I事例Ⅱ

【高スコア答案分析(Ⅱ)】ダナドコで答えが決まるサービス問

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ダナドコ!ダナドコ!!
いえ、それもう耳にタコ。

画像:Atelier Decale
誰に (Segment, Targeting)
何を (Product)
どのように (Price, Place, Promotion)
+期待効果

定型パターンで処理できるダナドコ事例は、全員正解のサービス事例に。ところが度が過ぎると、①全員の答えがお揃いで ②80分の処理速度ばかりを競い ③国語読みに夢中になる方が増え ④マーケを真面目に勉強しなくなる。

要はこんなクソ問題のために1年待つのは嫌だから、イワサキクニヒコ委員をそろそろ代えるか、考え方を変えてもらう方が良い。今日は、①なぜ答案がお揃いか、を見ていきます。

【高スコア答案分析(Ⅱ)】ダナドコで答えが決まるサービス問

1⃣ダナドコ事例は、点差がつかない

今回の仮説検証には、以下4つの解答例を使いました。

KEC解答速報
→「Ⅰ」より質感が下がる分、サークルの良さの引き立て役に。
きゃっしいの事例解答
→支持者も多い、前年280点ホルダーによる解答例。
③HAKS氏の上級者答案
→事例の酸いも甘いも。解答テクならこう使え。
④当サイトのコピペ解答
→80分制約がなければ、Ⅱは誰でもお揃い答案になる実例。

2⃣コピペ時代の得点仮説(Ⅱ)

H30「Ⅱ」で点差がつくのは、第1問「自社」と第4問だけ。あとは全コピで回答できます。

Aランク~コピペ解答で差がつかない

第2問 ①和の風情を求めるインバウンド層+②どのように

B 社は今後、新規宿泊客を増加させたいと考えている。そこで、B 社のホームペー ジや旅行サイトに B 社の建物の外観や館内設備に関する情報を掲載したが、反応が いまひとつであった。B 社はどのような自社情報を新たに掲載することによって、閲覧者の好意的な反応を獲得できるか。今後のメインターゲット層を明確にして、100 字以内で述べよ。

〇KEC〇きゃっしい〇HAKS〇当サイト
ターゲットは和の風情に親しみたいインバウンドを中心とした観光客。X市で急増する和の風情を求めるインバウンド客を対象とし、メインターゲットは和の風情を求めるインバウンド客である。和の風情を求めるインバウンド層を主対象に、
内容は、①支援してきた芸術家の美術品多言語で①苔むした庭園や美術品、文化の香りに満ちた雰囲気の施設、日本の朝食を掲載し和の風情を掲載情報は①海外でも有名な美術家等の作品がある事①日本の朝を感じる献立やこだわりの器、
②和の風情ある庭園②X市市街地が徒歩圏内ある事②苔むした庭園や長期滞在した芸術家の美術品が醸す文化の香り、
③B社に滞在した海外で有名な芸術家等の紹介 ②B社への経路情報を掲載しアクセスの良さを訴求する。 ③空港や大都市圏からのアクセス情報③空港からの交通アクセスなどを、
英語に堪能な従業員⑤良好な立地である。外国語ができる従業員がいる事である。英文や写真入りで掲載する。

当問はダナドコ、つまりSTPマーケの典型例で、①和の風情を求めるインバウンド層+②掲載する自社情報のコピペで解答します。また〇KECや〇HAKS氏の例のように、インバウンド→英語(多言語)と係り受けをするのも有効なテクニックです。

なお③期待効果は設問文にある「閲覧者の好意的な反応」ですが、ここでは情報列挙を優先するため、どの解答例でも省略しています。

第3問 ①英語に堪能な従業員+②どのように+③口コミ誘発

B 社は、宿泊客のインターネット上での好意的なクチコミをより多く誘発するために、おもてなしの一環として、従業員と宿泊客との交流を促進したいと考えている。
B 社は、従業員を通じてどのような交流を行うべきか、100 字以内で述べよ。

△KEC〇きゃっしい〇HAKS〇当サイト
交流内容は、英語に堪能な従業員らが交流は英語に堪能な従業員を中心に
X市の古刹・名刹や歴史ある建物、①歴代社長が支援した芸術家の美術品①従業員が館内の美術品等の案内を外国でし①館内の美術品や美術館のガイドツアー、体験型の交流でもてなし、
展示施設での山車体験、食べ歩き、館内の美術品の説明、②祭りの展示施設での山車を引く体験②写真映えのする物の撮影スポットを紹介し②徒歩圏内の名刹や商業地域の散策や山車体験、
過去に逗留した作家等のエピソード等の③X市の名刹と商業地域③自社でもSNSを開設して写真を投稿し交流し③スイーツや和菓子などのSNS受けする食べ歩きなど、
④食べ歩きできるスイーツや地域の伝統の和菓子の店を案内し
SNS投稿に向くスポットを従業員がサービスで案内するツアーを行う。SNS投稿を喚起し口コミを誘発する。④訪れた顧客のSNSでの紹介を促すことで顧客間でのクチコミを多く誘発させる。体験型の交流でもてなし、口コミの誘発を狙う。

