確かにR7事例Ⅰ~Ⅲは例年以上に制約条件・トラップ・ダミー根拠が多かった。これをいつもパクリばかりで2年遅れの隣のふぞが気が付く前に、「採点基準が減点法になる」予告とみる。それが私のAI活用スキルです。
知識を問うだけの問題では、長年の経験を持つベテランや、事前に情報を集めた者が有利となる。
真の思考力を見るために、既存の知識が役に立たない、未公開の「特殊ギミック」を持つボスをあえて議題に設定し、過去の経験則を排除する試みが加速する。
知識答案排除を進めると、特定キーワードやパターンを盛り込むことで、中身がないのに高得点を得ようとするふぞ答案の横行が目に余る。
そこで、解答のボリュームやキーワード数ではなく、状況への「即応性」と「緊急性」を示す突発的なイベント(ワームの異常発生)を投入し、キーワードを詰め込む余裕を奪う。
さらに、AIが瞬時に大量の情報を処理し、定型的な模範解答に近い「思考レスな答案」を作成する傾向が顕著になった。
これを抑制するため、AIが制約条件を見落として誤答を連発するエラーに注目し、ヒトの「優先順位付け」と「倫理的判断」を問う作問にした。
採点基準が、知識やキーワードの加点から、「制約違反(=致命的な判断ミス)」を犯した場合の減点へと移行する。
ここでは、AIが陥りやすい「非人間的な効率性」や「二律背反への安易な解決」といったミスのパターンを見込み、制約条件の小さな違反を見逃さない採点基準に進化していく。
【R7事例総括⑤】減点法の可能性:あれを書けば良かった!→これを書いてしまった・・
試験でのAI利用が一巡すると、隣のふぞが競った「与件根拠の回収力」がAI代替され、キーワード加点法では差がつかない。そして「あれを書けば良かった!」でなく、「これを書いてしまった・・」減点法の可能性を探ります。
R7与件・設問のどこが制約条件であるかは、昨日調査済。今日はAIに制約条件違反のダメ答案をまず書かせ、なぜその解答がダメかを確かめます。
| 参考答案 | 制約違反答案 | 違反内容 |
|---|---|---|
| 【第1問】 強み:製紙メーカーX社から原料紙仕入れや技術指導を得られ、再生紙利用で循環型社会に貢献し、産業用建築用でも顧客の評価を得る点。(60字) | 再生紙を原料とし、エンドユーザーの使用後も製紙メーカーの原料となる循環型社会の一翼を担う事業であること。(52字) | X社からの安定的な仕入れや技術指導、建築用での抜き取りやすさ評価などのより直接的な強みを抜かしている。 |
| 弱み:経験と勘に頼る作業で品質が不安定になり、技術承継が進まずムダが生じている上、計画変更に弱くクレーム対応体制も不十分な点。(60字) | 運送業者の2024年問題によるドライバー不足で流通条件の制約が厳しくなり、出荷に間に合わせるための製造時間短縮が課題となっている。(60字) | ドライバー不足はC社に影響を与える「外部環境の変化」であり、C社内部の「弱み」ではない。 |
| 【第2問】 品質バラつきのクレームコスト削減課題に対し、ベテランの経験と勘に依存する作業を標準化し、技術承継を進め安定品質に改善する。(60字) | 繰り返し受注の多い製品を見込み生産に切り替え、倉庫を建設して在庫を保有することで、製造時間短縮と残業代削減を図る。(57字) | 第3問で「製品在庫をもたず納期に対応できる工程管理の改善を進めることとしたと明確に否定されており、解答として不適切。 |
| 立ち上がりロスや人件費削減の課題に対し、突発的な計画変更を見直して製造効率を上げ、計画外のムダと残業を減らして改善する。(60字) | 人材不足を解消するため、製造現場に新たな作業者を配置し、深夜・早朝残業をなくす。また、今後の人件費増加に備える。(56字) | 人件費増加というコストアップ要因を伴うため、設問の「コストダウン」の方針にそぐわない。 |
| 【第3問】 C社は、週次製造計画の精度を高めて計画に基づく日次の作業指示を優先し、紙のメモによる計画変更は電子化して可否と進捗を可視化し、工程混乱や資材不足による手待ちをなくし納期遵守できるよう工程管理を改善する。(100字) | 顧客からの仕様変更や特急受注が全受注件数の1割程度あるため、これを断るルールを徹底し、確定した週次製造計画のみを実施することで工程の混乱を防止する。(74字) | 特急受注は顧客ニーズであり、これを一律で断ることは機会損失や顧客満足度低下を招き、診断士の助言として妥当ではない。 |
| 【第4問】 C社は、食品・医療用製品に必要な品質基準に対応するために製造条件を明確にし、ライン長中心に品質管理体制を強化して、品質の安定性を高めるよう社内で取り組む 。これにより、クレームの原因追及と再発防止の仕組みを定着させ、新事業製品への参入を図る。(120字) | 新たな設備投資を検討し、食品用・医療用が求める厳密な品質基準に対応できる最新の成型機を導入する。その上で、作業者の熟練度を上げるための教育を徹底する。(75字) | 設問が求める「社内の取り組み」に対し、答案は設備投資という物的資源への投資を主体とし、他に考慮すべき点が抜けている。 |
Step-1:AI普及を見越した作問採点再設計?
ベテ→ふぞの順に淘汰が進み、かつ上位5%のようにAIで試験に備える方が増えると、キーワード加点基準では点差がつかない。かつAIは制約違反をよくやらかすので、そこを見越した作問の可能性が。
Step-2:ベテ落とし→ふぞ除け→AI対応の順に試験が進化
前門のベテに後門のふぞと言われ、知識解答も頭からっぽ並列列挙な盛り詰め答案も許す気ゼロの試験委員。そもそも80分手書きで解けないボリュームの試験をさらに難化させる手段。それが「思考の深さ」「制約遵守」であるなら納得です。
Step-3:AI普及でキーワード加点→制約違反減点へシフト
平均的合格実力のベテとそのノウハウを狙い撃つことで、安定当確の上位5%⇔合格ボーダー上のふぞに二極化してきた「2次」筆記。仮に「制約条件違反減点」が実施された時の変化を見守ります。
Step-4:AI時代の作問採点と次の受験戦略
AI時代のヒトの役目は、AIに指示をして、そのエラーを糺して実用し、その正しい使い方を世間に広める。ここで4択間違い探しである「1次」と同様、知識とはドヤ顔で書き散らかすものでなく、エラーを見つけるために使います。
今日のまとめ
採点基準のキーワード加点→制約違反減点の可能性は、現時点ではAIを使って初めて説得力を持つ。試験後のクヨクヨが「あれを書けばよかった!(ふぞ)」→「これを書いてしまった・・」に変化したと隣の同友館が知るのは、これも早くて2年後です。