【経営】過去問タテ解き#5 組織行動論

C経営

障子の張り替え終わりました?

http://bokete.jp/boke/42878963

診断士受験生に隠れファンが多いといわれる、【ボケて(bokete)】。あのくだらなさは、受験学習の息抜きかつツッコミ力を磨く一石二鳥。

さて、「組織構造論」が出題センスを欠く一方、「組織行動論」誤答選択肢はボケにボケまくって笑いとバランスを取る。「自分や他人を動機づける=上手く動かす」。決して面白くはない領域を、どう楽しんで学ぶか。四の五の言わず読み進む。

1⃣今日のタテ解き
第1編 経営戦略 第2編 組織論 第3編 マーケティング
事例Ⅰで使う 事例Ⅱで使う
#1 経営概論 #4 組織構造論 #7 マーケティングマネジメント
#2 成長・競争戦略 #5 組織行動論 #8 製品戦略
#3 技術・外部連携 #6 人的資源管理 #9 価格・チャネル・販促戦略

組織行動論は、以下の図が示す通り、組織行動論に並ぶ診断士「2次」の大黒柱論点。

#5組織行動論は、モチベーション、リーダーシップを学び、組織文化・学習・変革を提案。こう並べるまでなく、組織構造/行動論は面白い。

タテ解きリスト

※初めわざと間違え、2回目にそのボケにツッコミ入れると記憶定着。

モチベーション→H23第13問(D)、第14問(C)、第16問(C)、第20問(A)、H25第16問(C)(B)、H26第16問(D)、第17問(A)、H27第16問(A)、第17問(B)

リーダーシップ→H23第17問(B)、H24第15問(C)(C)、H25第12問(B)、第13問(C)

組織変革→H24第13問(B)、第18問(B)、第19問(A)、H25第10問(C)(C)、第17問(A)、H26第21問(A)(E)、H27第18問(C)

必須Sランク論点
・モチベーション理論(マズローの欲求段階説)
・組織文化
・組織学習
・戦略的組織変革

2⃣良問Cランク分析

診断士「1次」の魅力は、マークシート試験を通じ効率良くビジネス知識が身につくこと。また誤答選択肢のボケが絶妙であればあるほど記憶効果が高い。

H23第13問 Dランク

動機づけに関する概念モデルの1つに「職務特性モデル」がある。この概念モデルについての記述として、最も不適切なものはどれか。
×ア 個人の動機づけは、仕事の業績評価システム、上司や先輩を通じてのフィードバックの程度に影響される。
○イ 個人の動機づけは、仕事の出来栄えが社内の人々や顧客に、どれほどのインパクトをもたらすかの程度に影響される。
○ウ 個人の動機づけは、仕事の流れの全体像にかかわっている程度に影響される。
○エ 個人の動機づけは、仕事をうまく遂行する上で必要なスキル(技能)の多様性の程度に影響される。
○オ 個人の動機づけは、担当する仕事の範囲で、自主的に工夫して仕事のやり方を決められる程度に影響される。

当問はDランクだが良問。「職務特性モデル」は、部下をおだてて上手にタダ働きさせる時に欠かせない。その5つの要素を並べ、1つだけ捻る(=ボケる)パターンは教育効果が高い。手順として「職務特性モデル」と聞いたら、①技能多様性 ②タスク完結性 ③タスク重要性 ④自律性 ⑤フィードバックの5要素を頭に浮かべる。そしてアのボケっぷりにツッコミ。するとイ~オの正解知識は一生忘れない。

