数ある口述試験失敗談に共通するのは、「想定問答の丸暗記に終始し」「それを夢中で答えた結果」「試験官にツッコミされて頭が真っ白」。そこで想定問答丸暗記を全く不要にする賢い口述対策を、1/5から5回シリーズでお送りします。

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【2025年試験の反省①】サヨナラ1,600名合格バブル~前年比△216名減の狙いと対策

定率18.2%で合格させる「2次」で、その申込数が前年8,442→当年7,200名に△15%削減されると、合格数も1,516→1,300名に△216名減る。これを来期「1次」の難化と読んで身構えるのが、上位5%の先読みスキルです。

①R7合格数1,300名(前年比△216名)と予想

診断士試験は「量の拡大」を終え、R7年度は合格枠を1,300名へ絞り込む「質の追求」へと確実にシフトします。

前年比△216名という数字は、単なる揺り戻しではなく、試験制度そのものの構造改革が断行される決定的な証左です。

②「2次」合格定率18.2%は維持される

2次合格率を急落させると受験人気が低迷するうえ、実力不足のまま「2次」に滞留するベテばかりが増えるリスクが生じます。

受験者のモチベーション維持と制度疲労を防ぐため、運営側は2次試験の合格率を極端に下げることを避ける傾向にあります。

③「量から質」への転換が本格化

そのため、2次試験の合格率(期待値)を維持しつつ総数を絞るべく、1次試験の難易度を先行して上げる調整が行われます。

1次試験による事前の「厳選」こそが、質の高い人材を2次へ送り込みつつ、試験制度全体のバランスを保つ唯一の解です。

④「2次」の先行指標として「1次」が難化

この力学を理解し、難化する1次試験を「最大の障壁」と予測して対策を打つことこそが、合格を確実にする最善手です。

環境変化を先読みし、AI等で学習の質を高めて1次を盤石に突破する戦略が、結果として2次合格への最短路となります。

【2025年試験の反省①】サヨナラ1,600名合格バブル~前年比△216名減の狙いと対策

協会公式HPで公表される統計資料を積み上げると、試験の変化が良く見える。それを表のままでボーっと眺めず、意図を持たせたグラフにすると、来年試験のミライが読めてきます。

Step-1:1,600名合格バブルはコロナの遺産

①もともと2019(R1)から合格枠増を決めた所にコロナが重なる

2021年(令和3年)はコロナ禍の補助金需要で診断士不足が懸念されたため、国が合格の門戸を大きく広げる政策を採りました。

その結果、過去最多となる5,839名の1次合格者が一時的に生まれましたが、この数字はあくまで例外的な「補助金バブル」であり、既にブームは遠い昔となっています。

②AIで士業の作業が消滅し、どの国家資格も「量から質」へ

生成AIの普及により、かつて各士業が担っていた書類作成などの定型業務の価値が消滅したため、どの士業も今後は合格枠が減っていくことが見込まれます。

一方で黒字リストラに代表される資格試験の志願者数が増加するため、各資格の試験委員はこの需給の入れ替わりを活かし、「量から質」への転換を図っていきます。

③診断士「2次」の難度/合格数の先行指標が「1次」

試験委員は資格のブランド価値を守るために合格者数を計画的に減らす措置を断行し、誰でも受かる時代を完全に終わらせました。

既にR7一次合格者は4,344名まで意図的に絞り込まれており、この減少トレンドは今後も継続することになります。

隣の同友館に代表されるたまたま合格ボーダー勢が加工された2次データ=「過去問とノウハウ」に依存するとき、他資格試験やビジネス環境・1次受験数や合格率といった1次データを組み合わせ、試験や資格のミライを予測し備えます。

Step-2:前年1,516→今回1,300名合格への削減インパクト

①「2次」合格率は2015年から10期連続18%台前半

R7「2次」では、受験者7,200名に対していつものように初見のクエストが繰り出され、そのうえでアドリブ対応を求める近年の作問傾向が強化されました。

そこに受験者数が減れば合格者も減るという「18.2%の法則」が適用される結果、合格者は前年から大幅減の1,300名にとどまるとする観測が強まっています。

②AI普及での下位15%カットで合格者の質が向上

AIでも書けるような一般的な解答は評価されなくなり、合格基準である前年240点付近にいたボーダーライン層が一斉に不合格とされるでしょう。

独自の思考力を示した1,300名だけが選ばれたという事実は、試験委員が求める基準が劇的に上がったことの何よりの証明です。

③R7合格1,300名は、従来と違う「質の高さ」を自負

診断士には独占業務がなく人材の質が全ての資格であるため、国が再び合格者数を増やして1,600名時代に戻すことはありません。

今後はChatGPTなどのAIには真似できない「現場の文脈を読む力」が重視されるため、少数精鋭の選抜が永続的に続くことになります。

「事例Ⅳ」を筆頭に作問採点を毎年恣意的に変え、学習施策の上位シフトを促し、合格枠を大きく絞った試験委員。R7試験合格者には、既成の情弱ノウハウの裸踊りに邪魔されない、AIシフトの情報発信力が期待されます。

Step-3:2026「1次」は単純知識が減って大幅難化に

①「1次」540点の高得点通過で「2次」は当確

記述式である2次試験の採点枚数にこそ余力があっても、「2次」の合格定率18.2%を維持しつつ合格数を絞るため、今後はマークシートの「1次」で受験者の絞り込みが強化されます。

そのため、2026年の1次試験は単なる通過点ではなく、2次試験に進むための最大の難関として立ちはだかることになるでしょう。

②暗記科目で強く問われる「国語力」

知識を問うだけの問題はAIで即答できてしまうため、経営法務や情報システムといった科目では、答えのない「推論力」が問われるようになります。

単語を覚えるだけでは太刀打ちできず、事例問題のように現場の状況を読み解く深い思考力がなければ、足切り点を回避できなくなります。

③AI普及で「暗記の量」から「思考の質」にシフト

これからの学習では、AIを仮想の試験委員に見立てて自分の思考の浅さを指摘させるような、実務シミュレーション型の訓練が必要です。

1次試験の段階から「なぜそうなるのか」を考え抜く学習に変えることだけが、2026年の狭き門を突破する唯一の生存戦略です。

俗に私大文系といわれる平凡なホワイトカラーの働き口が消滅し、これからの高校→大学教育では高いレベルの「国語能力」→理系の「論理能力」に加え、英語ができればベストです。

今日のまとめ

Q
4択マーク暗記&キーワードの盛り詰めと試験を舐めプして合格自慢を繰り返す、隣のふぞろいが下位15%カットの憂き目にあっていよいよ末路へ。そしてまさに今この瞬間のAIスキルの巧拙が、今後のキャリアを決めるだろう。
A

具体的には、2次「事例Ⅱ」はもう全く点差がつかず「Ⅰ」「Ⅳ」でも施策は一巡。AIによるホワイトカラー消滅とブルーカラービリオネアの波に乗り、これからは「事例Ⅲがカギ」と予測するのは、私だけではないでしょう。

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