当問もダナドコで解答しますが、「誰に」の代わりに「誰が=英語の堪能な従業員」に配点がくる、少し捻ったパターンです。また解答の締めに設問文の言い回し「好意的なクチコミを誘発」の期待効果を入れるのは、テクニック上の常套手段です。

KECの解答例は「事例Ⅰ」が飛び抜けて良い分、「事例Ⅱ」が急にショボくなります。これが意図的か単なるボケなのかは、今年の速報に注目です。

Bランク~50字×3マスをやめ、150字1マスにしたらこうなった

第1問 ①顧客→コピペ ②競合→コピペ ③自社→不明

B 社の現状について、 3C(Customer:顧客、Competitor:競合、Company:自社) 分析の観点から 150 字以内で述べよ。

△KEC△きゃっしい△HAKS△当サイト
顧客は、8割はビジネス客、2割はインバウンドであるがなじみのビジネス客は減少傾向にある。顧客面で8割の昔なじみのビジネス客が高齢化で減少傾向で、2割のインバウンド客がX市の和の風情を求め急増中。顧客は減少傾向にあるビジネス客8割、和の風情を求めるインバウンド客2割であり、事前に予約が多い。顧客面で①8割いる昔なじみのビジネス客は高齢化で減少し、②2割のインバウンド客が急増している。
競合は、周辺には同じタイプの旅館は無いが、駅前のビジネスホテルが考えられる。競合面で駅前にチェーン系ビジネスホテルが2軒あるが、X市市街地中心部にはB社以外に宿泊施設がない。競合は直接競合は撤退したが、間接競合に駅前のビジネスホテルチェーンが2軒ある。競合面で③駅前にある2軒のビジネスホテル以外に市中心部の宿がなく、他業態に比べ需要を取り逃がしている。
自社は、①観光資源豊富な商業地域の中に位置する②風情のある客室・美術品や庭園等を有している。③英語に堪能な従業員の存在することである。自社の面で事業承継したばかりで経営が先行き不透明で、大規模投資や宿泊料金値上げは回避したい状況。自社は小規模だが美術品が配された文化の香りに満ちた老舗旅館で、市街地が徒歩圏で、大浴場はなく、外国語に対応した従業員がいる。自社面で④事業承継したばかりで経営の先行きが不透明であり、⑤営業継続には経営刷新が求められている。

当問は3Cなので、誰でも顧客・競合・自社の順で、50字×3文で書きたい所です。ところが自社に何を書くかはどうも正解がなさそうで、時間ロスを避ける方が上策に。

第2、3問で40点以上は取れるため、高スコア防止のためここは配点を辛くして15点以内に抑えたいのでは。そう察して全員△にしておきます。

Eランク~夜の活気はもしやの没問?

第4問

B 社は、X 市の夜の活気を取り込んで、B 社への宿泊需要を生み出したいと考えている。B 社はどのような施策を行うべきか、100 字以内で述べよ。

?KEC?きゃっしい?HAKS?当サイト
①地域の飲食店・劇場等と連携し互いにパンフレット・クーポンの備え置き等相互プロモーションを行う施策は施策は地域連携を深め異業種と連携したパッケージ商品を提供する事。施策として、
②大都市圏を対象にX市のアクセスの良さや活気ある夜の風情をプロモーションする事により宿泊需要を喚起する。①地域の祭りが見物できたり、地元の飲食店、和装店、銭湯、劇場、美術館と連携した宿泊プランを追加し具体的には①空き店舗に美術品の出張展示をし②地域の異業種と協力した銭湯や料亭体験と宿泊を共にしたプランを提案し①夜通し続く祭り時期の需要、②街並みの夜間ライトアップによる通年需要の他、③商業地域の料亭、割烹、銭湯、劇場と連携した夜型観光需要を拡大し、
②ライトアップされた名刹や商業地域を案内する地域ボランティアを紹介し
和を求める顧客の需要を喚起する。観光客の宿泊需要を喚起する。宿泊需要を増やす経営刷新を通じて営業の継続を図る。

当問の設問文にもし「ターゲットを明確にして」とあれば、「大都市からの日帰り客」がダナドコの主役になって、易問に。

ところが指示もないのに余計なコトは誰も書きたがらない。そこで施策・アイデアコンテストになりますが、第1~3問でほぼ満点近く取れる以上、第4問はシビアに採点されほとんど没問扱いに。そう割り切る方が早いので、ここの議論は他のサークルに譲ります。

今日のまとめ

簡単で差がつかない出題にも、難あり。

つまり「80分で手書き」の制約をなくし、自由にWordで書いたら誰でも答えが瓜二つになる。これがイマの「Ⅱ」が抱える問題点です。だからマーケの知識などそっちのけで、与件文の速読力を競う国語のゲームに。こうなったのは受験側のせいでなく、工夫不足な出題側の責任です。

H27商店街以降のショボい「事例Ⅱ」なら、ダナドコでファイナルアンサー。それを聞き咎めた試験委員が今年はどんな作問を? 少しハラハラしながら、次回「Ⅲ」で最終回です。

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