「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【業界不問でマーケが人気:経営⑧】MDは内、マーケは外 / 価格・チャネル・広告販促・デジマ・関係性マーケ

「事例Ⅱマーケ」の多くの設問が、ダナドコ=誰に・何を・どのように・効果のフレームワークで書けるとしたのはふぞの功績。その「どのように」=How要素を学ぶのが今日の論点です。

Q
マーケの4Pのうち製品Productや小売業のMD、つまり自社製品の取り揃えばかりにこだわると、消費の時流を捉え損ねてかつての王者が末路に転落。そこで製品以外の3Pに注目し、外に打って出るのが吉?
A

具体的には、「製品PとMDは内」「価格販路販促のマーケは外」と定義する。すると2次「事例Ⅱ」ではまず内部(製品Pと店舗内のMD)を整え、その上で外向け(Price, Place, Promotion)の戦略的アプローチとの連携が問われると整理できます。

①「2次」に備えたマーケの知識②製品・MDは内③その他マーケは外
2次試験の事例Ⅱでは、実際の企業事例に対して具体的かつ実践的な戦略提案が求められます。製品Pは企業が市場に提供する製品やサービスそのもので、MDは、店舗内での品揃えや陳列、在庫管理など、実際に店舗に入った顧客に対して売上向上を狙う戦略です。デジタル時代においては、オンライン上での広告、SNSやその他の外部媒体を活用して、広域な市場に向けた活動が求められます。
そのため、マーケティングの知識を使いやすい形に整理・体系化し、試験問題に即応できるよう準備することが重要です。これらはいずれも、自社製品や内部の販売現場に直結する「内」の戦略として位置付けられます。これらは自社や店舗外の環境に働きかける「外」の戦略として整理できます。

【業界問わずにマーケが人気:経営⑧】MDは内、マーケは外 / 価格・チャネル・広告販促・デジマ・関係性マーケ

積年のキーワード統計、果ては10年データブックの「内」にこだわる隣のふぞろいは一から十まで内向きで、世渡りを怖がる完全コミュ障。そのくだらない内輪受けを踏みつけて、外に打って出るのがマーケに強い診断士です。

Price 価格

市場調査、コスト構造、競合環境、消費者が感じる価値など多角的な視点から最適な価格戦略を策定し、収益最大化と市場シェア維持を両立させる手法です。需要変動、心理的要素、値引き戦略、価格弾力性の分析など、環境変化に応じた柔軟な価格設定が求められます。

こう書けば10点
各価格設定理論(例:原価基準、需要連動、心理的価格など)を具体例と共に論理的に整理し、価格弾力性や市場反応の分析までを明示する。

Q
「経営」R6第37問 価格 Aランク
価格設定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
A

例年手の込んだ作問をする価格論点にしては、ごく簡単に正文化できるサービス問題です。

Place チャネル

製品が生産者から最終消費者に届くまでの多様な流通経路を管理し、直接販売、間接販売、オンライン、オフラインなど各ルートの特性を活かして最適な組み合わせを構築するプロセスです。各チャネルの効率性、顧客接点、流通コスト、迅速な市場対応などを総合的に検討することが必要です。

こう書けば10点
各チャネルの特徴、選定基準、チャネル間の連携や対立解消策、オムニチャネル戦略などが具体事例とともに体系的に説明された状態にする。

Q
「経営」R6第31問 チャネル Aランク
BtoBマーケティングに関する記述として、最も適切なものはどれか。
A

R6はヤケに易化して正答率Aランクが続き、×イウエがどうみてもおかしい、サービス問題です。

Promotion 販促

消費者へ効果的なメッセージを発信するための広告媒体選定やプロモーション活動、イベント、キャンペーンなどの施策を通じ、ブランド認知の向上や購買促進を実現するマーケティング戦略です。ターゲット分析、クリエイティブな表現、費用対効果の検証などが重要な要素となります。

