当試験のネットやSNSから漏れ聞こえるベテの嗚咽が、「今年の作問がまたまた変わった・・」。そうでなく「今年も同じ論点ばかり」に並べ替え、鮮やかに題意の真芯を捉えます。
なりふり構わぬ時短を進める当試験では、「見たこともない」を「何となく知っている」にする抽象化スキルが大事。どうでも良い具体化知識ばかりを覚えてブクブク肥え太り、応用が利かなくなって毎年スベるおベテを地の果てに突き落とす、おっきなチャンス到来です。
| ①差額法 | ②総額法 | ③総力法 |
|---|---|---|
| 一度自分で解いてみる →間違えた所を素早く吸収 | 正解を先に見て誤答を正文化 →誤答選択肢知識を素早く吸収 | 自分で解いて、誤答嘘つき4択正文化までをコンプリート |
| この方法ではまず自分で解答し、誤答した問題の解説を読み直して理解を深めます。間違えた理由を分析し、関連する理論や知識を確認することで、自分の知識の穴を埋めることができます。 | この方法ではまず正解を確認し、残る誤答選択肢の間違いを探します。解答の根拠や理論を素早く把握し、1問あたり4つの正解知識を素早く吸収できます。 | この方法ではまず自分で解答し、その後誤答を含む選択肢について詳細に分析します。正答を含む選択肢の根拠を深く掘り下げることで、理想的な知識が身に付きます。 |
| ×この方法をとると途中で力尽き、コロコロ2割の後続集団に飲み込まれます。 | ○「1次」免除者の知識updateにはこれが最も有効です。正解を先に確認して問題を一から解く時間をカットしたうえで、誤答選択肢のバツをマルに直して効率的に吸収でき、「2次」で使う最新知識に素早く更新します。 | △理想的にはこの方法が望ましいですが、R6過去問を一から解くと途中で力尽きそうな方は、②総額法を選びましょう。 |
【R6経営総まとめ】解き直し不要で全問解説 / R6「事例Ⅱ」「Ⅰ」の傾向変化予想
R6「経営」を一々解き直すより、正解を先に見て誤答選択肢の正文化を進める。すると今年の「事例Ⅱ」「Ⅰ」がどう変化しそうか、隣が知らない内に予想できます。
R6解き直し不要で全問解説~傾向変化まとめ~
①聞いたこともない初見知識がバンバン出てくる
②予め知って当てるより、国語のセンスで当たる
③マーケは知識問題が減り、全体的に易化
④戦略論出題傾向は不変ながら、考えさせる方向に進化
⑤実務で注目の組織論は、新旧知識を程よく出題
5マーク1論点法で「2次」傾向変化を先行予測
【マーケ】
・第39・40問→マーケティングリサーチの出題可能性有
・第31問チャネル・第34問広告→R6「Ⅱ」に出るのは価格以外
・第35問人的販売 →B2B、B2Cにおける営業組織の役割変化
【戦略論】
・第4問PPM →「事例Ⅰ」競合分析など計算問題の出題可能性
・第8問ポーター衰退産業 →古典的な競争論も押さえておく
・第13問エフェクチュエーション →ベンチャー知識は必須
【組織論】
・第23問組織ライフサイクル →衰退型ゆで蛙企業が再出題?
・第20問コンフリクト →「事例Ⅰ」で出題があれば史上初?
