「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【高スコア答案分析(Ⅰ)】中央値medianでぶった切り

合格者の全員でも、多数派でも、平均でもなく。
medianで上下2つにぶった切る。

折角の診断士資格なのに、①国語面ばかり強調され ②数字で語る方は一握り。それは数字を扱うスキルが「1次」7科目に分散し、「これが診断士の分析」と言えるデファスタがないためです。

ないなら、作ればいいんじゃね?

例えば、多様な母集団の分析に有効な統計手法といえば、層化です。

つまり、①240点台(たまたま合格)答案で目を皿にして時間をムダにするより、②70点、250点以上の合格上位半数答案に一旦絞り ③自分なりの仮説を立ててから分析枚数を増やすと良い。

そして高スコア答案は、どれもお揃い。「ではなぜ本試験で、これと同じ答案が書けないか」 そこが議論のスタートです。では3回シリーズの初回、「Ⅰ」からどうぞ。

【高スコア答案分析(Ⅰ)】中央値medianでぶった切り

【今回の検証で使う解答例】
KEC解答速報
→試験当日公開かつ非の打ちどころのない模範解答例。
開示89点再現答案
→アドリブ感を狙い、意図的に再現性を下げた驚き答案。
きゃっしいの事例解答
→支持者も多い、前年280点ホルダーによる解答例。
④(斬られ役)当サイトのコピペ解答
→知識に偏り、いい所なしの失敗例。ある意味現実的かも。

ABランク~コピペ解答で差がつかない

Cランク~レイヤー・知識で差がつく勝負所

Dランク~時間が足りた方へのボーナス問題

今日のまとめ

高スコア答案とは、どうやらお揃い。ここから議論を始めると、「合格答案をどう書くか」から、合格答案がなぜ書けないかにシフトします。

ところが事例がショボいと、全員同じ合格答案を書くネタが割れてしまい、誰も真面目に勉強しなくなってしまう。次回4/9(火)は、「事例Ⅱ」ダナドコ事例の答案分析です。