ネットが書かない大胆仮説~「Ⅲ」切り口パターン

ふぅん。「2次」対策って、聞いてる分には簡単だ。

あぁそれなのに、試験の合格率は決まって2割。そこで試験合格が目的化すると気づきにくい、大胆な比較仮説をどうぞ。

(A):ボク達の力で、わが国の中小製造業を元気にしよう!

(S):わが国の製造業の強みを教わって、他業種でも役立てよう。

出題側が期待する合格者像とは、普通の国家資格なら(A)だろう。でもこの試験は(S)もあり得る。すると「Ⅲ」の解き方も△おなじみ与件の国語読みから、○出題側が教えたい知識を想定して近づける、にシフトします。でもそれってどんな知識? そこでHAKS氏ラストのノートは、「切り口」です。

HAKS流 2次ノート「Ⅲ」~切り口パターン

ここまできて、私のノートの解説は終了ですね。

最後の事例Ⅲの切り口でございます。

巷のスト生の間では「SWOT不要論」が根強く聞こえてきますが、事例Ⅲにおいては「そんなことありえない」と思っているHAKSです。こんなこと言う様になってる理由は想像の域をでないですが、20%は合格する試験だとして、スト生も最大で同じ確率で合格するとそういった「分析テクニックなんて勉強する暇もなく、まあ雰囲気で書いてみる」事に徹してたまたま合格したのが、そのうちの半分くらいいるのではないかと思うのです。

だいたい、そういう人は「他と違う事をやったから合格した」という事で「対外的にバンバンその内容を公表する傾向」にあります。すると「本質的に対策を打って合格した真の声は届かずに、たまたま技術の方が人気が出てしまう」という悪い傾向にあるのではないかと、思っております。

そういう意味では、HAKSはふうじんさんのブログではつつましく、ここ足掛け2年の分析結果を公表しますが、どこかのなにかの集団みたいに自分の合格自慢をするのは嫌なので、少しでも考え方にご賛同いただける方に読んでいただき合格していただきたいのです。

4⃣【切り口パターン】

①環境分析

SWOTを語る上ではどんなOやTがあるのかを分析するのは必須。特に事例Ⅲでは典型的には第1問でSWを分析して、その内容を以て最終問題に臨むのがテッパン。そのなかで昨年の一見するとトリッキーな問題も実際はIT詳しい常務の技能など「IT関連技術」にフォーカスを当てたSW分析であったのではないかと推測します。

そういった意味で今後の顧客ニーズと自社の持つ物、持っていない物を明確にしておき、最終問題でしっかりと活用するべきです。

②営業活動

事例Ⅲでは「営業力」「開発力」「技術力」「QCD」のいずれかを見ることがSWOT分析のコツになると考えていますが、忘れていけないのが「営業力」です。例えば「高度なすり合わせ」「顧客に応じた柔軟な設計が必要」という話があれば「提案型営業」「設計を同行した提案」と言ったことが必要ですし、「一般消費者向けに製品を作り見込生産方式を採用する」となれば「営業の需要予測に基づく製品の在庫」が必要になるでしょう。そういった意味で、「どんなニーズに対応して、どんな生産方式を採用すると、どんな営業が必要なのか?」という観点は最初の問題と最後の問題ではしっかりと持っておきたいところです。

③設計・開発

上記に記載されている以外でも「設計が遅くてリードタイム全体が長引く傾向」とあれば「データのライブラリー化」などの対策が必要です。設計・開発での課題対応では「情報共有(ナレッジマネジメント)」や「技能教育」といった観点が問われることが多いように感じます。

④生産計画

これは教科書通り「日程計画」「工程計画」「負荷計画」からなります。「日程」であればその計画の立て方の問題が多く、「工程」であれば「生産方法」「作業性」に問題が多く、「負荷」であれば人員の配置や生産体制に問題がある事が多いですね。

⑤生産活動

ここらへんもある意味定型的に対応が可能なものが多いです。大体は【4M】の観点で対応することが多いです。

⑥作業(4M:Man、Method)

「方法がバラバラ」、「技能承継が課題」であればマニュアル化やOJTといったキーワードはすぐに出してほしい所です。

⑦設備(4M:Machine)

「機械の不調」であれば保全活動、「レイアウトの不備」があれば配置の見直しなんてところでしょうか?

⑧資材(4M:Material)

「仕入先の納品された原料の不備」であれば「受け入れ基準の見直しや指導」、「外注先の部品の到着遅れ」なども典型例で出されますね。

⑨生産統制

これはいろんな人の解答を見てきましたが、最も全員が「都合よく」使う言葉。それなだけに「本当はそこじゃないんだけど・・・」という所でこの言葉を魔法の様に使う人の解答は「とにかく✕」にしてしまいそうです。

生産統制とは端的に言えば「遅れないように進度管理全般を行う事」です。単純な「指揮命令系統」と勘違いして使っている人が多いので「生産管理」と「生産統制」の違いはやはり意識して解答をしてほしいですね。

すると、診断士試験では作業手配、差立て、製造指図書、余力管理、現品管理、進度管理といったところにフォーカスを当てておけばこれ以上に難しい話は出ないでしょう。

⑩情報問題

基本的な対応ではノートにある事を対応の基軸に書けばいいでしょう。

HAKS氏「Ⅰ~Ⅲ」ノート11回分まとめ

「2次」本番の10月まであと半年。この11回分ノートが周回遅れになるくらい、受験技術は今年も大きく進化するはず。そこでHAKS氏に教わった最後のとっておきで、まとめます。

・試験の教育効果(診断実務手順の教育)が一巡し、誰でもそっくり答案を書ける時代に。

・出題者には、自分の理論を世に広めてくれそうな方に高得点をと欲が出る。

・そこで出題側を驚かせるトンデモ知識でなく、彼らが教えたい理論を学んだことを答案用紙に示すと当たり前に高得点。

「2次」採点の最新現場では、(A)従来の「企業診断の実務能力を診る」他に、(S)「理論を正しく学ぶ姿勢を診る」欲が出てきた。こんなぶっとび仮説をネットに書く奴なんていない。でも確率5割S合格を目指すには、そんな大胆さが役に立つかも知れません。

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試験の進化は待ったなしです。

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    J事例Ⅲ

    Posted by HAKS