保険受験で521点。
「1次」3回、「2次」2回の受験を経て、H30年に見事診断士「2次」に合格されたTA様。当サイトに度々寄稿をいただき、大変助けていただいているのですが、こちらはH30「1次」合格直後の「保険受験合格体験記」です。
あの膨大な暗記量の「1次」をなぜ免除せずわざわざ受けるか。でもなぜ高得点になるか。それがどうH30の「2次」合格に至ったか。体験記を早速どうぞ。
【1次合格体験記】「1次」保険受験で521点、高得点に必要な学習法は見えていた~TA様
1⃣診断士に挑戦した理由・きっかけ、年齢
39歳の会社員(IT営業)のTAです。過去に2年ほど、ITとは異なる分野でコンサル業務に携わっていたことがあり、自由な発想で主体的に仕事を創り上げていく楽しさが忘れられず、またああいった仕事がしたい、と思っていました。
ふと、2015年に診断士試験を記念受験したところ、マグレで3科目合格していたことから本格的に資格取得を目指すことを決意しました
2⃣学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数
多年度生に属し、昨年「2次」後にも体験記をアップいただきました。以降の項目で前提となる受験状況について、ざっと振り返ります。
3⃣学習スタイルとそのメリット・デメリット
再受験、保険受験では、「1次」合格のために必要な学習方法が見えていた。
通学で1年目、2年目からは独学です。そのメリット・デメリットは昨年の体験記を参照ください。2018年も「独学」でいきましたが、その理由は次のとおりです。
- 「1次」合格のために必要な学習方法が見えていた(具体的には「 1次挑戦までの学習法」に記載します)
- 学習習慣が定着していた(とはいえ昨年の勢いはなく、直前期までの学習ペースは週10~15時間ほどに落ちました)
- 学習場所(コワーキングスペース)が確保できていた
- コスト(出費、時間)が抑えられる
4⃣1次挑戦までの受験回数、学習時間とその作り方
昨年より仕事が忙しくなったこともあって、隙間時間の活用で時間を作りました。活用できる科目とそうでない科目がありますが、そうでない科目も一通り学習を済ませたら、隙間時間で解法がイメージできるかの確認を行うようにしました。
隙間時間中心の科目:
「経営」「運営(計算なし)」「法務」「情報」「中小」
まとまった時間を確保した科目:
「経済」「財務」「運営(計算あり)」
5⃣1次挑戦までの学習法
3年目の保険受験時は、漫然と過去問を解くのではなく、 以下に留意しました。
① 論点別に知識を押さえる(「過去問完全マスター」の活用)
↓
②何が聞かれているのか正しく把握する(設問文)
↓
③誤判定を求めている箇所を見極める(選択肢)
↓
④正誤を答える(正しい知識)
過去問完全マスターは弱点や理解があいまいなところがはっきりし、対策すればきちんと効果がでるのでやりがいもあり、これなしで「1次」の学習は考えられませんでした。
ただ誤植が多かったり、解説が不十分だったり、そもそも解説が怪しかったりするものもあり、Webなどで正確な理解のための情報収集の時間も必要でした。
5⃣2次挑戦までの学習予定
7⃣学習時・試験当日のエピソード
8⃣これから「1次」合格を目指す方へのアドバイス
「1次」は科目合格も「可能」ですが、決して「推奨」されているわけではないと思います。
当たり前ですが、7科目の知識を持っていることが「1次」合格の近道だと、学習3年目にして思い知りました。
免除する科目があっても、ざっと振り返っておくことで合格の可能性は高まると思います。(私の今年の実績ベースで、「運営」21時間、「法務」24時間です。振り返りであればもっと減ると思いますし、無理はないように思います。)