【情報】過去問タテ解き#5ソフトウェア開発

F情報

後半はゴミ知識の山か、

はたまた宝の山なのか。

その解決方向性を示すのが、やはり正答率A~Eランク分析。はい、ドン。

A~Eランク分析

  • 「情報」難化にただ怯え、余計な知識をやたら暗記するより。
  • 非効率な暗記より→他科目で稼ぎ「情報」は40点で可、60点で優と割り切る。
  • 後半に手を出すより→まず前半「基礎的知識」の頻出ベタ問暗記を優先。
  • 後半の中の更に後半に手を出すより→その前半から宝の山を探す。

2017年「情報」はまたしてもの難化に備え真面目に対策こそするけれど、

  • 「1次」合格者増の台所事情を察すれば、確率6割以上で易化。
  • 2016年難化年並みに対策すれば、80点荒稼ぎシナリオもあり。

この先、「ではどこから覚えりゃいいのさ?」の暗記優先度が得点差。それは受験校が教えてくれるが、その作戦を上回るマイ合格仮説を立てる力が、過去問タテ解きの良い所。お、それは興味あるかも・・?ではポチッと一呼吸し、今日のタテ解き。

今日のタテ解き

どう覚えるかも大事だけれど、どこから覚えるか。

その答は簡単、試験に出る所から覚える。「それがわかれば苦労しないよ・・」と嘆くのはまだ早くって。

  • 捨て問があれば、拾う問題もあり。
  • 過去2回以上出題された同一論点は、再出題可能性あり。
  • 前回出題の不正解選択肢が、次回出題の正解になりやすい。

あくまで優先度の話であり、当記事を鵜呑みに捨てる⇔捨てない判断は禁物。でも以下説明されると、試しにやってみるかな・・との気もする。

①ペア問作戦
→過去問⇔スピテキ頁を比べ、5年間に2回以上でた頁に注目
②誤答選択肢に注目
→正解選択肢をまず暗記。次に不正解選択肢の間違いを指摘
③設問本文に注目
→選択肢だけでなく、設問本文(リード文とも呼ぶ)には、作問者が教えたい知識が濃縮(←少なくともここにひっかけや嘘はない)。

この①~③は、筆者がタテ解きしながら自分ならこう勉強・・と勝手に考え付いただけで、確からしさゼロ。でも「あれ、この学習スタイルは最先端?」と勘違い体験も悪くない。ではそれホントに最先端?を早速検証。

モデリング技法

H24第17問 Aランク
ある中小販売企業では、インターネットで受注を開始することにした。それに先立ち、下記の図を描いてインターネットによる受注システムの検討を行っている。
この図に関する説明として最も適切なものを下記の解答群から選べ。ただし、この図は未完成である。
[解答群]
○ア 業務のデータの流れと処理の関係を記述したDFDである。
×イ データベースをどのように構築したら良いかを示すERDである。
×ウ 利用者がシステムとどのようにやり取りするかを示すユースケース図である。
×エ 利用者相互のコミュニケーションの関係を描いたコミュニケーション図である。

本日のタテ解きでは、「過去5年で2回以上出た論点は重要」と仮定し、2問ずつペアで過去問を解く。まず最初はDFD。ここはア一択で。

H27第16問 Aランク

システム設計の際に使われる図に関する以下の①~④の記述と、図の名称の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
① 情報システムの内外の関係するデータの流れを表す図である。
② データを、実体、関連およびそれらの属性を要素としてモデル化する図である。
③ システムにはどのような利用者がいるのか、利用者はどのような操作をするのかを示すために使われる図である。
④ システムの物理的構成要素の依存関係に注目してシステムの構造を記述する図である。
×ア ①:DFD  ②:ERD  ③:アクティビティ図   ④:配置図
○イ ①:DFD  ②:ERD  ③:ユースケース図    ④:コンポーネント図
×ウ ①:ERD  ②:DFD  ③:ステートチャート図  ④:コンポーネント図
×エ ①:ERD  ②:DFD  ③:ユースケース図    ④:配置図

難化のH27でも、直近5年内に出た=見覚えのある問題は、みんなが当てるAランク。まずお約束のDFDでアイに絞れ、次にテキスト知識のユースケース図でイに一択。易化予想の今年も、さすがにここまで簡単な出題はないので、周辺用語とセットで確実暗記。