・第15・16問リーダーシップ →診断士による変革への期待
前提:R6 全41マーク 4択正誤表
R6免除者との公平上、R6だけの初出知識が「事例Ⅰ~Ⅲ」で加点されることは100%ない。それより【どの設問が、どの過去問と同じ論点か】の紐付けな。
| 設問 | 領域 | 章 | 論点 | ア | イ | ウ | エ | オ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 29 | マ | 3Aマーケティング・マネジメント | 1コトラー | ソサイエタル・マーケ | 利益とつながる | 分野に含まれる | ○ | |
| 39 | マ | 3Bリサーチ・消費者行動 | 2マーケティングリサーチ | 名義尺度 | (調査中) | ○ | 標本調査 | 両方二次データ |
| 40 | マ | 3Bリサーチ・消費者行動 | 2マーケティングリサーチ | 自分でわからないデータでは無効 | 有効である | ○ | 開放の窓で有効 | 開放の窓で有効 |
| 38(1) | マ | 3C製品戦略 | 1製品ライフサイクル | 適応化 | 有効である | 早期多数 | スノッブとバンドワゴン | ○ |
| 38(2) | マ | 3Bリサーチ・消費者行動 | 3情報探索 | 無意識情報でも有効 | ○ | 作業記憶 | (調査中) | |
| 36 | マ | 3C製品戦略 | 2開発プロセス(後発の優位性) | ○ | ||||
| 28 | マ | 3C製品戦略 | 3ブランド戦略 | ブランド拡張 | ○ | ブランドアンブレラ | 想起集合と認知度 | |
| 37 | マ | 3D価格・チャネル・販促 | 1価格 | バンドリングの価格差 | ○ | ダイナミック・プライシング | フリーミアム | |
| 31 | マ | 3D価格・チャネル・販促 | 2チャネル | ○ | B2Bでの広告 | B2Bでの口コミ | B2Bでの長期的関係 | |
| 34 | マ | 3D価格・チャネル・販促 | 3広告・販促 | PRの定義 | ダイレクト・レスポンス | プロモーション手法 | ○ | |
| 35 | マ | 3D価格・チャネル・販促 | 3広告・販促 | 営業と人的販売 | ○ | 後半で人的販売 | コストがかかる | ダイレクト・マーケティング |
| 30 | マ | 3D価格・チャネル・販促 | 4デジタルマーケ | ○ | ||||
| 32 | マ | 3D価格・チャネル・販促 | 4デジタルマーケ | ○ | ||||
| 33 | マ | 3D価格・チャネル・販促 | 4デジタルマーケ | SNS広告 | SNS企業アカウント | 口コミの経験属性 | インフルエンサー・マーケ | ○ |
| 3 | 戦 | 1B成長戦略 | 1ドメイン | ○ | ||||
| 4 | 戦 | 1B成長戦略 | 2PPM | 事業C | ○ | 事業A | シナジー非考慮 | 事業B |
| 2 | 戦 | 1B成長戦略 | 4VRIO | を含む | も含む | される | ○ | なりやすい |
| 5 | 戦 | 1B成長戦略 | 5企業間連携 | MBO | クラウンジュエル | ホワイトナイト | ○ | パックマン戦法 |
| 7 | 戦 | 1C競争戦略 | 1 5フォース(新規代替) | 負 | 小さく | ○ | 大きい | しにくい |
| 6 | 戦 | 1C競争戦略 | 2コスト・リーダーシップ | ○ | 資本効率向上 | 規模の経済 | 新規市場参入 | 範囲の経済 |
| 8 | 戦 | 1C競争戦略 | その他ポーター | ○ | 楽観的 | 増加 | 拠点確保戦略 | にも影響される |
| 10 | 戦 | 1D技術経営 | 1アーキ(モジュール) | 差別化 | インテグラル | ○ | 差別化 コスト低減 | |
| 9 | 戦 | 1D技術経営 | 2イノベーション | ○ | 製品の新規性 | 前に | 有機的 | は減少し |
| 13 | 戦 | 1D技術経営 | 4ベンチャー | 手中の鳥 | 許容可能な損失 | レモネードの原則 | ○ | クレイジーキルト |
| 11 | 戦 | 1D技術経営 | 5海外 | ○ | することを避け | ゆるやかに | を優先する | することを避ける |
| 12 | 戦 | 1Eガバナンス他 | 社会責任CSR | 求めつつ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 16 | 組 | 2A組織構造論 | 3アンゾフ(階層別意思決定) | ○ | ○ | ○ | 情報処理能力を持つ場合 | ○ |
