診断士試験は、ビジネスパーソンになぜ人気?
解答例
①知識:ビジネスに不可欠な知識を幅広く体系的に学べる。
②資格:難関試験をパスすると、国家資格の「おまけ」がつく。
③活躍:そしてこの「国家資格」に結構な旨味が。
つまり本来「中小企業診断士」の国家資格認定をする制度ですが、試験形式をとるため、①知識を効率的に学べ ②資格のハクがつき ③本業や士業で活躍できる。こんな一粒で3回美味しい資格試験が、ビジネスパーソンの人気を集めない訳がないワケです。
ところがやっかいな問題が2つほど。
①脳の記憶のメカニズム上、一定以上の学習時間が前提。
→一般に週20h以上、600~800hはノルマ。
②試験の倍率上「合格」しにくく、ヤメ時の判断が難しい。
→うっかり合格が目的化すると、数年単位で国語の書き取りをさせる罰ゲーム。
そこで【2019年合格目標】をこれから本格スタートするなら。①学習時間をキッチリ確保して ②1~2年以内の合格を目指すことが、得策です。
【2019年合格目標】7科目のマークシートが人気の理由
人気の理由1⃣ マーク試験の教育効果
大学で1年勉強するより、知識が身につく
例えば「経営学」「経済学」を大学教養課程で選択すると、書籍をひたすら目で追って、半期に1回単位試験が。診断士試験はそうでなく、ビジネスで大事な順に「過去問」が出され、「試験に出る順」に覚えて知識を増やします。
人気の理由2⃣ マーク試験の相乗効果
学習基本パターンは共通だが、試すスキルは科目で異なる。
例えば「経済学」なら理屈や理論、「情報」はIT用語の暗記、「中小」はクソ丸暗記。試す能力が異なるため、ビジネス上必要なスキルを満遍なく、相乗効果付きで伸ばせる。これも人気の理由です。
人気の理由3⃣ マーク試験の段取り効果
合格するには、前倒しと積極学習。先読み力が高まる。
診断士「1次」「2次」の特徴は、それぞれ「倍率5倍で落とす」狙いがあるため、試験傾向が毎年変わること。そのためモノゴトに受け身でなく、前向き、積極に取り組む姿勢が備わります。もっとも「企業経営コンサルタント」「ビジネスドクター」を名乗る以上、先見性が欠かせないのは当然です。
今日のまとめ
格の高さも、人気の理由。
知識を活かして資格で活躍。そんな旨味を可能にするのが国家試験の格、つまり競争、選抜試験であることです。つまり来年迎える「2次」も倍率5倍ですが、今から学習スタートし、「2次」試験に挑戦できるのも5人に1人に絞られます。
では少しずつペースを上げ、まず「企業経営理論」からスタートです。