「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【過去問RTA 法務④】対応至難なラスボス論点 / 民法32マーク

「1次」6科目全マークを計31回でフルコンプしたRTAシリーズ。カコモンの答を完全にマスターするとむしろ解けない、最強のラスボスが最後に登場です。

Q
80分では解けない当試験では、ラスボス論点は余った時間でサッと解く。同業D社が差し向ける過去問マスター君では解けない難論点を解く、コツ掴んだ瞬間はサッイコーです。
A

まず「1次」「2次」共通の前提として、解きやすい論点を先、そうでない論点を後回しに。そして計画的に余裕を持たせ、民法をある程度苦にしないことで国語力が上がり、「2次」通過の可能性が高まります。

なぜ民法は超難問をランダム出題? ノウハウ偏重の市販本を避け、生成AIなら包み隠さず教えてくれます。

①理解する暗記②断片でなく体系的に③誤った勉強法の流布防止
民法の難問には単なる暗記では解決できない複雑な事案や法的な原則が含まれ、事案や法理を踏まえて出題意図を的確に把握する能力が求められます。民法では過去問をマスターする勉強を避け、理解に基づいた知識の獲得を進めましょう。民法では、単一の法条や事例でなく、複数の法的原則や事実を組み合わせる出題が主になります。そして断片的な暗記を避け、全体像を理解して論点のつながりを意識すると、難問を解けるようになります。試験合格を目的化したゆとり受験者は、過去マスを覚えて受かる手口を魅力的に感じることがあるでしょう。しかしそのG格大はしゃぎを試験主催者が不快に感じると、民法出題はさらにランダム難化するのです。

「民法」を本気で解くなら、チャートで体系化
同業D社ノウハウをうっかりパクるより、時間に余力があれば知識をチャートに整理する。すると知識が視覚かつ体系的に整理され、「2次」のような応用試験に強くなります。

【過去問RTA 法務④】対応至難なラスボス論点 / 民法32マーク

「経営法務」はH30の超難問が学習対象から外れ、R1~R3まで続いた改正民法出題も一巡し、R4とR5は急速に易化。ところが過去マス信者の舐めプ防止のためか、R5沖縄再試験では民法8マーク中5マークが難問と、再び荒れました。

①a債権・契約(成立・時効・解除)

難問奇問だらけの「民法」の中で、この「債権・契約」はビジネスローとも呼ばれ、本来なら取りたい領域。ところがR5再試験5マークは全て難しく、ムキになっても解けません。

契約(成立)

契約(時効・解除)

典型契約

①b契約(履行)

本来なら当てる領域ですが、とにかく意地悪な奇問難問悪問だらけ。正答率D以下が連続=そこの再出題はなく、覚えるだけ無駄と割り切ります。

譲渡・相殺

保証

②物権

論点を見るとランダム、正答率を見るとDがメインでたまにC。これは無理? と感じた問題はさっさと捨てて忘れます。

④相続

ごくたまに常識で当たる以外は、問題を見るのも嫌になる「相続」。多数出題された年は「周囲も無理だね?」と割り切って、知財や会社法を先に当てます。

これらの難問の解説はスキップし、正答率ABランクに絞って解きましょう。
R1第4問 Dランク
R1第21問 Cランク
R3第7問 (1)D (2)Cランク
R4第22問 Dランク

今日のまとめ

Q
R4~5で易化と思えた「経営法務」も、R5再試験「民法」ではいずれも難化。もしこいつらを当てに行くなら、できれば司法書士、最低でも宅建レベルの学習が必要だ。
A

そりゃ「経営法務」の中でも「民法」は、過去マス信者の舐めプでは対応至難なラスボス論点。司法書士級は論外として、不動産業勤めで宅建でも取らない限り、難しすぎると覚悟を決めます。