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【開幕序盤で早くも二極化】AIで疾る2割とその他6割

そうやってすぐ「多数派同質答案」を目指すから、試験を何回受けてもモブキャラ扱い。そこにキラリと光るマジカルツールが噂の学習専用AI=Notebook LMです。

①イノベーター「自走型の挑戦」

最新ツール(NotebookLM)を活用し、自ら思考し動くことで効率的に因果の答案を作成。外部に頼らず、自己完結できる学習スタイルを指す。

②キャズム「思考の谷を越える試練」

知識の暗記や作業型学習では突破できない段階。発想力や構成力など、思考の質を問われる難関ポイント。ここを越えられるかが当落の決め手になる。

③レイトマジョリティ「多数派同質答案の落とし穴」

ふぞろいなどの既存解答集を頼り、根拠を盛り込むことに集中。見た目は完成度が高いが、試験委員の意図や採点基準から微妙に外れるリスクあり。

④ラガード「時代遅れの高額投資」

Fランクスクールに多額の課金をしても、過去のやり方に固執して成績が伸びない。時代に合わない学習法で努力が報われにくい層。

【開幕序盤で早くも二極化】AIで疾る2割とその他6割

診断士「2次」のわりと醜い争いは、「1次」直後の1週間で勝負が決まる。今年で言えばNotebook LMに乗り換えを決めたアーリーアダプターと、100字の手書きにこだわるレイトマジョリティーに二極化しました。

Step-1:80分の試験が生んだ、採点者が読みやすい「構文」

①80分の試験で当確答案

試験は80分、採点は大量処理という現実があるため、採点である試験委員は一度読むだけで因果が通る文章を高く評価します。

R4~6年では与件文の情報量を意図的に多くして、すべてを書き写そうとすると時間が足りなくなる設計が続きました。だからこそ、受験者は「課題→打ち手→効果」という骨格を先に決め、その骨格に合う根拠を必要最小限に選ぶ時代に入ります。

はじめに枠組みを固定すると、読み直しや迷走が減り、短い文で一直線に結論へ到達できます。結果として100字で1文を3つの短いセンテンスに切り分ける書き方(課題。打ち手。これにより効果。)が、時間設計と採点現場の双方に最も適合します。

②1文3センテンス因果で高まる解像度

題意に正面から答えるには、与件の言葉で課題を特定し、自社の資源や制約に合う具体的な打ち手を置き、与件に根ざした測れる効果(例:短納期、在庫削減、粗利改善、回転率向上)で結末を言い切る三段階が必要です。

ここで使う根拠は多くても3個までに絞り、三つの位置(課題・打ち手・効果)に役割として割り当てます。根拠を「並べる」のではなく「配置する」発想に変えると、なぜ効くのかという筋道が自然に立ち上がり、与件との対応も一読で分かるようになります。その結果、説得力(必然性)・再現性(いつでも同じ型で書ける)・可読性(読みやすい)が同時に高まります。

③構文利用で時短し思考を高める

骨子を固定し、根拠を三語に厳選し、効果を与件の現実語で言い切ると、文章は自然と短く筋が通ります。これにより、採点者はワンパスで論旨と根拠の対応を把握でき、評価が安定します。

したがって、「課題→打ち手→これによる効果」という100字の最小構文を標準化し、次に120~140字になると施策で一度文を切り、「これにより/これに加え」と2センテンス目に効果を展開するのが、伝達と得点の両立に最短です。

ふぞろいが叫び散らす「受験生ファースト」を蹴り倒し、「採点者の読み易さファースト」で始まったのが、100字の構文★Syntaxです。

Step-2:ふぞろい構文が広まり並列列挙の沼ループ

①「詰め込めば有利」は多数派がよくやる誤解

「理由は①②③…以上により~」という書き方は、複数の項目を並べただけの文章を、あたかも因果関係で結んだように見せる定型表現です。

R4~6年のように与件情報を多くすると、「根拠をできるだけ詰め込めば有利だ」という誤解が広がり、並列列挙の詰め込みキーワードだらけの答案が大量に生まれました。さらに、似顔絵やタメ口など親しみやすい口語調の学習情報に慣れるほど、答案まで軽い文体に引きずられる傾向も見られます。

しかし答案は社長への助言というビジネス文書です。試験委員の私は、です・ます調で簡潔に、与件の語を正確に使い、必要最小限の接続で論理を明示する文章を評価します。「これで合格しました!」とする再現答案ばかりを真似るより、文体の品位と因果の筋道に加点があります。

②多数派答案の3つのミスと是正策

与件の根拠を多く詰めると、一つの文に情報が何層も重なり、読み手が途中で戻って確認しないと追えない長文になりがちで、この状態では主従が崩れます。そこで、使う根拠を最大3個に絞り、課題・打ち手・効果の三つの位置に割り当て直すと、核が立ち、論旨が締まります。

