【斜め読みミクロ(前半)】「経済学」の学び直しと合格効果

「経済」が得意です
→何だか賢そうですね

誰しも「経済」が得意でありたい。でもでも、誰でもできる標準作業の「運営」と異なり、「経済」を①理解で解くか ②テストの点が取れればいいと割り切るかは人それぞれでOKなのです。

参考記事:【2次】合格できる理由を教えて

「運営」⇔「経済」では、考え方を切り替えて地頭を鍛える

運営(帰納的、過去~現在):今やるならこう
経済(演繹的、将来):ミライにやるならこう

http://fuxin24.net/outdo/13784/

少し古い話ですが、ストレート合格の3要素=①センス ②地頭 ③たまたまと言われた時代があって。つまり「経済」で学ぶ「演繹、仮説思考」を使うと、「2次」の変化を先取りして確率5~8割で勝てる。片や「2次」過去問の解き方ばかり覚えると出題変化に対応できず、合格率はくじ引き2割に。

そこで自分の地頭は、「経済」の理解向き? その見極めには、要するに、と自分の言葉で一言にするドリルが最適です。では当サイトが作成したサンプルをどうぞ。

【斜め読みミクロ】#1企業+消費者行動~「経済学」の学び直しと合格効果

第1⃣章 企業行動の分析

スピテキ重要度S~Cランク表はこちら

Sランク

費用関数

①費用の分類
1可変費用と固定費用
2サンクコスト

ミクロ経済学は、供給側の事情=企業行動の分析からスタート。可変?固定?と聞かれて戸惑う学生時代と異なり、「財務」を学んだ後ならここはスラスラ。

②費用関数の形状
1固定費用関数の形状
2可変費用関数の形状
3費用関数(曲線)

「財務」では直線だった可変費用(=「財務」では変動費)は、「経済」では「逆S字」の仮定が加わり、なにやら人間臭い。「言われてみればそうだな」といったん素直に考え、次に進む。

費用に関する諸概念
①平均費用 AC
1平均費用の定義
2平均費用曲線の導出

平均費用とは、要は原点から見た傾き。可変費用が「逆S字」に動くとき、平均費用=傾きが変わる(起きたり寝たりする動き)を、講師の指示に従い、自分の鉛筆を傾け体感教育。

②平均可変費用 AVC
1平均可変費用の定義
2平均可変費用の導出

ACが解るとAVCは簡単。固定費がない分、AVCは常にACより下にいる。

③限界費用 MC
1限界費用の定義
2限界費用曲線の導出

「財務」同様、「限界××」を日本人が苦手にするのは、日本語訳が悪いから。

  • 定義:生産量を1単位増加させたときに追加的に発生する費用。
  • 覚え方:接線の傾き。

また、費用関数の傾きは「微分」で求め、ここで1マーク取る。診断士試験において、四則演算以外の数学知識が要るのは、①微分 ②経済的発注量EOQと標準偏差で使う平方根√、の2つだけ。

供給関数
②供給の価格弾力性
1変化率
2供給の価格弾力性

供給関数で学ぶ知識のうち「弾力性」は、ミクロマクロ問わずこの後頻出。まず一旦そんなものと目印をつけ、後から戻ってガッツリ理解。

Aランク

3規模の経済と範囲の経済
1)規模の経済
2)平均費用と規模の経済
3)範囲の経済

S論点「平均費用AC」のうち、規模の経済/範囲の経済の話はややおまけ。「経営」戦略論で聞き覚えがあるから、一旦丸暗記し先送り、理解したくなった時にガッツリ理解。

3平均費用と平均可変費用の関係
1)平均費用>平均可変費用
2)平均費用を最小化する生産量・・

同じくS論点「平均可変費用AVC」のうち、結論まとめたおまけ論点。ここも暗記+先送りでOK。

3平均費用、平均可変費用と限界費用の関係

同じくS論点「限界費用MC」のうち・・。以下同文。

利潤最大化行動
①価格受容者
②利潤最大化
1利潤
2利潤最大化条件
1)論理的な解説
2)図による解説

「経済学」における企業行動の前提と目的の説明。

③損益分岐点と操業停止点
1定義
2損益分岐点
1)価格と平均費用
2)損益分岐点
3)操業停止点

前提知識のひとつ。「経済学」における企業は、損益分岐点より下は赤字。また「財務」で学んだ通り表面上赤字でも固定費を回収できる限り生産は続けるが、価格が操業停止点を下回ると「作るだけ損」なので馬鹿らしくなり生産停止。

①供給関数
1企業の供給関数
1)既に参入
2)新規参入
2産業全体の供給関数

今日の結論がここ。企業は、
①価格が与えられたとき、
②価格=限界費用になるギリギリの量まで生産しようとする。
だが逆に価格PがAC、AVCを下回る時は生産しない。だから供給曲線は常に右上がり、まで説明(納得)できれば卒業。

Bランク

長期の費用関数
①長期の費用関数
1長期と短期
2短期費用関数
3長期費用関数

考え出すとキリがないので無視する論点。なお現実世界や、投資意思決定の試験問題では「変動費は下がるけど高い機械」をセールスマンが売り込みにくることがお約束。それが本当にお得なら、長期の世界では機械の取り換えでコストダウンの余地がもっとある、という話。

課税の効果
①課税の種類
②従量税の効果
1費用関数に基づく説明
2供給関数に基づく説明(参考)
③従価税の効果
④定額税の効果

企業の生産行動には、課税の影響も考慮しますよ、という言い訳。課税の話はスピテキP.109でやるので、ここはスルー可。

生産関数によるアプローチ
①生産関数
1生産要素
2生産関数
3限界生産性(限界生産物)
4収穫逓増、低減、一定
5生産関数を用いた利潤最大化
1)要素価格
2)限界生産物価値
3)利潤最大化条件

