「2次」合格に大事な所はじっくりと、そうでなければそれなりに。「1次」過去問直近5年を「2次」最新テキストに使うウチのやり方は、それなりに結構大胆です。
その時役に立つのがTAC正答率A~Eと、その論点の出題頻度です。具体的には正答率Bランク以上は一旦覚え、次に毎年問われる論点を見つけて取りに行きます。
割り振られた学習時間を最も効率的に使うためには、テキストレベルの問題に対しては確実に解けるスキルを身につけることが重要です。売上原価や間接法CFなどの問題は基礎的な部分であり、一通り解き方を覚えることで、試験でスムーズに解答できるようになります。
正答率Cランクの論点でも、貸倒引当金や連結会計ののれんなどは過去の試験で頻繁に出題されているため、解き方を覚えることで確実に得点できるポイントです。定期的に出題されるトピックには重点を置き、応用力を養うことが合格につながります。
出題頻度の低いトピックや再出題の見込みが薄い知識は、最初の学習段階では後回しにすることで、時間を有効に使うことができます。まずはより確実な得点が見込める項目に集中し、試験対策を進めた後に、必要に応じてこれらのトピックに取り組むことが重要です。
【過去問RTA 財務⑤】財務諸表等規則他53マーク / 全部まとめて後回し
今日紹介する53マークは、税理士会計士か、経理部勤めの方以外にはほぼ要らない知識。上記生成AIアドバイスに基づき、再出題のなさそうな知識は力強くスルーします。
❶第1問シリーズ:売上原価(BS・PL作成)
例年、「財務」第1問は簿記の計算問題です。時間ロスやミスの原因になるので、慌てず後回しにして残り時間で解きます。
❷現金・CF計算書
資金繰り・銀行勘定調整表
簿記の大原則・最初に学ぶ・最重要なのが現金Cash。銀行勘定調整表は簿記論点ですが、資金繰りは「Ⅳ」出題可能性があります。
CF計算書
「Ⅳ」でかつて5年に1回思い出したように問われベテを泣かせたCF計算書は、H28を最後に7年連続出題がありません。念のため最低限の備えをします。
❸財務諸表等規則
収益認識
売上をどうカウントするか経理で熱い話題が「収益認識」。一般人には細かすぎるので、テキストレベルを押さえます。
棚卸資産
「事例Ⅳ」経営分析によく登場する棚卸資産の詳細です。後回し。
有形・無形固定資産
これまた「Ⅳ」で頻出の固定資産。難解なNPV出題に備え、テキストレベルの知識は押えます。
負債・引当金
ここまで↑がBSの左側(資産)の話で、引当金は右側(負債)の論点です。「Ⅳ」には出ませんが、貸倒引当金が重要です。
税効果会計
「Ⅳ」で税効果会計を本気で出すことはない。軽くテキストを読んで済ませます。
その他企業会計原則
年1マークの定番論点以外の、5年に1~2回しか出ない所はその他で一括りにします。
外貨建て取引
これも簿記で学ぶので、深入りする前にさっさと簿記2をやりましょう。
会社法(計算書類・配当)
会計の理論問題の中には会社法の明文規定もある。「経営法務」で気になった方は後で解き直すと知識がつながります。
❹連結会計他
「Ⅳ」ポエム対策として連結会計に言及する方を見かけますが、余計なつまみ喰いをするならさっさと簿記2級です。❹
今日のまとめ
それは今日のタイトルにある通り、全部まとめて後回し。そのときTAC正答率を発動し、Bランク以上は一応押さえ、再出題可能性の低そうなCランク以下は最後まで無視でも構いません。