっかけ」している様子がありあり。そこでAIの誤答を見破る力を計画的に高め、未だにAIをまともに使えない隣のふぞろいを、スタート時点で蹴散らします。

かつて難関だった記述式の2次試験も、今やAIが過去問を分析し、瞬時に完璧な「合格率99%の回答」を作成する時代になりました。
情報の整理や論理構成といった「2次処理」は今後さらにAIの独壇場となり、人間がこの領域で差をつけることは難しくなっていきます。
AIには真似できない人間の強み、それは現場のリアルな「生の声」や肌感覚に基づく「生きた1次データ」を持つことです。
データ化されていない事象をキャッチし、それが診断士の力となる「1次知識」であると認識する力こそが、今求められています。
AIが出力する高度な2次処理結果を活用するためには、そのベースとなる強固で「正しい1次知識」が不可欠です。
暗記中心の試験で問われるような基礎知識を地道に蓄積し、自分だけのデータベースを構築することが、将来の強力な武器になります。
蓄積した「正しい知識」があれば、AIが自信満々に提示するもっともらしい「A案」が、実は「ひっかけ」であると見抜けます。
AIのエラーを自らの知識で正し、真の正解である「B案」を導き出せる人材こそが、最終的に「合格」を勝ち取る勝者となるのです。
【2026試験の本格準備(後)】一度AIに解答させて、そこでひっかけ
既に多数派同質化したふぞろいレベルの2次答案なら、既に生成AIの独壇場。そこで1次データ⇔2次情報処理の違いに注目し、隣のふぞが苦手な1次4択マークを強化します。
Step-1:2次情報処理はAI独壇場 ~論理と記述の自動化~
最新の生成AIは日本の司法試験など独特のお作法を求める試験こそまだ不得手であるものの、公認会計士や中小企業診断士の短答式試験では既に優秀な実績を収めていることが知られています。
これからの人類は綺麗なレポートを書くスキルだけではAIに勝てないため、情報を加工する処理能力よりも次章で述べるような前提条件の定義や意味づけといった判断力で勝負する必要があります。
「Chain-of-Thought」という技術によりAIは複雑な問題を段階的に分解して考えられるようになり、人間が頭の中で行うような論理的な推論プロセスを自動で実行できるようになりました。
さらにAIの論理ミスを点検してくれる自動推論機能の実装も始まり、ビジネスの現場でもAIが出した答えの整合性を人間が確認する手間が減り、任せられる領域が広がっています。
自律的に動くAIが「エージェント」として登場し、調査や分析といった時間がかかる業務を人間より遥かに速く、かつ正確にこなせるようになったため、中間業務はAIに任せるのが合理的です。
情報処理という作業の価値が劇的に下がった結果、試験で処理能力を問う意味は薄れ、人間には処理の前段階にある「知識の入力」や、後段階の「責任ある判断」が求められるようになっています。
診断士「2次」のようにあえて意地悪くノイズを混ぜた大量情報を同時処理するなら、生成AIの方が既に安定。この先「2次」がさらに難化するほど、ヒトよりAIが優位に立つ流れは止まりません。
Step-2:ヒトの違いは1次データの収集能力 ~データの指揮官に~
AIは指示された作業を完璧にこなしますが、なぜその作業が必要かという背景までは理解できないため、人間はAIに戦略的な目的と倫理的な制約を与える「司令塔」になる必要があります。
人間が「ミッション・コマンド」のように仕事の目的を定義してAIに実行させる分業体制を築くことで、AIの圧倒的な処理能力を活かしつつ、社会的に責任のある成果を出すことができます。
AIに正しい判断をさせるには、熟練した医師が「レントゲン画像」の影を病気と見抜くように、現場の経験に基づいた正しい「正解データ」を人間が定義して教えることが不可欠です。
専門家が議論して納得できる答えを決める過程はAIには真似できないため、教科書にはない現場の経験や感覚といった「1次知識」を持つ人材の価値が相対的に高まっています。
コンサルタントの仕事は、顧客の悩みに答えることから、顧客のために「AIに解かせるべき正しい問い」を設計し、AIという強力な建築家を使って解決策を作る役割へと変化しています。
ネット検索で得られる2次知識の価値は下がりますが、現場の空気感や人間関係といったAIが知らない情報を統合して「意味づけ」を行う力こそが、人間に残された聖域となります。
2次情報処理が生成AIの独壇場になるほど、その前工程の1次データ収集や、AIの正誤を判定する「正しい1次知識」が重要に。この流れを掴めばこれからの試験で勝てます。
Step-3:診断士試験は1次回帰に~競争力の源泉~
記述式の試験で論理力を問うても、「GPT-4」が模範解答以上の文章を作れる現在では、それが受験者本人の思考力を反映しているか判別できず、評価としての有効性が失われています。
形式的な文章力を競うことはAIと不毛な競争をすることになるため、試験は記述の巧拙ではなく、その土台にある知識の正確さや判断の妥当性を問う方向へと転換しなければなりません。
試験委員は受験者に論理マシーンになることを求めず、AIが知らない「現場のリアリティ」を持ち、AIの出力に人間としての意味を与えられる人材を評価の基準にすべきです。
記述偏重の2次試験の比重を見直し、知識の源泉を問う「1次試験」的な基礎への回帰を進めることが、AIと協力して価値を生み出せる真のプロフェッショナルを育てる唯一の道です。
AIはしばしばもっともらしい嘘をつくことため、受験者には膨大なノイズの中から「決定的な事実」を見つけ出し、提示された情報の真偽を見抜くための強固な知識が求められます。
適切な指示を出すには問題の本質を理解している必要があるため、基礎知識を問う「1次試験」の学習こそが、AIを正しく使いこなすための最も重要な土台となります。
リアルなビジネスが「2次情報処理」→「1次データ収集力勝負」になるのと同様、診断士試験の勝負所も「2次対応の国語力」→「正しい1次知識力」に大きくシフトする。「2次」を当確するには「1次」高得点狙いの流れがいよいよ加速します。
今日のまとめ
こらこら、今年も痛い目にあったのにまだそれでは、隣のふぞろい認定の刑。診断士「2次」がAIの誤りを見抜く試験になるずっと前から、「1次」は嘘つき4択のエラーを見抜いて知識を高める試験です。