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【はじめての生産管理②】ニチ子と重代で計画・統制 / 日程+調達+工数計画

どうせ難しすぎて差がつかない「事例Ⅲ」では、見た目のスコア以上に隣のふぞろい⇔上位5%の違いがデカい。さらに単に過去問の答を覚えたか、自ら覚えやすく工夫したかで二極化します。

Q
近年のベテいじめ・ベテ外しの傾向から、「Ⅲ」試験委員は見た目が似た設問を複数出し、重要キーワードを別設問に使わせて連鎖的に誤答させる腕で知られる。
A

「Ⅲ」R6第2+3問でその切り分けに悩んだら、「ニチ子と重代」フレームワークを当てはめ。すると第2問「工程改善による能力向上」=工数計画、第3問「工程管理業務の改善」=余力管理を柱に回答できます。

①「生産」は暗記科目初級②大量問題演習で知識を体系化③ニチ子と重代で生産管理
1次試験の「生産管理」は、大量の基本知識を効率的に覚えることが求められる初級の暗記科目です。過去問や問題集を1問ずつ丁寧に解くより、素早く何度も繰り返し解くことで、知識が自然に整理され、体系的な理解に繋がります。「生産管理=計画+統制」を「ニチ子と重代」と語呂で整理すれば、日程・調達・工数計画の視点を即座に想起できます。
理解よりも、まずは出題頻度の高いポイントから覚え、覚え方の工夫や整理によって知識の定着を図ることが重要です。これにより、知識のフレームワーク化が進み、実務や2次試験で使える知識となっていきます。この枠組みを「1次」の内から定着させることで「事例Ⅲ」の初見問題に柔軟に対応できるでしょう。

このとき、「1次」過去問の同じ論点はまとめて解くのは過去マスと同じ。過去マスとの違いは同じ時間で解く問題の数と、それにより知識を体系化する力です。

日程計画

生産活動の各工程を、納期に間に合うようにスケジュール化する計画です。​生産能力や資源の制約を考慮し、最適な生産順序やタイミングを決定します。

こう書くと10点
​すべての生産工程が計画通りに進行し、納期遵守率が100%である状態。​生産設備や人員の稼働率も高く、無駄や遅延が一切発生していない。

Q
「運営」R6第3問 進捗管理 Dランク
進捗管理現品管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
A

当問は出す知識こそ超基本でも、出し方やひっかけを工夫して正答率をDまで下げる、最近のトレンドそのまま。そしてこんなテキストレベル知識より、進捗管理→日程計画、現品管理→調達計画とすかさず論点を浮かべる方が大事です。

○a 製品のトレーサビリティを高めるために、材料の調達から製品の廃棄までのサプライチェーンにおいて情報共有の仕組みを用いた。
×b 後工程引き取り方式による生産を、「運搬指示かんばん」と(→削除)「引き取りかんばん」を用いて実現した。
○c 作業者や管理者が工程の状況を把握するために、目で見る管理として「あんどん」を用いた。
○d 仕掛品の流れを管理するために、製造番号、品名、納期などが登録されたRFIDを用いた。

調達計画

​生産に必要な原材料や部品を、適切な量とタイミングで調達する計画です。
需要予測:​将来の製品需要を予測し、必要な資材の量を見積もる。​
発注方式:​定量発注方式や定期発注方式など、発注のタイミングや量を決定する。​
現品管理:​調達した資材の受け入れ、保管、払い出しを適切に管理する。
​在庫管理:​適正在庫を維持し、過剰在庫や欠品を防止する。

こう書くと10点
需要予測の精度が高く、必要な資材が過不足なく調達されている状態。​発注方式が最適化され、在庫回転率が高く、在庫コストが最小限に抑えられている。

①需要予測

②発注方式

Q
「運営」R6第14問 発注方式 Aランク
外注管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
A

内製するか外注するかを技術力の面で見ると当問、コスト面で見るとR5「Ⅳ」で出題された内外製になります。

③現品管理・在庫管理

Q
「運営」R6第13問 現品管理 Dランク
資材管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
A

現品管理が業績や生産性に与えるインパクトを示す。○cは国語的に判断が難しく、「手持ちの運転資金が増えた」ならCF改善、「運転資金の需要が増えた」らCF悪化です。

④小売店の在庫管理

Q
「運営」R6第33問 小売店在庫管理 Bランク
小売店舗における在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
A

発注方式に関する長短や高低を問う、過去問を知っていれば解けるあべこべ問題です。

工程計画(IE)

生産工程の効率化を図るための計画で、工程分析、動作研究、稼働分析、時間研究などが含まれます。
工程分析:​生産工程を詳細に分析し、無駄な作業やボトルネックを特定する。​
動作研究:​作業者の動作を分析し、効率的な作業方法を検討する。​
稼働分析:​設備や人員の稼働状況を分析し、稼働率の向上を目指す。​
時間研究:​各作業の標準時間を測定し、生産計画や労務管理に活用する。

こう書くと10点
すべての生産工程が最適化され、無駄が排除されている状態。​作業者の動作が効率的で、設備や人員の稼働率が高く、生産性が最大化されている。

①工程分析

Q
「運営」R6第16問 工程分析 Cランク
ある製品について工程分析を行った結果を下図に示す。この図から読み取ることができる改善施策として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
A

かつての難論点IEも、時短推進で知識を問わなくなると、このようなクイズ形式になる。知識量より誤答を正文化する力が大事です。

②動作研究

③稼働分析

R2~R6出題なし

④時間研究

Q
「運営」R6第6問 時間研究 Eランク
標準時間の設定に関する記述として、最も適切なものはどれか。
A

R1以降の超イージーモードと違い、以前のIEではこの位難しい出題が普通にあった。今はここまで深い暗記は不要です。

今日のまとめ

Q
2次「事例Ⅲ」で苦手化しやすい日程+調達+工数計画について、「1次」5+1年で問われたのはこの全39マーク。しかもこうして正文化すると、○問われるのは超基本の知識ばかりで、×選択肢の作りやちょっとしたひっかけで正答率を下げるとわかる。
A

そこで過去マスのヘタクソ解説を捨て、AIを使って良いので最小字数で正文化する。そうやって知識をコンパクトにして整理するほど、R6「Ⅲ」第2+3問のような難問で、咄嗟に知識を引き出しやすくなるのです。