【財務過去問第9章】来年は必出~CF計算書が苦手になる理由ネタバレ

世界で一番難しい、足し算+引き算。

猫も杓子も「CF計算書が大事なのでちゅ!」だったのがつい2年前。 そしてNPVやFCFとごっちゃにした「ボク達がかんがえたノウハウ」が、H30「Ⅳ」第2問企業価値の出題でグウの音も出ない事態に。それは痛快として、2019年の「Ⅳ」では、出題ローテーション上、簿記の最難関論点「CF計算書」がほぼ確実に出題されます。

でも大丈夫、受験技術は毎年ラディカルイノベーション。たまたま先輩による「大事でちゅ!」攻撃を避ける手段がちゃんとあります。

まず前提として。H30「Ⅳ」計算問題の低正答率から、たまたま先輩達の「財務」「Ⅳ」対策が間違いだらけ。つまり計算問題の回転ばかりに夢中で理論がお留守、ここが明確になりました。それでね、「CF計算書」とは、問題集回転学習が一番不向きな論点なのです。

【財務過去問第9章】来年は必出~CF計算書が苦手になる理由ネタバレ

1⃣計算問題回転先輩は、CF計算書が苦手

CF計算書とは、冷静に眺めると「足し算」「引き算」しかしません(中小企業庁公式テンプレ参照)。ではなぜ苦手になるの?

(問題集1~2周目)
苦手なCF計算書の問題を毎日コツコツ電卓パチパチ、やっと正解。
(問題集3周目)
再び正解。ヨーシ、これでCF計算書はバッチリ!
(新たな問題)
加減算項目の1つでも±を逆にすると、計算結果は的外れ。うは、CF計算書とは何て難しいのでちゅか!!
(中略・・試験合格後)
CF計算書こそ大事!ボクのように小難しく勉強ガンバってくだちゃい!

違うよ。自分が苦手だからって、周囲を道連れにするのは感心しません。だから「CF計算書」の対策は、問題集を「回転させない」。ごく簡単な理屈(ルール)を使います。

2⃣間接法によるキャッシュフロー計算書の作成

CF計算書の問題は1次「財務」で過去5年に4マーク出題され、いずれもテキストレベル以下の易問です。従い2次「Ⅳ」で突然超難問は出題しにくく、テキストレベルの易問+α程度が妥当に。

H27第9問 運転資本の増減 Aランク

CF計算書が問うのは足し算+引き算。取引がCashの±どちらに動くかを、しっかり暗記。

キャッシュフローの減少額として最も適切なものはどれか。
×ア 減価償却費
×イ 仕入債務の増加
〇ウ 棚卸資産の増加
×エ 長期借入金の増加

正解は〇ウ一択。でもタナオロシシサンのゾウカが、なぜキャッシュフローのゲンショウに? もちろん理屈があるのですが、その前にまず答えの暗記を。

H28第9問(1) 運転資本の増減 Bランク

一見オヤ?と思うけど、±の符号を聞くだけのイージー問題。

次の貸借対照表と損益計算書について、下記の設問に答えよ。
第9問図
(設問1)
キャッシュ・フロー計算書上の表示として最も適切なものはどれか。
〇ア 売上債権の増加額 △35,000 千円
イ 減価償却費 10,000 千円
ウ 固定資産の増加額   125,000 千円
エ 仕入債務の増加額 20,000 千円

これも正解〇ア一択。×イウエは数字は合っていますが±が全て逆です。理屈を考える前にまず暗記を。

H29第13問 営業CF⇔投資/財務CFの切り分け Bランク

営業・投資・財務の3つのCFのうち、投資・財務CFもたまに聞かれる。

キャッシュ・フロー計算書における営業活動によるキャッシュ・フローの区分(間接法)で増加要因として表示されるものはどれか。最も適切なものを選べ。
×ア 売上債権の増加
〇イ 貸倒引当金の増加
×ウ 短期借入金の増加
×エ 有形固定資産の売却

ウ 短期借入金の増加、エ 有形固定資産の売却はいずれも「キャッシュフロー増」ですが、営業CFでなくそれぞれ財務、投資CFに含まれるので×です。アイの2択に絞ったらいつもの±判断で。

H30第12問 営業CF(小計の下)
 

テキストレベルの文章正誤問題。暗記が済んだら、少しずつ理論の裏付けを。

キャッシュ・フロー計算書に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 財務活動によるキャッシュ・フローの区分には、資金調達に関する収入や支出、有価証券の取得や売却、および貸し付けに関する収入や支出が表示される。
×イ 仕入債務の増加額は、営業活動によるキャッシュ・フローの区分(間接法)において、△(マイナス)を付けて表示される。
×ウ 法人税等の支払額は、財務活動によるキャッシュ・フローの区分で表示される。
〇エ 利息および配当金の受取額については、営業活動によるキャッシュ・フローの区分で表示する方法と投資活動によるキャッシュ・フローの区分で表示する方法が認められている。

正解知識で言えば〇エ一択ですが、アイウの×を指摘して、理論の理解に使う問題です。イは×マイナス→〇プラス、ウは×財務活動→〇営業活動です。少し紛らわしいアは、×有価証券の取得や売却→〇投資CFに含む、で。

今日のまとめ

CF計算書の簡単な理屈(ルール)
その項目がキャッシュの±どちらになるかを、一つずつ正しく判断。

そして1次「財務」、2次「Ⅳ」ともに「足し算」「引き算」しか聞きません。それだけでも小難しいのに、NPVやFCF公式の「掛け算」「割り算」とごちゃまぜにしたら、確実にクッソ難しく。

では最後に一つとっておき。

「キャッシュの±どちら」を正しく判断するには?
→(良問を使い)CF計算書を一度エクセルで自作する。

すると関数を打ち込む手の動き、±を見分ける目の動きの五感で、必ず正しい±を選べます。さっそくお試しを。

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