H25第16問

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

C社の研究開発部門で働く研究員は、公式に仕事として与えられた研究開発テーマ以外にも、自らの興味や関心に基づき、非公式に新しい研究開発テーマを探索していた。もちろん、公式な仕事として与えられたわけではないので、新しい研究開発テーマを探索する場所や設備などの作業環境は良好なものではなかったし、昼休みや就業後の時間が費やされていた。 このことをインフォーマルに伝え聞いた経営者は、研究員による自発的活動をより活発なものにするために、新たな研究開発テーマの探索に必要な作業環境を改善するとともに、就業時間外に行った活動にも金銭的報酬を支払う制度を導入することにした。 ところが、新制度を導入した後には、研究員は昼休みや就業後の時間に、新しい研究開発テーマを探索することがめっきり少なくなってしまった。研究員にアンケートを取ってみると、作業環境の改善によって満足度が上がったわけでもなさそうであった。

○(設問1)Cランク
作業環境が改善されたにもかかわらず、研究員の満足度が改善されなかった理由として、最も適切なものはどれか。
×ア 経営者の判断によって行われた作業環境の改善内容が、研究員が望んでいたものとは異なっていたから。
○イ 作業環境に対する不満足の解消と、新たな研究開発テーマの探索を通じて得られる満足は別問題だから。
×ウ 作業環境の改善内容が、研究員が望んでいた希求水準を下回っていたから。
△エ 作業環境の改善を通じて低次欲求を充足しても、満足にはつながらないから。
×オ 作業環境を経営者が改善してくれたこと自体が、研究員に対するホーソン効果を生みだしたから。

正解はイ。不満要因と満足要因は別モノなので、不満足を解消しても満足UPにならないと解くハーズバーグの二要因論が本問の題意。筆者はつい選んだエは間違いではないが、(設問1)に対応する答えはイ。これは「題意」であり、なぜエが×なのか・・とくよくよ悩むタイプは、この試験(特に2次)に向かないので要注意。

×(設問2)Bランク
昼休みや就業後の時間に、研究員が自発的に新たな研究開発テーマを探索しなくなった。その理由として、最も不適切なものはどれか
○ア あくまで自らの意志で行っていたということを、金銭的報酬が与えられたことによって見失ってしまったから。
○イ 新しい研究開発テーマの探索が、金銭的報酬のためであると知覚されるようになったから。
×ウ 困難な仕事内容を考えれば、新しい研究開発テーマの探索の対価としてはふさわしくないと感じられたから。
○エ 制度設計をした経営者が、研究員の自発的行動をコントロールするためではなく、研究員に報いるためのものであることをきちんと説明しなかったから。

無報酬でイキイキ働く人たちに、「でかした。ボーナスをやろう」なんて言ったら逆効果。それを理屈で説明するのが「内発的動機づけ」。当問はアイエ=正しいと判断、ウ=間違いと判断でき、ここは当てたいBランク。なお無報酬が基本だった筈の合格者ブログに、収益目当ての奴が1人混じると剣呑な雰囲気になるのはご愛敬。

H27第18問 Cランク

組織の有効性や従業員のウエルネス(心身ともに良好な状態)の改善を目指して、人間的かつ民主的価値観のもとで計画的に組織変革に介入するマネジメント手法として、古くから組織開発が実践されてきた。組織開発が重視している価値観として、最も不適切なものはどれか
○ア 階層的な権威や支配にこだわらない。
○イ 信頼関係で結ばれ、他者に対して開かれ、協力的な環境を持った組織が効果的で健全である。
△ウ 組織メンバーは、責任感をもち、誠実で思いやりがある存在として尊厳に値する。
○エ 変革の影響を受ける人を決定に参加させ、変革の実行に関与させる。
△オ 問題解決の結果にはこだわらず、取り組みのプロセスを重視する。

組織開発を暗記する必要はなく、そもそも問題文に定義が書いてある。一般常識で「これやらかしたらOUT」を探すと、ウとオで2択。オ=間違いとは気づくから、ウが正しいと知識の追加でOK。なお調べてないが、「誠実かつ思いやりがある」・・自然な日本語ではない。何かの直訳?

