「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【3月に眺める事例Ⅲ】「経営」「財務」「運営」終えたらもう1周 / スピード試験はアジャイル化

受験人口の増加・若返りを願う主催者の思いを酌んでか知らずか、ベテふぞ退治に日夜取り組むこのサイト。今日紹介するのは、最速な「1次」500点+「2次」240点の取り方です。

Q
世の中猫も杓子もスピード勝負に賭ける中、試験の受け方もこれまでと同じハズがない。これまでにない、これからのスト合格の仕方をちゃっちゃと教えて?
A

連日報道される日本人大リーガーの素早い仕上がり。それももちろん、第一印象&初年度ワンチャン重視の流れがあってこそです。

まさかこれまでの学習プランを鵜呑みにしてない?~RTA前提でガラリと変わる「1次」対策~

①これまでの「1次」対策

これまでの「1次」対策は、ウォーターフォール型のアプローチを取っていました。これは、まず基本講義期において、試験の7科目の知識を幅広く身につけることから始まります。その後、これらの科目に関する過去問題に一通り取り組み、理解と応用力を高めていきます。最終段階として、これまでの学習を総仕上げし、試験に臨むというプロセスです。この方法では、全体の計画に従って、一つずつ段階を踏んで学習を進めていくことになります。

②これからの「1次」対策

一方、アジャイル型の学習方法では、特に2次試験で問われる「経営」「財務」「運営」の知識に焦点を当て、リアルタイムアタック(RTA)というアプローチを取ります。ここでは、まず過去問を解いてみることから始め、解答を見ながら理解を深め、テキスト代わりに過去問を利用します。この方法では、一問一答を解くスピード感を高めることが重要とされ、理解と応用力の向上を図ります。さらに、残りの4科目は試験直前に集中して暗記する「一夜漬け」でカバーし、1次試験での高得点を目指します。アジャイル型では、柔軟性を持って迅速に学習内容を調整し、短いサイクルでの改善を重ねながら進めていくことが重要です。

③まずやってみる~「1次」対策のアジャイル化

このような学習方法の変化は、従来のウォーターフォール型学習方法が持つ、全ての知識を備えてから過去問に挑戦するというアプローチによる学習遅れに注目した結果です。アジャイル型学習では、過去問を最初に解いてみることで、実際の試験で求められる知識や問題解決能力を直感的に掴み、必要な知識を効率的に身につけることができます。このアプローチにより、学習者は変化に柔軟に対応しながら、より効果的に試験対策を進めることが可能になるのです。

【3月に眺める事例Ⅲ】「経営」「財務」「運営」終えたらもう1周 / スピード試験はアジャイル化

生成AIはサラリと述べますが、アジャイル型「1次」対策は過去問を素早く解き倒すRTAタイムアタックが前提。何から何まですべてが呪い、おっと違ったノロい同業D社への参入障壁も万全です。

そして同業D社は、「経営」「財務」に限らず「運営」知識も苦手にし、ことあるごとにノウハウ化。その真逆を突いて、「生産管理」知識を得意化します。

Step-1 事例C社の10課題

Q
隙あらばノウハウ化!を信条とする同業D社勢は、「1次」知識の整理がひたすら弱い。あのとっちらかり感からして、整理整頓がごく苦手?
A

それは良い所に目をつけました。そこで「生産管理」を苦手化する前に、【C社の生産方式×レイアウト10課題】を表にしましょう。

「生産管理」が問うのは基本用語の暗記であり、点差がつくのは知識のしまい方×使い方。そこで手際よく、知識を表形式に整理整頓するのが上位5%です。

①品種数量多種少量中種中量少種多量
②原価計算個別原価計算総合原価計算
③生産方式個別生産ロット生産連続生産
④受注時期受注生産デカップリング見込生産
⑤受注の課題受注平準化差配需要予測
⑦QCD納期短縮高品質コスト削減
⑥ポーター戦略集中差別化コストリーダー
⑧レイアウト機能別セル製品別
⑨生産管理製番管理オーダーエントリー追番管理
⑩主要施策GTの利用JITラインバランシング

当サイトが受験2年目の簿記2級をこうまでゴリ推す狙い? それは個別⇔総合原価計算の違い↑を知ると、この10課題がMTXに整理され、よくあるC社の3大パターンを【自力で生成】できるため↓。

Step-2:C社の10課題を使ってショート事例

Q
2次「事例Ⅲ」の出題レイヤーは、生産方式→生産管理(計画&統制)→新規事業の3つと決まっている。そこで1次「生産管理」を学んだ時点で、ショート事例を作って具体化しておく?
A

その時、同業D社のノウハウ本や超絶EBAにすぐ依存するから、本番で狙い撃たれる方に誘導される。そこで常に中立で公明正大な私が、ショート事例のモデルを3社分生成します。

C-1社モデル:少種多量の個別受注生産

C-1社は、オーダーメイドの家具を提供している家具メーカーです。顧客からの注文に応じて、様々なデザインやサイズの家具を製造しています。たとえば、最近では、顧客からの要望に応じて、リビングルーム用の本棚やキッチン用のカウンターテーブルなど、多岐にわたる家具の製造依頼が増えています。しかし、このような多様な製品を製造する際に、受注平準化が難しく、納期の短縮や品質の向上、コストの削減に課題を抱えています。

C-2社モデル:中種中量ロットでセル生産

C-2社は、自動車部品の製造メーカーです。主にエンジン部品やサスペンションパーツなどの自動車部品を量産しています。たとえば、最近では、大手自動車メーカーからの注文に応じて、特定の自動車モデルに搭載されるエンジン用のピストンやブレーキローターなど、中規模の製品を効率よく生産しています。しかし近年、製品のライフサイクルが短縮したり顧客要望が多様化する中、オーダーに応じた柔軟な生産体制が整っておらず、製造ラインの空きが発生したり逆に受注を断るなどの問題が増えてきました。

C-3社モデル:多種少量の連続見込生産

C-3社は、携帯電話の製造メーカーです。スマートフォンやタブレット端末などの携帯電話製品を大量に生産しています。たとえば、最近では、最新のスマートフォンモデルの製造に携わっており、数十万台単位での生産を行っています。しかし、様々な製品バリエーションやカラーバリエーションに対応するための生産計画が課題となっており、特に需要予測の精度向上が求められています。

生成AI曰く、「運営」「事例Ⅲ」を苦手にするのは、非製造業勤務の方の馴染みがないため。そこで見慣れた業種でショート事例を作る生成AIの配慮に、涙が出るな。

今日のまとめ

【本日のポイント】
確実スト合格を目指す初学者の場合、「運営」まで解いたら再び「経営」「財務」に戻るとよい。特にRTA前提なら1次学習は大きく時短するので、「経済」以下の4科目はごく短時間で合格実力です。

Q
そうか、診断士「1次」は経営→財務→運営までがワンセットになり、ここで学んだ知識で「事例Ⅰ~Ⅲ」を解答できる。であれば経済・法務・・の暗記で苦しむ前に、もう2周3周させて、「2次」合格レベルにすると勝ち?
A

そして金型・鋳物といった時代遅れの中小事例ばかり覚えたがるから、ベテふぞの「事例Ⅲ」は何年やっても目がでない。そうでなくAIにショート事例を作らせると、自動車部品に携帯電話と、身近な先端企業のケースでスタディできます。