さて「情報」を暗記しようとネットを探すと、「意外に手ごわい」「思うように点が伸びない」とネガ情報ばかりヒットしがちに。そこで単純暗記のクセに点が伸びない仕組みを先に知ります。
「1次」の後半「情報」「法務」「中小」は暗記科目ですが、「経営」「運営」を確実に覚えて稼がないと、ここで取り返すのは難しい。悪いことに「ボクは暗記が苦手・・」と思い込むと、「2次」ノウハウ・パターンの暗記を始めて8割ショボンのループにようこそです。
かつての単純4択マークを止め、全選択肢の正誤判定を組み合わる5択に
SQL・クラウド・AIを毎年出す一方で、古い論点の出題頻度が下がりランダム化
以前の統計のような捨て論点がなく、どこからでも得点できるので気が抜けない。
【はじめての情シス】「情報」は単純暗記から / スコアが伸びない3つの仕組み
この仕組みを一言にすると、「テキストの古い知識の暗記では当てさせず」「その場の機転のアドリブで当てさせる」。ここで暗記の方向を勘違いすると隣のふぞろい一直線です。
Step-1:正誤判定型5択(MTF)の増加
「経営」「法務」が文章の言い回しで迷わせるなら、単純暗記の「情報」「運営」はこの出題形式で迷わせる。ここを最初に知ると暗記がぐっと上手になります。
Step-2:毎年出す定番論点とそうでない非定番の組み合わせ
試験全体を通じ合格時短を進めたことで、上位5%層の流入も進む。隣のD社が叫ぶ古いノウハウをうっかり掴むと、「2次」でふぞろいのチョイスしかなくなる点に注意します。
Step-3:同一論点内で易問も出し、捨て論点を作らせない
この作問技術①~③が向上し、どこからでも正答率Cランクの作問を可能にしたことで、正解に悩むCランクもある程度当てないと60点は取らせない。この前提で暗記に入ると有利になります。
Step-4:作問進化の狙いと望ましい学習行動
| 作問進化の狙いを想定 | 望ましい学習行動 |
|---|---|
| 広範な知識範囲の確認:定番論点を基にしつつ、準定番論点の出題で範囲を広げ、現場対応力や情報感度も評価。最新技術(DX、AI等)の知識を試しており、基礎だけでなく実務知識の重要性も問う。 | Retrieval Practice(想起練習):学んだ知識を繰り返し思い出す練習で記憶定着を強化。過去問や模擬テストだけでなく、定期的に学習内容をクイズ形式でセルフテストすることが有効。 |
| 記憶ではなく理解の評価:MTF形式などで、暗記だけでは正解しにくく、論理的な理解を求める問題設計。例えば、QRコード決済やクラウド、セキュリティの用語の理解が必要で、単なる暗記では対応できない問題が多い。 | 螺旋学習・間隔反復:同じ論点を複数回に分けて復習し、時間を置いた後に知識を深める。新しい年度に再度同じ論点が出題される際、以前の学習から発展的な視点や新知識を上積みする方法が効果的。 |
| 受験テクニックの排除:MTF形式で「正誤判定」を要求することで、勘で解くことを防ぎ当てずっぽうを抑制。難易度の異なる年の混在により過去問暗記だけでは得点が伸びないように設計。 | 外部情報収集・モニタリング:最新の技術動向やIPAのガイドラインなどを定期的にチェックし、実務直結型の問題設定に対応。試験後もリカレント教育を意識した外部情報を習慣的に収集することが重要。 |
生成AIを使うと大量の最新情報を同時処理して、解像度の高い仮説を立て、それが本当かの検証に一足早く進める。ここで先手を取るか、年単位で周回遅れの隣のノウハウに依存するかの2択が起きます。
Step-5:単純暗記の「情報」で高得点を取る利点
試験委員がその作問技術を高め、暗記の「情報」でそう易々と高得点は取らせない。それは一定範囲まで単なる意地悪ですが、そこを超えると教育心理学上のメリットだらけになります。
今日のまとめ
これから4回続く「情報」全145マークの解説では、論点別×古い順から解き進む。そうやって試験委員の作問進化の狙いを知ると、来る「2次」もR2→R6の順に解き進む一択になります。