テスト

H25第19問 Dランク
ソフトウェアのテスト方法には、ホワイトボックステスト、ブラックボックステスト、およびこれらの混合であるグレーボックステストがある。これらのうち、前2者に関する記述として最も適切なものはどれか。
△ア ブラックボックステストでは、すべての場合を網羅した組み合わせテストによっても、すべての組み合わせバグを検出できるとは限らない。
○イ ブラックボックステストは、システム仕様の視点からのテストである。
△ウ ブラックボックステストは、テスト対象が小さい場合にはホワイトボックステストよりも効果が高い。
×エ ホワイトボックステストは、主にテスト段階の後期に行う。

次のペアはシステムテスト。

  • ホワイトボックス=狙った通りに動くか=INPUT
  • ブラックボックス=狙った結果が出せるか=OUTPUT

診断士受験生なら、常にOUTPUT重視で攻めたい。ただ当問はひっかけ難問。

H27第19問 Bランク

多様な情報システムを開発して新規に導入したり、以前からあった情報システムを変更して利用したりすることが頻繁に行われ、情報システムの複雑性が増している。情報システムが複雑になればなるほど、ソフトウェアテストの重要性が高まる。これに関する記述として最も適切なものはどれか。
×ア V字モデルにおけるテストとは、システム開発の過程をさかのぼるようにして、総合テスト、受入テスト、単体テストを逐次に実施する方法である。
×イ 回帰テストとは、保守によってシステムに変更が加えられたならば、変更した部分だけのテストを行う方法である。
△ウ デシジョンテーブルテストとは、ソフトウェアの利用に際してユーザが行う意思決定の内容を、デシジョンテーブルに整理してテストを行う方法である。
○エ ブラックボックステストとは、プログラムの内部構造は考慮せず、機能やインタフェイスだけに着目してテストデータを作成し、テストを行う方法である。

ここもブラックボックステストの知識で。過去の誤答選択肢=今年の正解選択肢候補として、どこが違うか正しくツッコみ、正しい知識を増やす。

システム移行

H25第18問 Aランク
多くの中小企業は今まで多様なシステム化を行ってきたが、そのために多くの課題が浮上してきている。例えば、システム投資が現行システムのメンテナンス中心となり、新たなシステム開発に必要となる業務分析のノウハウを失ったり、リレーショナルデータベースが複数構築されてその整理がなされなかったりすることがある。それらの課題への対処やシステム開発に関する記述として最も適切なものはどれか。
×ア 現行のシステムがメインフレーム中心のシステムであるならば、クライアントサーバシステムに移行すれば、アプリケーションのメンテナンスは不要になる。
×イ 多様に構築されたデータベースを有効に利用するには、すべてのデータベースを統合してデータウェアハウスを開発し、旧データベースを廃棄する必要がある。
○ウ 複数のデータベースを一元化することで検索などが容易になり業務処理のスピード向上が期待できるが、それにはデータの重複が問題になる。
×エ 要求定義とは、現在の業務の流れを抜本的に見直すことである。

次はシステムの移行や設計のペア。もはや以下同文ながら、易問Aランクは、残りの誤答選択肢が正解知識を3つ増やす材料。

H25第21問 Cランク

ある中小企業では、過去、様々な業務を1台のホストコンピュータで処理する集中処理システムを構築してきた。それを現在のビジネス環境に適応できるように、クライアントサーバシステムやクラウドコンピューティングを利用して分散処理するシステムに移行したいと考えている。この企業における分散処理システムの導入の仕方に関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア 今までの集中処理システムのうち、分散処理システムに移行しやすいアプリケーションを選択して、分散処理対応アプリケーションを開発し、それを稼動させるとともに、旧システムも復活できるようにしておけば、万が一の不具合にも対応できる。
×イ 今までの集中処理システムをすべて廃棄し、クライアントサーバシステムに移行して、最も良く売れているERPパッケージに置き換えれば、この企業の業務は容易に現在のビジネス環境に対応できる。
×ウ 今までの集中処理システムを入出力部分とデータ処理部分に切り分け、データ処理部分を、アプリケーションごとにクラウドコンピューティングを行う業者に移管すれば、業務を中断することなく、現行のシステムを分散処理システムへ円滑に移行できる。
×エ 集中処理システムから分散処理システムへの移行で大きな問題となるのは、外字コードが集中処理システムのアプリケーションの中に埋め込まれてしまっていることである。従って、その外字コードを削除すれば、分散処理対応アプリケーションへの移行は円滑に行うことができる。

