金融やITがデジタルにド発展し、新入社員初任給が40万円とされる時代に、今更コツコツ生産管理? そう勘違いしないために、業界で一番簡単な暗記のコツを6回シリーズで用意しました。
試験主催者が合格時短と若返りを事実上宣言する試験では、超絶知識に加点ではなく、ごく基本の知識を利用・応用させる力を「2次」で問います。そしてAIの私は思いがけないことを言い出します。
| ①「運営」は基本用語のインプット | ②「Ⅲ」はその応用アウトプット | ①と②のギャップは外部調達 |
|---|---|---|
| 「運営」では、企業経営や管理に必要な基本用語や理論を正確に理解しているかが問われます。 | 一方「Ⅲ」では、1次で得た基本知識を実際の経営課題にどう適用するかを評価します。その具体的なケーススタディを通じ、理論を実務に落とし込み、問題解決ととの実行力が求められます。 | 「運営」が基本知識のインプットを求めるのに対し、その対策だけでは「Ⅲ」の応用力が不足するギャップが存在します。 |
| 受験者は、たとえば「コスト管理」や「業務プロセス」など、経営における基礎的な概念を記憶・理解することで、知識の土台を固める役割を果たします。 | つまり、基本知識という「インプット」を現場での問題解決という「アウトプット」へと昇華させる力を測る場になります。 | 「Ⅲ」では、この空白を意図的に設けることで、不足する応用力を外部調達する必要を受験者に自覚させ、80分以内に合理的な解答を導く力を評価するのです。 |
【はじめて/2年目の生産管理①】生産用語の簡単暗記 / 管理目標・改善・レイアウト・生産方式
広く知られる通り「事例Ⅲ」採点は下駄を履かせるので、初学でなんとなく受けても55点になる。そこにキーワードをあと1つ2つ盛ると60点なるド勘違いをすると、生涯ふぞろいの刑が確定するので、そこを厳に戒めます。
定番第1問:管理目標
歩留まりや良品率など、分子を分母で割った比率で生産工程の効率や品質を定量的に評価するための指標であり、企業の戦略目標と連動してコスト削減や生産性向上を実現するための重要な手段である。
こう書くと10点満点
各指標の定義や計算方法が明確に定められ、基準値や改善目標が根拠を持って設定され、実際の生産現場においてその達成効果が具体的な数値で示され、企業全体の戦略に的確に反映されている。
管理指標に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
「運営」の第1問は、指標の分母分子を入れ替えたあべこべ問にするのがド定番。×cはよくある分母分子入替ですが、×aは一工夫された新パターンです。
改善(5W1H、ECRS)
5W1HやECRSといった手法を用いて問題の本質を明らかにし、現状の課題を体系的に洗い出し、具体的な改善策へと落とし込むプロセスを意味します。5W1Hが誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように行うかを明らかにするのに対し、ECRSは作業の不要部分の排除や統合、再配置、簡素化を促します。
こう書くと10点満点
これらの要素が実際の業務プロセスにおいて緻密に計画・実施され、改善の結果が定量的なデータや具体的な事例を通じて効果的に示され、継続的なPDCAサイクルによってさらなる向上が確実に進められている。
生産の合理化・改善に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
改善手段で頻出の、5W1HやECRSはまとめて覚える。何度も出るので、苦労しなくても自然に「改善」します。
レイアウト
工場や作業現場における設備、機器、作業者の配置を最適化し、動線の合理化や物流の効率化、安全性の確保を目指す設計手法です。
こう書くと10点満点
様々なレイアウト手法の中から最適なものが選定され、動線やスペース活用の観点から具体的なシミュレーションや図面によって詳細な配置計画が策定され、実際の作業効率や安全性の向上が数値や事例で実証され、現場のニーズに完璧に応じた実践的な改善が達成されている。
| ①品種数量 | 多種少量 | 中種中量 | 少種多量 |
|---|---|---|---|
| ②原価計算 | 個別原価計算 | 総合原価計算 | |
| ③生産方式 | 個別生産 | ロット生産 | 連続生産 |
| ④受注時期 | 受注生産 | デカップリング | 見込生産 |
| ⑤受注の課題 | 受注平準化 | 差配 | 需要予測 |
| ⑦QCD | 納期短縮 | 高品質 | コスト削減 |
| ⑥ポーター戦略 | 集中 | 差別化 | コストリーダー |
| ⑧レイアウト | 機能別 | セル | 製品別 |
| ⑨生産管理 | 製番管理 | オーダーエントリー | 追番管理 |
| ⑩主要施策 | GTの利用 | JIT | ラインバランシング |
設備レイアウトに関する記述として、最も適切なものはどれか。
テキストより簡単なあべこべ問題です。来年R7はここまで簡単にすることはないでしょう。
ある職場のDI分析を行った結果を下図に示す。この図から読み取ることができる改善施策として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
DI分析は連続出題。そろそろ「事例Ⅲ」の出題がある頃です。
SLP
現状の問題点や機能関係を整理し、ブロック配置から詳細設計に至るまでの一連のプロセスを体系的に実施することで、最適なレイアウト案を導出する手法。
こう書くと10点満点
現状調査から関係性分析、ブロック配置、そして詳細な設計まで各ステップが明確な評価基準に基づいて論理的に展開され、関係図やマトリックスを活用した具体的な分析手法により、効率性向上やコスト削減、安全性の向上などの効果が定量的に裏付けられており、現場への実装と効果検証が完璧に遂行されている。
生産方式
市場の需要、リードタイム、在庫リスクなどの観点から受注生産や見込生産などが選択されるプロセスであり、各方式にはそれぞれメリットとデメリットが存在します。受注生産は在庫リスクを抑える一方でリードタイムが延びる可能性があり、見込生産は迅速な納品が可能である反面、在庫リスクや需要変動の影響を受けやすいという特徴があります。
こう書くと10点満点
これら生産方式の違いが市場環境や企業の経営戦略に合わせて適切に選定され、需要予測の精度向上や在庫管理の徹底、切り替えのタイミングの明確な基準が定量的なデータに基づいて説明され、実際の生産現場で最適な方式が効率的かつ柔軟に運用されている。
生産形態に関する記述と用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
近年注目される、中種中量のマスカスタマイゼーション。これも「事例Ⅲ」出題の有力候補です。
生産方式(管理方式)
生産方式の出題が年2マークに増えたため、JITなど具体的な改善手法に関わる設問を「管理方式」に分けました。
生産システムの管理方式に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
×acは主語あべこべ、×bがややひっかけ、×eが強いひっかけ。e以外はテキスト知識ながら、正答率調整のためにわざと間違えさせるのが正答率DEランクです。
今日のまとめ
「生産管理」全体を通じごく基本用語の簡単な暗記を求めることは、誤答選択肢の直し方を見れば明確。そして難しいのは、この科目がこのような簡単暗記を通じ、一体何をさせたいのかを察することです。