「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【過去問RTA 生産管理①】生産方式×レイアウト30マーク / 暗記の工夫でAランク

整理整頓5Sに疎いと、ふぞろいで複雑な同業D社本にまっしぐら。そして上位5%⇔ふぞろいどちらになるかを決めるのが、標準・単純・専門化=今日学ぶ3S活動です。

Q
同業D社勢が「事例Ⅲ」を苦手化する理由が、「運営」=暗記、「Ⅲ」=理解応用と単純にする力に欠けるため。そして「運営」「事例Ⅲ」に、ふぞろいノウハウが入り込む余地もゼロ以下?
A

「生産管理」の基本用語はJIS定義で一つに定義されており、ふぞろいな解釈が生まれる余地はゼロ。ただJIS丸暗記は非効率なので、過去問を先に解き、出てきた知識を表にします。

「運営」「Ⅲ」対策とは、単純で、既に標準化され、ⅠⅡから少し専門化すればOK。ただ以下3つの基本を怠るとベテループの刑です。

①JIS定義の丸暗記は非効率

短期間合格が推奨されている診断士試験では、生産管理用語のJIS定義は本来の理解ではなく、最初は暗記と割り切ります。本質的な理解は、暗記した用語をケーススタディで使う「事例Ⅲ」を通じて自然に備わります。このように単純化することで、上位5%の方たちは広範囲の知識を短期間でカバーし、初年度ワンチャンで試験を卒業していきます。

②過去問RTAで出る所を覚える

JIS定義を網羅的に覚えるのではなく、過去問を利用して出題範囲の全体像を先に把握します。解答を見ながら、出題傾向と重要用語を確認し、学習の焦点を絞ります。このような過去問に出た所から覚えるアプローチは、短期合格するための学習優先度の意識づけに大変有効です。

③表形式に整理して「Ⅲ」に備える

最後に、得た情報を5Sと3Sの原則を適用して表形式に整理します。この方法は、用語を「整理」し「整頓」して視覚的にアクセスしやすくし、不要な情報を「清掃」して「清潔」に保ち、「躾」で学習習慣を確立します。「標準化」「単純化」で情報を整理し、「専門」知識を深めます。このような学習習慣が確立している方たちは、初見の生産事例も苦にせず合格するため、上位5%と呼ばれるようになります。

【過去問RTA 生産管理①】生産方式×レイアウト30マーク / 暗記の工夫でAランク

要するに①学習習慣の5S・3Sができれば、②1次の暗記を苦にせず、③その応用&アドリブでワンチャン2次をあっさり受かる。その最初の一歩がこの表↓な。

①品種数量多種少量中種中量少種多量
②原価計算個別原価計算総合原価計算
③生産方式個別生産ロット生産連続生産
④受注時期受注生産デカップリング見込生産
⑤受注の課題受注平準化差配需要予測
⑦QCD納期短縮高品質コスト削減
⑥ポーター戦略集中差別化コストリーダー
⑧レイアウト機能別セル製品別
⑨生産管理製番管理オーダーエントリー追番管理
⑩主要施策GTの利用JITラインバランシング

そして直近5年の「運営」=「事例Ⅲ」の最新テキストだから、答を先に見て素早く暗記を進める。以上の違いで同業D社に大差をつけます。

生産管理概論

この論点では、毎年第1問で管理目標の分母分子を訊かれる。それと5S・3Sの基本を覚え、最後に改善(ECRS)します。

定番第1問:管理目標

5S、3S

改善(5W1H、ECRS)

生産方式・レイアウト

冒頭の表の通り、本来は生産方式が主でレイアウトが従。ここでは多様な出題がある生産方式を後回しにし、当てやすいレイアウトを先に解きます。

レイアウト

SLP

生産方式

今日のまとめ

Q
確かに論点順にグルーピングし、答を先に見て残る3択のどこかが嘘と分かれば、正解知識が素早く正しく身に着きやすい。でもそれでホントに「1次」を楽々500点?
A

あら、この誤文訂正=正文化テクニックは、公務員試験では既に定着。近年の「1次」ド易化傾向に併せ、当サイトが最初に採用しただけの話です。

正文化とは、もともと診断士より難度が低い試験で普及したテクニック。診断士「1次」がかつてのような難関でなく、申込&合格者増を狙ってド易化したとわかれば、当然最初に採用すべきテクニックです。