「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【過去問RTA 経済②】 市場均衡~市場の失敗37マーク / 面積パズル

過去問に次々挑む楽しみは、最初は解けない論点が、面白いように次々解けてくること。そして最も得意化しやすいのが、今日の市場均衡他37マークの面積パズルです。

Q
「経済学」では、工夫を凝らした面積パズルで楽しく点を稼ぐのが「ミクロ」。そして理解するのは特定の最小限で済ませ、原則暗記でさっさと合格するのが「マクロ」。
A

はい、標準400hで500点超えハイスコアが推奨される「1次」では、そのような割り切りが試験主催者に好感されます。そして今日の33マークでは、課税や補助金などの政策効果を、すばやくパターン化して解き進みます。

「2次」解法をうっかりパターン化すると、同業D社でノウハウ縛りの刑で、ひどいとベテループ。そこでパターンで覚える解き方は「1次」で済ませてしまいます。

① 貿易自由化と関税② 補助金と課徴金③ 外部不経済の発生と抑制
貿易自由化:国境を越えた商品やサービスの自由な取引を促進する政策です。これにより、外国の商品やサービスがより容易に市場に参入できるようになり、消費者はより安い商品を購入できるようになります。補助金:政府が特定の産業や企業に金銭的支援を提供することです。生産者に利益をもたらし、製品の供給を増やす可能性がありますが、長期的に持続可能な結果につながるかは不透明です。外部不経済:市場取引の結果として、その取引参加者以外に負の影響が及ぶ現象です。 外部不経済が発生すると、社会的なコストが発生し、市場の効率性が損なわれる可能性があります。
関税:国境を越える商品に課される税金で、輸入品の価格を上げ、国内産業を保護するために導入されることがあります。しかし同時に消費者にとってはコストが上昇し、消費者余剰が減少する可能性があります。課徴金:市場活動によって生じる負の外部性を内部化するために課される料金です。企業や個人の行動を変更して外部不経済を減らすことができ、企業が環境に配慮した生産方法を採用する例があります。外部不経済の抑制:そこで政府が介入し、税金や規制を導入することがあります。ただし政府の介入が必要な場合でも、それが市場にとって最善の解決策であるかどうかは議論の余地があります。

【過去問RTA 経済②】 市場均衡~市場の失敗37マーク / 面積パズル

下手なテキストより、よほどわかりやすく・親切なのが生成AI解説。上記①~③をふぅんと眺めたら、以下のグラフ問題をまとめて解いて、AIの主張に頷ければOKな。

市場均衡~余剰分析

市場均衡&パレート最適

ミクロ経済学では、市場均衡=余計なことをせず市場価格で取引が成立するのが、最も望ましいパレート最適です。

貿易と関税(従価税含む)

次に、貿易自由化した時の余剰の増加と、逆に関税や従価税を掛けた時の死荷重を考えます。

補助金⇔課徴金(外部不経済の是正)

最後に、補助金による死荷重と、外部不経済による死荷重の是正を考える。出題パターンが常に変わるので、面積の増える減るをその場その場で考えます。

不完全競争

ここまでの自由な市場均衡と異なり、独占や寡占で何が起きるか。その勢いで自分の態度が相手の出方に影響するゲーム理論を考えます。

独占~寡占

ゲーム理論

市場の失敗

スクールノウハウを無断でパクるフリーライドや、どうせ2割で誰かが受かると学習放棄するモラルハザードが起きる説明です。

公共財

情報の非対称性他

今日のまとめ

Q
面積パズルのピースはピタリとハマるから、確かに今日の37マークは解きやすい。でも中には正答率D~Eの難問も混じっているね?
A

あら、そこがTAC正答率A~Eを使う利点。正答率AB=テキストレベルでも、正答率CDはテキスト見てもすぐには解けない。そこの理解で応用を利かせる力が、この試験の求める500点超&「2次」スト合格の目安です。