3⃣Cランク知識で実力UP

1次知識を、実務や試験対策に応用。自分の血となり肉とする。
1次高得点タイプ=スト合格の強みは、学んだ知識を教室の中だけでなく、自分のビジネスや生活、また資格学習にすぐ応用すること。

例えばH23第13問「職務特性モデル」。

職務特性モデルとは、「部下のヤル気が出る仕事の振り方」。また世の合格者ブログが大好きな「オレのモチベーション!」「ボクはストイック!」系の胡散臭さを指摘可能。

  • 技能多様性=簡易MBAと称されるほど、ビジネス知識を幅広く網羅
  • タスク完結性=7科目の全体感を掴み、1年で合格実力に仕上げる
  • タスク重要性=「2次」合否はくじ引きだが、その分「難関資格」折り紙つき
  • 自律性=同じ授業、テキストでも自分の工夫、やり方次第で得点向上
  • フィードバック=単に答練高得点でなく、予定点数を狙ってクリアする手応え

つまり自己啓発・自己責任で始めた資格学習。かつ「内発的動機付け」が用意済であり、「面白くってやめられない」のが本来の姿。なのにボタンをどこかで掛け違え、

「オレのモチベーション!」「ボクはストイック!」・・

・・精神論根性論が急に耳障りよく聞こえ出すことがある。十分注意あられたい。

4⃣D・Eランクの捨て方・拾い方

D・Eランクは捨てる、当てるどっちなんだい?

組織行動論はボケを身上とし、(今の所)嫌がらせEランクは1問のみ。

H26第21問

変化する環境に効果的に適応していくためには、組織を戦略的に変革することが必要となることがある。一般に戦略的に組織変革を進めていくプロセスを、①組織変革の必要性を認識すること、組織変革案の創造、②組織変革の実施・定着という3段階に分けて考えることができる。戦略的な組織変革のプロセスについて、以下の設問に答えよ。
(設問2) Eランク
いかに優れた変革案が作成されても、実際にその変革を実施し、定着させる過程で様々な混乱や抵抗が生じることがある。文中の下線部②の組織変革の実施・定着段階に関する記述として、最も適切なものはどれか。
△ア 既存の組織内で権力を持っていた集団が新しい組織案ではその権力を失ってしまうことに抵抗を示す可能性があるので、そのような権力集団を排除する必要がある。
△イ 望ましい組織変革案を支持するメンバーに対して、ボーナス、給与、昇進などの報酬を与え動機づける必要がある。
×ウ 変革の実施段階では、非公式のコミュニケーションルートを様々なうわさや妨害情報が流れるので、非公式な情報ルートを遮断し、公式なコミュニケーションを徹底することが重要となる。
×エ 変革を自己に有利な形で利用して権力を握ろうとする集団が登場することがあるため、混乱が収まるまで新しい組織案を提示しないようにしなければならない。


ウエは×と落とせるが、筆者はアを選んだ。だが正解はイ。今でもイよりアの方が良いと思うが、作問者が「排除したらむしろ逆効果」と説くのでそれに従う。イも正解らしくないがこれが正解。ここでくよくよしても仕方ないので、Eランク=2択まで絞れればOKと遠吠えして納得。

今日のまとめ

当シリーズは、「自分で」過去問5年分タテ解きすることを通じ、「組織構造論」なら出題センスのなさ、「組織行動論」なら誤答選択肢のボケっぷりセンスを特定。ではまとめ。

障子の張り替え終わりました?
  • 障子の張り替え終わりました?普段からボケツッコミセンスを磨き、得点UP。
  • 組織行動論は暗記も必要。だが過去問解いてそのボケに学ぶことでもOK。
  • BCランク誤答選択肢は、「2次」でやっちゃいけないダメダメ企業と何か通じる。
  • Eランクの正誤判定は微妙だが、「2次」で使えるのでできる範囲で復習・理解。

ポチっと押して「アイデアいただき」。
スッと爽やかにページが閉じます↓

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

    コメント