【店舗管理】#4販売流通情報システム~一通り覚えて一旦忘れる

覚えたら、忘れる。
そして使う時に思い出す。

生産管理全6回、店舗管理全4回の過去問・テキストを読み、「うは、こんなに覚えきれない」。ほとんどの方がそう感じたはず。

そうなんです。「1次」の基本は7科目の暗記ゲー。

ところが一から十まで丸暗記では、いざ知識を使いたい時の優先順位が分からない。そこで脳は「使わないものは忘れよう」とします。

その動きを逆手に取ると、「使うものは覚えよう」。つまり来週末の養成答練が終わったら、次に「運営」知識を思い出すのは5月GW以降に。すると「これは使うから覚えなきゃ」と脳が慌てて記憶完了です。

そこで先回りし、過去問に出る所から覚えるのが「過去問インプット」。「事例Ⅲ」で使う所から覚えるのが「1・2次並行学習」です。

今日の「販売流通情報システム」は2次「Ⅲ」でも問われる論点。どこがどう出るのかな?「並行学習」のスタートにうってつけです。

【店舗管理】#4販売流通情報システム~一通り暗記したら一旦忘れる。

店舗情報システム(POSデータ)

H26第27問 PI値 Cランク

PI値とは、ズバリ来店客1,000人当たりの売れた個数。

PI(Purchase Incidence)値を用いた需要予測に関する次の文中の空欄AとBに入る数字の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
ある小売店舗で、ある日 3,000 人がレジを通過した。この日に商品 X が 60 個売れたとき、この商品の PI 値は A である。この店舗で翌週の同曜日に見込まれるレジ通過人数が 4,000 人のとき、商品 X の販売数量は B 個と予測できる。
×ア A:20 B:65
〇イ A:20 B:80
×ウ A:50 B:65
×エ A:50 B:80

PI値とは、POSレジを通過した1,000人当たりに売れた個数。それが20なら、4,000人来れば80個売れるはず、と予想できます。

なお、×エの50とは、「50人に1人が買う」ことを示し、惜しいけど分母と分子が逆です。

H27第40問 ID-POS RFM分析 Bランク

TカードもdカードもID-POS。RFMによる顧客購買行動の分析は、今の時代の最先端。

RFM 分析のうち、R を除いて FM 分析を行うとする。以下のような顧客001〜006 が存在し、F は平均来店購買間隔(単位:日)、M は総購買金額(単位:万円)で評価するものとし、以下のような計算結果が得られているとする。件数を均等に分割する方法でそれぞれ F と M を上位と下位に分割するとき(ただし同点が発生した場合、上位に属するものとする)、F 上位かつ M 上位となる顧客の人数として最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×ア 0人
×イ 1人
〇ウ 2人
×エ 3人
×オ 4人

当問は、知識そのものを問うより「RFM分析とはこういうものだからやってみて」。テキスト例題レベルの良問です。解き方の説明は不要と思いますが、F、Mそれぞれ上位3人に〇をつけると、両方〇がつくのは顧客001、002の2人です。

H30第39問 マーケットバスケット分析(リフト値) (1)Cランク (2)Dランク

リフト値は、H28、29、30と3年連続出題された最新の重要知識。過去問解説+多少のネット知識で確実に得意化します。

マーケットバスケット分析は、頻繁に購入される商品の組み合わせ(相関ルール)を見つけ、併買を促すためのヒントを見つけ出すのに活用される方法の 1 つである。この相関ルールの評価に関する下記の設問に答えよ。
(設問 1 )
相関ルールを多角的な観点から評価するためには、複数の指標が用いられる。
このうち、リフト値は重要な評価指標の 1 つであるが、他に 2 つの評価指標を挙げる場合、以下の①〜④のうち、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
×① コンバージョン率
〇② 支持度(サポート)
〇③ 信頼度(コンフィデンス)
×④ 正答率
×ア ①と③
×イ ①と④
〇ウ ②と③
×エ ②と④
×オ ③と④

用語の定義問題です。以下の図でどうぞ。

画像:Albert より一部加筆
(設問 2 )
商品Xと商品Yの相関ルールを評価するとき、商品Xの購買が、どの程度、商品Yの購買を増大させているかを示すリフト値を計算する式を次に示す。
以下の①〜④のうち、式の空欄AとBに入る語句として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
① 全顧客数
② 商品Xを購入した顧客数
③ 商品Yを購入した顧客数
④ 商品XとYを購入した顧客数
×ア A:①  B:②
×イ A:①  B:④
×ウ A:②  B:②
〇エ A:②  B:③
×オ A:③  B:④

定義するより、使って覚える。リフト値の覚え方ならこう↓。

画像:【経験が邪魔をする】

取引コード

H27第39問 JANコード Bランク

JANコードの13桁とは、7+5+1で出来ているのですって。

JAN コード(標準タイプ 13 桁)GTIN-13 におけるチェックデジットに関する記述として、最も適切なものはどれか。
〇ア 一番右の 桁がチェックデジットと呼ばれる。
×イ 一番の 桁がチェックデジットと呼ばれる。
×ウ チェックデジット以外のすべての桁の数字をひとつの数字とみなして2乗した値の下 1桁をチェックデジットの値とする。
×エ チェックデジット以外のすべての桁の数値の積の下 1桁をチェックデジットの値とする。
×オ 左から7桁目の数字がチェックデジットと呼ばれる。