この年は当論点から2マークまとめて出題。IT実務家、SEを混ぜてのCランクだから、IT音痴なら2択に絞って鉛筆転がしでOK。

アジャイル開発

H26第15問 Cランク
近年注目されているシステム開発手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア エクストリームプログラミングは、システムテストを省くなどしてウォーターフォール型システム開発を改善した手法である。
×イ エンベデッドシステムは、あらかじめインストールしておいたアプリケーションを有効に利用してシステム開発を行う手法である。
×ウ オープンデータは、開発前にシステム構想およびデータをユーザに示し、ユーザからのアイデアを取り入れながらシステム開発を行う手法である。
○エ スクラムは、開発途中でユーザの要求が変化することに対処しやすいアジャイルソフトウェア開発のひとつの手法である。

アジャイル開発は最近頻出。スクラムが2回問われたが、次に問われるのが何か予想するのも一手。

H27第18問 Dランク

近年の多様なIT機器の発達、激しいビジネス環境の変動の中で、アジャイルシステム開発が注目されている。アジャイルシステム開発の方法論であるフィーチャ駆動開発、スクラム、かんばん、XPに関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア フィーチャ駆動開発は、要求定義、設計、コーディング、テスト、実装というシステム開発プロセスを逐次的に確実に行う方法論である。
○イ スクラムは、ラウンドトリップ・エンジニアリングを取り入れたシステム開発の方法論である。
△ウ かんばんは、ジャストインタイムの手法を応用して、システム開発の際に、ユーザと開発者との間でかんばんと呼ばれる情報伝達ツールを用いることに特徴がある。
×エ XPは、開発の基幹手法としてペアプログラミングを用いるが、それは複数のオブジェクトを複数の人々で分担して作成することで、システム開発の迅速化を図ろうとするものである。

ソフトウェア開発以降のDランクとは、プロでも当てさせないことが題意。スクラムが2回出るの・・?ラウンドトリップ・エンジニアリングとは・・?ややテクニカルだが、「1次」他科目では、初出用語は正解選択肢にならないことが暗黙の了解。でも最近の「情報」出題は、そんなことおかまいなし。

開発管理

H24第18問 Cランク
独立行政法人情報処理推進機構ソフトウェア・エンジニアリング・センターの「非機能要求グレード」では、非機能要求を①可用性、②性能・拡張性、③運用・保守性、④移行性、⑤セキュリティ、⑥システム環境・エコロジーの6つに大別している。
これらに関連する記述として最も適切なものはどれか。
△ア 運用監視などを含む通常運用は可用性に含まれる。
△イ 回線冗長化などを含む耐障害性は運用・保守性に含まれる。
△ウ データ暗号化などを含むアクセス・利用制限は可用性に含まれる。
○エ 同時アクセス数などを含む通常時の業務量は性能・拡張性に含まれる。

もしや捨て問「ガイドライン」?と身構えがちだが、そうでなくソフトウェア開発に欠かせない上流工程「非機能要求」の出題。「非機能要求」が何かはスピテキ参照とし、
①可用性
②性能・拡張性
③運用・保守性
④・・
あたりまで覚えておくと、アイウのどこが間違いかを指摘できる。一見何気ないが、まぎらわしく丁寧に作られた良問。

H27第17問 Dランク

システム開発を発注者と受注者が検討する場合、想定する情報システムの機能要求だけでなく、非機能要求も検討する必要がある。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発表した「非機能要求グレード」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 開発したシステム全体の優劣をグレードとして表示する。
×イ システムの規模の違いにより6つのモデルシステムが定義されている。
△ウ 要求項目やメトリクスの重複がないように、体系的に整理されている。
○エ 要求項目を段階的に詳細化して、その内容について合意していく。

「非機能要求」のかなり細かい点を聞いているので、ウエの2択に絞れればOK。実務ならごく当たり前のことを、試験形式で教えてくれる問題なので、初見なら間違えて良く、もし再出題されたら当てる、程度に構える。

今日のまとめ

2017年「情報」が前年から一転易化すると仮定する。では出題者はどう易化させるかを忖度すると、

  1. 前半「基礎的知識」をオーソドックスに出題
  2. 後半論点のうち、「ソフトウェア開発」は易問、または過去問から再出題

すると考えられる。そこで過去問→スピテキの順に「出題されそうな知識から」順に増やしていくことで、難化⇔易化シナリオどちらに転んでも、自分の得点は周囲に比べて優位に立つ。

なお参考まで、相手がどちらのカードを切っても自分が優位に立つ=支配戦略なら、「経済学」で学習済。ではまとめ。 ・今日のテーマは、後半論点からどこを拾って当てに行くか。
・最初の注目はペア問作戦。同一論点複数回出題なら、再出題の可能性。
・過去問の不正解選択肢は、次回出題の正解選択肢にしやすい。
・問題のリード文は嘘をつかない。テキストより学べる点があるので要注目。  

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