供給曲線(価格と生産量)でなく、生産関数(生産投入量と効率)を扱う話。ミクロの本筋とズレるが難化年はこの辺りを捻って出題。そこでいったん先送りし、5月、7月に覚えなおす。

第2⃣章 消費者行動

Sランク

①効用と選好

選好とは消費者の好み。その好みの満足度を表すのが効用関数。「選好」「効用」「推移性」なんて単語が口をついてスラスラ出るのが診断士の入門編。

②効用関数
1効用関数
2限界効用

居酒屋で乾杯のビールを一杯。では次の注文をビール・ヤキトリのどちらを「選好」すると「効用(満足度)」が高まるかの場合分けを数字で表す。ここで推移性の前提に注意。

③無差別曲線
1無差別曲線
2無差別曲線の形状
3無差別曲線は交わらない

ビールとヤキトリ、2財の組み合わせは無数にある。このとき、推移性・単調性の前提で同じ効用を得られる組み合わせをグラフ上で結ぶと、地図の等高線のような「無差別曲線」を得る。
また、無差別曲線は交わらない。だって等高線が交わる地図はないでしょ。

④限界代替率
1限界代替率
1)限界代替率の定義
2)限界代替率の例と解釈
2限界代替率=無差別曲線への接線の傾き
3限界代替率逓減
1)限界代替率逓減
2)限界代替率逓減の解釈

いろいろ書いてあるが、「限界」ときたら、接線の傾きの話。

①予算制約線と予算集合
1例
2予算制約線
3予算制約線のシフト
1)Pxの上昇の効果
2)Pyの上昇の効果
3)所得mの上昇の効果

2番目の役者が「予算制約線」。先ほどの無差別曲線と同じxy2軸グラフ上に、「予算集合」=今手持ちのカネで買える範囲を示す。

3効用最大化
①最適消費点
1無差別曲線と予算制約線が接するのが最適消費点

まさにその通り。一般に、同じカネ出すならビールだけ飲む、ヤキトリだけ食べるより、ビールとヤキトリでチビリチビリやるのがお買い得。

2最適な消費点では「限界代替率=財の価格比」が成立

限界代替率=接線の傾きを示す理屈。暗記で可。

4需要関数
①個人の需要関数

今日のハイライトが需要関数。「経済学」では、グラフがなにか怪しげな動きをする時が重要点。さっきまではxy2財の話だが、

  • yを固定し、x財の価格だけ動かす。
  • すると予算制約線と無差別曲線が動く→価格次第で最適消費点が動く。
  • グラフの軸をxとpに入れ替えると、右下がりの需要曲線が得られる。

この話の流れを自分なりに文章化。電車の中でぶつぶつ2~3回繰り返すと頭に残る。周囲に多少怪しまれても気にしない。

②市場全体の需要曲線

おまけ程度でついでに。

7所得効果と代替効果
①スルツキー分解
1価格効果
2代替効果
3所得効果
4代替効果、所得効果の図示
1)代替効果の図示
2)所得効果の図示
5代替効果と所得効果の方向
1)代替効果
2)所得効果の図示

スルツキー分解も年1~2マーク出る最重要論点。問題集を解いて覚える。

Aランク

5需要の所得弾力性
①需要の所得弾力性

所得弾力性は重要ながら、供給曲線+需要曲線の本題から外れるので、ランクを一つ落とす。「弾力性」は問題集を解きながら後でまとめて理解する。

②上級財、下級財、中立財
③所得消費曲線

所得の影響=ヤキトリ屋にやってきたのがお金持ちかそうでないかで注文が変わるのでは?の議論をするための前フリ知識。まず用語としてしっかり暗記。

①需要の価格弾力性
1需要の価格弾力性
2需要曲線の形状と需要の価格弾力性
②代替財と補完財
③ギッフェン財

計算式を見ても頭に入らないときは。簿記と同様、問題集を解いて体得。毎年出るのはそれだけ重要な論点を、体得してない奴がいる証し。

7所得効果と代替効果
②ギッフェン財

ギッフェン財ときたらジャガイモの話。Wikipediaが良いまとめ。

8期待効用仮説
①危険回避的、危険愛好的
②期待効用仮説
1基本的な考え方
2確実性等価とリスク・プレミアムの算出

危険回避的⇔危険愛好的な人の2つのグラフ。むしろ「財務」ファイナンスで問われるので、講師の話を聴いておく。

今日のまとめ

初学スト生に話を絞ると。2019年試験で「1・2次一発ストレート合格」を狙う場合、大手スクール講義9コマに相当する今日からの4.5週間で最優先するのは、「経済学」を周囲の200%増しで得意化すること。

誰しも「経済」を得意にしたいが、地頭で差がつく。
「経済」に強いと演繹・仮説思考でミライを読める。
「要するに」の説明習慣で、国語力UPの一石二鳥。

保険受験・2次ストレート組に話を絞ると。2019「経済」はH25以来6年ぶりの爆弾化リスクがあり、なるべく科目免除が吉です。だがどっこい、「学び直し」とは試験に受かることがゴールじゃない。

今年は「経済」免除予定の方でも、今日からの「ミクロ」「マクロ」シリーズに毎朝ポチっと。それは最新診断士にマストな時流の先読みに必要なのは仮説思考。つまり「経済学」がベースになるからです。

ボタンを押して今日もイタダキ↓。
試験の進化は待ったなしです。

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