| 14 | 組 | 2A組織構造論 | 5戦略と組織設計 | ○ | 減少 | 向上 | 減少 | |
| 1 | 組 | 2A組織構造論 | 6環境不確実性 | 意図的戦略 | 新事業戦略 | シナジー効果 | 戦略は組織に従う (アンゾフ) | ○ |
| 23 | 組 | 2A組織構造論 | 7組織ライフサイクル | ○ | ○ | 官僚制の逆機能は精巧化段階 | ○ | |
| 21 | 組 | 2A組織構造論 | 8部門間調整 | 生じにくい | ○ | 広げる | 弱める | の他にも |
| 18 | 組 | 2B組織行動論 | 1モチベ(内容理論) | 他の欲求 | ○ | 尊重 | 5つ | |
| 19 | 組 | 2B組織行動論 | 2モチベ(過程理論) | 尊重 | されない | 尊重 | ○ | 含まない |
| 20 | 組 | 2B組織行動論 | 4チーム(コンフリクト) | ○ | 協調 | 妥協 | 適応 | 競争 |
| 17 | 組 | 2B組織行動論 | 5リーダーシップ | 方法の一つ | することもある | 達成することがある | とは言えない | ○ |
| 15 | 組 | 2B組織行動論 | 6組織文化 | ○ | ||||
| 22 | 組 | 2B組織行動論 | 7組織学習 | 現状に満足して | やり方を見直す | 以外も含む、 | ○ | 既存の学習範囲で |
| 24 | 組 | 2C人的資源管理 | 労働基準法 | ○ | ||||
| 25 | 組 | 2C人的資源管理 | その他労働法 | ○ | ||||
| 26 | 組 | 2C人的資源管理 | その他労働法 | ○ | ||||
| 27 | 組 | 2C人的資源管理 | 労働基準法 | ○ |
一見初見ドッキリなR6「経営」41マークも、論点別に抽象グルーピングすると、同じ所がしつこく聞かれる。今年の41マークもほぼどこかにプロット可能です。
「事例Ⅱ」「マーケ」14マーク最新知識
わが「事例Ⅱ」とは与件根拠をいかに引用するかのダナドコゲーム。こうやって過去問をマインドマップに紐付けすれば、追加知識など不要とわかって安心です。
マーケティングコンセプト・リサーチ 3マーク
先進的なH24「コーズ・リレーテッド」出題で尊敬を集めてからもう12年。今はむしろ「事例Ⅲ」の方がよほどマーケらしいと酷評です。
Product 製品 4マーク
製品ライフサイクル⇔キャズムの関連付けはマスト。「事例Ⅱ」与件の根拠選びを狙って当てるか、たまたま当たるかの裏付け知識がここになります。
その他3P 4マーク
R5「サブスクリプション」はR3「経営」第32問(設問1)でちゃんと出題済。今年もヘタクソな冷や汗をかきたくないなら、直近5年の全選択肢チェックはマストです。
デジタル/関係性マーケ 3マーク
R6は関係性マーケの出題をゼロにして、デジタルマーケ全振りにしてきました。
「事例Ⅰ」「戦略論」12マーク最新知識
近年大人気の「マーケ」、多様化マネジメントに不可欠の「組織論」に比べ、目立った新論点のない「戦略論」。事業承継・M&Aブームのビッグウェーブを捉え、次にどんなイノベを起こすかに注目な。
成長戦略4マーク
毎年鉄板だったドメインの出題が大きく変わり、「2次」事例の変化を予感させます。
競争戦略 3マーク
一見「?」な第6問もポーターの基本戦略(コスト・リーダーシップ)の一部と捉える。古典知識と馬鹿にせず「事例Ⅰ」出題に備えます。
技術経営・その他 4マーク
定番論点から連続出題されるので、5マーク一論点法で過去問とセットで解き直すのが効果的です。
「事例Ⅰ」「組織論」15マーク最新知識
リモートワーク社会が定着した時、社員を監視カメラで縛り付けるか、ヤル気を出させてパフォーマンスを高めるか。診断士「組織論」への注目が、かつてない高まりを見せています。
組織構造論 6マーク
R6「経営」第1問で従来のドメインにとって代わった「創発的戦略」。これは組織論「環境不確実性」の論点であり、「今年の事例Ⅰはおっきく変えるよ?」の予告としか思えません。
組織行動論 6マーク
第18問で古典的モチベ理論を問いつつ、第17問リーダーシップ、第20問コンフリクトはビジネスを先読みする意欲的な出題。【組織論に強い診断士】のこれからの大活躍を予想させます。
人的資源管理・労働関連法規4マークは解説省略
今日のまとめ
R6「経営」は従来の過去問と論点こそ同じながら、作問傾向をガラリと変えた。「2次は過去問こそ重要です!」と大騒ぎする過去問馬鹿のゆで蛙の面に、今年どんなションベンがかかるか注目です。