【情報】過去問タテ解き #2データベース

F情報

要は、エクセルのでっかい版

今日の#2データベースは、毎年2マーク出題+難易度ABランク主体のサービス論点。だが深く掘り下げると日本海溝級になりかねないのは、「経済学」もITも同じ。そこで問題を単純化すべく、一旦ユーザ側の話と割り切ると、データベースとは要はエクセルのでっかい版。

さて、エクセルスキルで大事な技を3つ挙げると、以下とのこと。

  1. ピボットテーブル
  2. vlookup関数
  3. マクロ

これも簡単に割り切ると

  • vlookup関数+ピボットテーブル
    →エクセルで簡易なデータベースを作ったら、vlookup関数で任意の属性をつけ、ピボットテーブルで集計・分析。
  • マクロ
    →SQLとはデータベースを操作する命令言語。そしてマクロやVBAはSQLを使ってデータベースに命令できる。

いずれにせよ、エクセルでのデータ扱いに慣れていれば、今日の#2データベースはごく身近に感じ、2マーク8点を確実得点。ポチッと一息ついたら今日はリラックスして過去問タテ解き。

今日のタテ解き

RDB、DBMS

H28第8問 Bランク
リレーショナルデータベース(RDB)では定義された複数の表に様々なデータを格納して処理を行う。下記のようなA表とB表がある場合、参照の完全性(参照整合性ともいう)を保つために必要な事柄として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
[解答群]
×ア B表の外部キーの値には重複や空の値があってはならない。
〇イ B表の外部キーの値はA表の主キーに存在しなければならない。
△ウ B表の行は削除できるが、A表の行は削除できない。
×エ 商品に関するデータが未登録であった場合、B表にデータ入力を行う。

RDB、関係性データベースの基本理解を問う問題。正解イは選べるし、アエの間違いにはしっかりツッコむ。ウで一瞬オヤと悩むが、イが正解なので、解説を読んで知識を増やす。

H25第8問 Aランク

業務の中で発生するデータは多くの場合、データベースによって管理する。データベース全体の構造や仕様を定義するものに、データベーススキーマがある。データベーススキーマの構成の仕方のひとつに、以下の3つの構成要素を用いるものがある。

a 外部スキーマ
b 概念スキーマ
c 内部スキーマ
上記の構成要素の説明を以下に示す。
① 磁気ディスク装置などへデータを記録する際、どの位置に、どのような物理レコードサイズで記録するかを定義する。
② アプリケーションから利用することを想定したデータベースの仕様で、アプリケーションからのデータ入力や出力の方法を定義する。
③ データの論理構造をデータモデルに従って定義したもので、リレーショナルデータベースでいえば、関係表の定義を指す
データベーススキーマの構成要素a~cと、その説明①~③の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ
[解答群]
×ア a:①  b:②  c:③
〇イ a:②  b:③  c:①
×ウ a:③  b:①  c:②
×エ a:③  b:②  c:①

こちらはDBMSに関する基本レベルの良問。データベースの3層スキームを、外(ユーザ側)→概念(DBの作り方)→内(コンピュータ側)の順と丸暗記しておけば、過去問解説のイラストを見て記憶完了。

SQL

H26第9問 Bランク
様々な業務において利用されるリレーショナルデータベースでは、各種の処理要求がSQL言語によって指示される。SQL言語の要素は以下の①~④のように区分できる。これら区分とSQL言語の要素の組み合わせとして最も適切なものを下記の解答群から選べ。
① データ定義言語
② データ操作言語
③ 演算子
④ 関数

[解答群]
△ア ①:CREATE  ②:INSERT  ③:UPDATE   ④:UNION
〇イ ①:CREATE  ②:SELECT  ③:LIKE    ④:COUNT
×ウ ①:DELETE  ②:CREATE  ③:BETWEEN  ④:AVG
×エ ①:SELECT  ②:DROP   ③:INSERT   ④:ALL

SQLの文法を教える基本問題。

  • エクセルを触っていれば、「関数」はなんとなく選べる。
  • マクロを少し齧っていれば、CREATE~SELECTも選べる。
  • 演算子?と少し悩んでも、2択まで絞ればどちらかは選べる。

SQL文は、「何となく見覚えあるな」と正解を選べてしまうので、どうしても肌に合わない方は無理に暗記せず鉛筆転がすことも選択肢。

H27第8問 Bランク

今週の商品の販売実績は下表のとおりであった。下表から売上金額を評価基準としたパレート図を作成して、来週の販売方策を検討したいと考えた。パレート図作成のため、まず売上金額の大きい順に商品を並べたデータを得るためのSQL文として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
[解答群]
△ア SELECT 商品番号,商品名,販売数 * (売価-仕入価格)
FROM 販売実績表 ORDER BY 販売数 * 売価 ASC
×イ SELECT 商品番号,売価-仕入価格,販売数 * 売価
FROM 販売実績表 ORDER BY 売価-仕入価格
×ウ SELECT 商品名,販売数 * (売価-仕入価格)
FROM 販売実績表 ORDER BY 5 ASC
〇エ SELECT 商品名,販売数 * (売価-仕入価格),販売数 * 売価
FROM 販売実績表 ORDER BY 販売数 * 売価 DESC