JANコード13桁の、左7桁が事業者コード、次の5桁がアイテムコード、最後の1桁がチェックデジット。そこまで知ると十分です。×ウエオはいろいろ言ってますが、チェックデジットの実際の計算方法はもっと面倒臭いそうです。

H29第41問 GLN、GTIN Bランク

GLNとかGTINと言っても、要は目で見て覚えりゃいいんでしょ?

小売業を取り巻く電子商取引の方式を整備・標準化し、製・配・販 3層一連での業務効率の向上を図るため、流通システム標準普及推進協議会が定めている「流通ビジネスメッセージ標準 運用ガイドライン(基本編) 第 1.3.3 版(2014 年 10 月)」に関する記述として、最も不適切なものはどれか
〇ア GLN とは、企業間取引において企業や事務所などを識別するために、国際流通標準機関である GS1 が定めた、グローバルでユニークなコードのことである。
〇イ GLN は、企業コード+ロケーションコード+チェックデジットから構成される。
〇ウ GTIN とは、商品またはサービスを国際的に識別する番号であり、国際標準の商品識別コードの総称である。
×エ GTIN には、JAN コード、UPC コードの2種類のみ存在する。
〇オ 不定貫商品とは、発注上、単価×個数で値段を算出できない商品で、実際の値段は、単価×重量で算出しなければならない。

細かく、紛らわしい暗記を見かけたらチャンス。誤答選択肢(この場合は〇)は大事な知識の順に出されるので、テキストの該当箇所にマーカーを塗って覚えます。数回解き直し、どうしても×が続くものだけ最後に丸暗記すれば、全体的な暗記量が減ってオトクです。

物流コード(RFID)

H28第40問 電子タグ Bランク

電子タグとは、Suicaのデッカい版の様に電波で読み取り。

画像:富士物流
従来のバーコードでは実現が困難であった高度な商品等の管理や業務の効率化を実現するツールとして、近年、電子タグ(IC タグ、RF タグ、無線タグなど)が注目されている。この電子タグの特徴に関する記述として、最も不適切なものはどれか
〇ア 電子タグの IC チップには、メモリが搭載されており、識別情報などを記録することができる。
×イ 電子タグは、金属で被覆しても、通常非接触で読み取り可能である。
〇ウ 電子タグは、必要に応じて、メモリに書き込まれたデータを保護し、セキュリティを強化することができる。
〇エ 電子タグは、無線を使って通信するため、非接触で読み取り可能である。
〇オ 電子タグは、用途に応じてカード型やボタン型の形状が存在し、小型化や薄型化も進んでいる。

電波を使う以上、金属で被覆したらダメでしょう。出題例が多数あるので、過去問使ってインプット。

ネット通販

H29第43問 バナー広告 Dランク

ネットビジネスに関する常識クイズ。対策のしようがないので鉛筆コロコロ。

ある企業が同じ商品を5つの異なる WEB サイトで、それぞれバナー広告 A〜Eを掲載している。このとき、あるか月で下表のような結果が得られたとする。ここでクリック単価はユニークな顧客がクリックしたときに発生する金額、クリック顧客数は各広告をクリックしたユニークな顧客数、広告費は当該広告をクリックされたことによって生じた総広告費用、商品購買客数は当該広告によって商品購買に至ったユニークな顧客数とする。
コンバージョンレート(CVR)によってバナー広告を評価するとき、最も効率的なバナー広告はどれか。下記の解答群から選べ。
×ア A
×イ B
×ウ C
×エ D
〇オ E

当問は「広告費(円)」が解答に使わないダミー条件になっていて、購買客一人当たり広告費のコスパが良いBを選んでドボンしがち。

CVRの定義は「購買客数/クリック顧客数」なので正解〇Eですが、物知りクイズをやってる時間が勿体ないので、間違えても気にしません。

今日のまとめ

POSで2マーク、取引コード・物流コード・ネット系・ガイドラインが各1マークで計6マーク。

当シリーズでは「生産管理」6回+「店舗管理」4回に分け、過去問を出題領域別に「タテ読み」しました。すると、

①「運営」は領域別のマーク数が固定している他、
データ:「運営」H26~30 領域別出題マーク数

②出題領域内の論点別マーク数も固定とわかる。

つまりテキストを片っ端から覚えてテストで力試しするお子様スタイルではなく、過去問で出た所/次に出そうな所を先に覚える。忙しいオトナの勉強スタイルならそっちです。

そして「2次」で使う大事な知識ほど、一度完全に忘れてから思い出す方が記憶に定着しやすい。だから養成答練80点をクリアしておけば、次に思い出すのは5月の連休でOKなのです。

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