こう書けば10点
媒体選定、ターゲット設定、クリエイティブ戦略、予算管理、ROI評価などが実際の事例とともに具体的かつ統合的に論じられ、短期・長期の効果測定と改善策が明確に示される。

Q
「経営」R6第34問 広告・販促 Bランク
PR(パブリック・リレーションズ)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
A

近年の通販あるある。単なる広告・PRでなく、そのまま集客につなげることをDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)と呼ぶそう。R6でこそ出ませんが、数年先の「事例Ⅱ」で出題されるでしょう。

Q
「経営」R6第35問 販促(人的販売) Aランク
BtoCマーケティングにおける人的販売に関する記述として、最も適切なものはどれか。
A

B2C(チャネル)×人的販売(プロモーション)を組み合わせた、論点またぎの良問です。

デジタルマーケ

Webサイト、SNS、モバイルアプリ、メールマーケティングなどのデジタルチャネルを活用し、データ駆動型でターゲット層に適した施策を展開する手法です。オンライン広告、SEO、コンテンツマーケティング、データ解析、KPI設定など、リアルタイムな効果測定と柔軟な戦略調整が求められます。

こう書けば10点
SEO、SEM、コンテンツ戦略、SNS運用、データ解析、KPI管理、オンライン・オフライン連携など、最新のデジタルツールと実例を交えながら、具体的な効果測定と改善サイクルを体系的に整理する。

Q
「経営」R6第30問 デジタルマーケ Aランク
S社は、家庭用の充電式スティック型掃除機の新製品(「W」とする)を近々発売する予定である。そこでS社では、さまざまな顧客セグメントに対してカスタマー・ジャーニーを作成しようとしている。下図は、そのうち1 つの顧客セグメント(図中の「顧客タイプX」)についてのカスタマー・ジャーニーを示している。
 図中の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
A

R6は関係性マーケの出題をゼロにして、デジタルマーケ全振りにしてきました。第30問は新傾向の出題ですが、事前知識不要の常識と国語で当たります。

Q
「経営」R6第32問 デジタルマーケ Bランク
マーケティング・コミュニケーションにおいては、コンテンツのマネジメントが重要である。下図は、典型的なコンテンツのマネジメント・プロセスを示している。図中の空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
A

これも事前知識でなく、常識で当てる問題です。あまり簡単にて国語で解けてしまうのも、学習意欲を削ぐ欠点ありと苦言を呈します。

Q
「経営」R6第33問 デジタルマーケ Dランク
マーケティング・コミュニケーションにおけるSNSの利用やその役割に関する記述として、最も適切なものはどれか。
A

R5第32問の類題で、口コミで得られるのは信頼属性ではなく経験属性です。×またエのインフルエンサー・マーケティングは改正景表法で規制され、下火に向かいます。

関係性~推しのマーケティング

製造業や小売業がそのB2Cにおいて顧客やブランド支持者、インフルエンサー(いわゆる「推し」)との信頼関係を強化し、口コミや共感を促進することで、自然なプロモーション効果を狙うマーケティング手法です。長期的なブランド支持体制の構築が目的となります。

こう書けば10点
顧客関係管理、適切なインフルエンサー選定、コミュニティ形成、共創プロセスやロイヤルティ向上施策が、具体的な事例を交え体系的に整理され、長期的なブランド支持体制が確立される。

今日のまとめ

Q
今回で「企業経営理論」の正文化ドリル全8回がコンプリート。最近よく聞く「推し」とは関係性マーケの発展形で、2次「事例Ⅰ」が組織論重視にシフトするのはインターナル・マーケの延長線。このように基礎を確実に抑えると、財布の紐が緩いインバウンド相手にケツ穴の毛まで毟るマーケはごく簡単?
A

インバウンド相手のぼったくりが決して非難されないのは、就職氷河期のおじオバ相手ではなく、財布の紐が緩いインバウンドを確実にターゲティングするため。つまり単に客を待つMDよりも、外に打って出るマーケが重視されています。