次に、①②③…と独立した根拠を並列列挙するのを改め、引用根拠の直後に短い結果語を添えて小さな因果で結ぶと採点者が読みやすくなります(例:「旧設備【が原因】で不良が増加【という結果】」を「旧設備→不良増」などの形で明示)。

最後に「競争力向上」「収益力強化」など与件から離れた抽象的な効果語は、短納期、在庫削減、粗利改善のような実際に測れる言葉に置き換える。すると与件整合と採点のしやすさが同時に高まり、こうやって列挙を因果に再配置することが、読みやすさと加点を同時に生むのです。

③前年の合格多数派を翌年減点する試験

前年に流行した定型表現に答案が集中することは、作問側も採点側も織り込み済みです。そのため、項目の列挙だけでは取りにくい問いを設計し、採点では因果の必然性と与件との合致を重視します。

結果として、定型のまま根拠を並べる答案は合格ボーダー付近に集まりやすく、反対に少ない根拠で因果を通した答案が浮き上がります。列挙の安心感に寄りかかるほど差がつかず、捨てて結ぶ勇気がA評価の近道になります。

AIを使うと従来以上に与件の根拠をマス目に詰めやすい。隣のふぞろいがそちらに殺到するのを見越し、むしろキーワードを絞った正しい因果で読みやすく書くのが、AI時代の当確答案です。

Step-3:Notebook LMを使って最短ルートの当確答案

①多数派同質答案を見越して、少ない根拠でキレイな因果

隣の多数派が「根拠は多いほど安全」と考えて横並びになるほど、採点者は思考の跡を求めます。

与件を選び、因果で通す答案は、何を最重要と判断したかがはっきり残り、読み手が納得する道筋になります。そして多数派が合格ボーダーラインに吸い寄せられた結果、根拠の選別と因果の結束を徹底した少数が上位5%に抜けます。

加えて、生成AIで表現の平均点が上がるほど、差は機序の具体性(なぜそうなるか)と取捨選択の質で決まり、これからは少ない根拠×明確な因果」が優位の時代が続くでしょう。

②100字を1文3センテンス因果にする構文

100字で書くときは、一つの解答を3つの短い文に分け、「課題。打ち手。これにより効果。」という順番でつなぐと、採点者が一度の通読で理解できます。

また120~140字の枠では二文に分け、最初の文で打ち手をまとめ、次の文で「これにより」で主効果を、「これに加え」で副次効果を示すと、説得の層が自然に深まります。使う根拠は与件の語を多くても3個に限定し、観点が複数にまたがる場合は、各観点に短い結果語(例:「→短納期」「→粗利改善」)を添えて小さな因果として束ねると散漫さを防げます。

なお、一つの文に二つ以上の主張を入れること、抽象的な効果語、口語表現は読み手の理解を妨げるため避けます。限られた時間で大量の答案を採点する「2次」試験では、答案の読みやすさが上がるほど、加点の判断が速く、確かになります。

③試験当日の実装手順

本番では最初に、設問の要求を名詞で言い換えて固定します(例:「理由を述べよ」→「要因の提示と因果の説明」)。次に与件に印をつけ、課題を示す語・使える資源や制約・測れる効果(KPI)を拾い上げます。ここから最重要の語を多くても3個選び、課題→打ち手→効果の順に割り当てて骨組みだけの草稿を作ります。

骨組みができたら、100字の中で3つの短い文に整え、「これにより」で継ぎ目を明示します。最後に、項目の並べすぎ、抽象的な効果語、1文に複数の主張、口語表現が紛れ込んでいないかを一気に見直すと、80分の時短と思考の可視化が同時に実現します。迷ったときほど、根拠を最大3個に絞り、因果で通す基本に立ち返るのが最短ルートです。

100字マス目に入りきらないよう、わざとマシマシ根拠にされたR4~R6の与件文。これをいかに読み取ってマス目に詰める技術を競うボーダーラインのふぞろいと、むしろ根拠を絞って可読性を上げる上位5%。Notebook LMの使い道もキレイに二つに分かれます。

今日のまとめ

Q
噂のNotebook LMを、「根拠詰め込み」⇔「100字のキレイな因果答案」のどちらに使うかは、キャズム理論を使うと明らか。上位5%ほど引用するキーワードを絞り込み、ボーダー層ほど詰め込みたがるとの指摘は見事です。
A

さらにAIが急発展する「2次」対策において、最も考慮外にするのがFラン相手の課金スクール。そこで次回は残る「事例Ⅰ」「Ⅱ」AI答案の書かせ方を続けてコンプします。

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