同業D社が右といえば左、下といえば遥か斜め上の真逆に突き進むこのサイト。その狙いは財務理論上、同業D社と極端な真逆をするほど不合格リスクがゼロになるため。
ではサスティナブル成長率が事例Ⅳに出るのは時間の問題と書くと、同業D社がどれだけ理解不ノウか、からかうテストを始めます。
時間の問題とは、特定の予想や予測が現実になることが確定していて、その実現する具体的な時期を指す言葉です。例えば、ある技術が普及する、市場が成熟する、あるいは経済が回復するなど、その「いつ」が重要な意味を持ちます。
ファイナンスにおける時間価値の問題は、将来受け取るキャッシュフローの現在価値PVを計算する際に、どのような割引率(期待収益率)を適用するかという議論です。割引率は、投資のリスクやインフレ率、他の投資機会の収益率などに基づいて決定され、将来のキャッシュフローの価値を現在価値に換算する際に用いられます。
診断士試験「直近5年の法則」とは、1次試験の新知識が直近5年以内の2次試験に出題されるとする経験則です。例えばR4年、R5年に1次試験で扱われたサスティナブル成長率は、2次「事例Ⅳ」に出題されるか否かでなく、R6~R10年のいつ出題するかの「時間の問題」になるのです。
【過去問RTA 財務④】ファイナンス47マーク / ポートフォリオ理論でD社の真逆
つまり、素早い「2次」ガチャ通過を目指すなら、直近5年の「1次」過去問を「2次」最新のテキストとして使う。そしてこの発想にいつ気づくかの、「時間の問題」が幕を開けます。
直近10年の答の暗記に夢中な同業D社とサヨウナラ。「2次」に備える知識とは覚えるものでなく、【いつでも思い出せるように理解する】もの。そこで47マークまとめてテキスト代わりにRTAです。
H25第14問 WACC Bランク ★伝説のベストの1問★
当問を解こうとすると自己資本コストが見当たらず、CAPMから10.5%を算出。WACC+CAPMを1問で学べるベストの1問です。
1⃣企業財務論
WACC
事例Ⅳ第3問NPVを解くにはWACCが必要。そこでファイナンスの最初はここが入口です。
配当割引モデル(企業価値)
WACCを学んだら、すかさず配当割引モデルを使い、企業価値=FCF÷WACCで覚えます。
株価の計算
次の事例Ⅳに出すなら「企業価値の計算問題」一択。配当割引モデル以外の計算方法をサラリと押えます。
資金調達
コーポレートファイナンスのごく基本で、簡単すぎるのでⅣには出ません。借入に支払うのは利息、株主に払うのが配当です。
最適資本構成(MM理論)
WACCの計算に使う、負債⇔自己資本の比率を最後に議論します。近年易化しており、結論の暗記で構いません。
2⃣証券投資論
ここから下は、もしⅣに出てもポエムで差がつかない。それよりなぜふぞの真逆の採用が事例Ⅰ~Ⅲで有利かを、ここで200%納得な。
個別証券リスク・リターン
リスク・リターンは「経済学」の効用とセットで覚える。過去問を先に解き、次にテキストに戻って理解します。
2証券リスク・リターン(相関係数)
同業D社の自慢を見かけたら、すかさずその真逆を探すと合格しやすい。まず相関係数ρを学びます。
ポートフォリオ理論
同業D社のG格自慢+当サイトの着想を混ぜないようにしながら組み合わせ。すると「2次」合格最短距離になる理屈が、このポートフォリオ理論です。
デリバティブ
「1次」頻出&「事例Ⅳ」ポエムがあるので、理屈は抜きでさっさと覚えます。
今日のまとめ
カコ問10年分にひたすらしがみつくのが同業D社なら、ウチは200%でミライを当てに行く。そしてサスティナブル成長率の今後5年以内の「Ⅳ」出題が、時間の問題だと分かります。