SQLの基本たるSELECT文の文法を教える基本問題。解答上は、ORDER BYの後の条件句だけで正解エを選べる。SELECTの後の表示する列名が、設問上は解答に無関係なダミーであると指摘できれば尚可。

H28第5問 Cランク

商品売上高を示したデータが下記のように、表計算ソフトウェアのシート中のA~C列に入力されている。
D列に示したような、売上高が多い順の順位を求めたい。同じ値が複数ある場合は同じ順位を与え、次の大きさの値には重複した分を飛ばした順位を与える。
このために、条件に一致した値の個数を数えるのにCOUNTIF文を利用して順位を求める式を考え、その式をD2のセルに入力する。D2の式を下の行に複写して、D列のような順位を求めたい。
COUNTIF文を用いたD2のセルに入る式として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
ただし、COUNTIF文、&の使用法は以下のとおりである。
・COUNTIF(対象範囲, 条件式):対象範囲のうち、条件式に記述した内容を満たすセルの個数を返す関数
・&:文字列の連結
[解答群]
△ア =COUNTIF(C$2:C$7,”<“&C2)+1
×イ =COUNTIF(C$2:C$7,”>=”&C2)
×ウ =COUNTIF(C$2:C$7,”<=”&C2)
〇エ =COUNTIF(C$2:C$7,”>”&C2)+1

普段から仕事でエクセル関数慣れしている方には簡単だが、そうでもない方にはやや難問。「順位を求めるのだから、自分より上位のセルの数を数え、1と足せばOK」と日本語訳にする力があれば十分。

H28第9問 Dランク

多様な入力機器の発達、コンピュータ処理の多方面への進展により、ビッグデータと呼ばれる多様で大量のデータを扱うことが多くなった。そのような時代の要請に対応するデータベース技術に関する記述として最も適切なものはどれか。
×ア RDBでは、ひとつのデータベースを複数のコンピュータで分散して管理する機能はないので、ビッグデータのような多様で大量のデータは扱えない。
×イ XMLデータベースとは、XMLの階層構造をRDBの階層構造にマッピングして利用するデータベースである。
〇ウ キーバリューデータベースは、データの構造や属性を決めるスキーマ設計をしなくても使える。
×エ ビッグデータに適したNoSQLデータベースと呼ばれるものは、RDBと区別するためにその呼び名を用いているが、データ検索にはRDBと同じようにSQLを使う。

当問は、超難化年H28らしい難問。そもそもRDBやSQLをやっと学んだ初心者に対し、「SQLではなく、ビックデータの扱いに適した新たなデータベースなんです!」と出題されても無理ゲー。スピテキではP.97 に追加収録されたので、暗記不要ながら目だけは通しておく。

今日のまとめ

基本暗記ゲーな「情報」の中で、データベースは身近なエクセル実務感覚で解ける大事な得点源。かつ、間違い選択肢に丁寧に×をつけると正しい知識が身に付く。従い、

  • 単なる知識の暗記ゲー
  • 知識の暗記の仕方を学ぶゲーム

このどちらに捉えるかで、この先4月末までの暗記3兄弟は、ずいぶん違った表情に見えてくる。ではまとめ。 ・データベースとは要はエクセルのでっかい版。pivotテーブルで使いこなす。
・関係性データベースの知識はしっかり学ぶ。古典論点。
・SQLの文法、用語をしっかり学ぶ。古典論点。
・かと思えばH28第9問の如き新作も。いつもは手加減して貰えることに感謝。  

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    コメント

    1. 匿名 より:

      おはようございます。
      記事とは話がずれますが、本日の地方紙で『プロフェッショナル人材戦略セミナー』なるものを見かけました。
      ポータルサイトをさらっと見ると、中小企業診断士の業務と深く関係するのかな、と勝手に思いました。
      地方創生を目指す政府の方針かもしれませんが、差支えなければご意見などを伺えれば幸いです。

      • ふうじん より:

        ご意見ありがとうございます。
        私は独立診断士でないので、診断実務に明るくない前提で見解を述べますと、
        ・当事業は内閣府主催。経産省、中小企業庁も関与する点あり。
        ・東京に集中する人材を、地域企業の振興に活かすことが狙い。
        ・地域企業の振興の点で、中小企業診断士のミッションと重なる。
        ・だが別に中小企業診断士が応募条件になる訳ではなさそう。
        私見ですが、「中小企業診断士」という資格の看板に頼るのでなく、地域企業が求めるビジネススキルを有するか否かが、今後活躍する条件と考えます。試験学習のモチベーションUPになるような見解とはならず、その点申し訳ございません。