「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【はじめての法務①】特許は機能で横串暗記 / 登録→実施→侵害40マーク

「運営」→「経済」→「情報」と続いた暗記レースは、この「法務」でヤマを迎える。これまでの暗記と一味違う「法務」の暗記を得意化すると、1次500点&スト合格がほぼ当確です。

Q
TACデータリサーチによる「法務」の難易度は、R2~3(難)→R4~5(超簡単)と続いてR6が再び難化。このパターンでいえばR7も難化の目が高い?
A

隣のD社が会計にツバを吐きかける程度はまだマシで、「法務」のヘタクソノウハウを叫ぼうものなら法曹界に本気で迷惑掛ける。そこでお皿回しなヘタクソ暗記を本気で阻止にかかるのが「法務」です。

①暗記しないと解けないが、暗記しても解けない

条文や要件を丸ごと覚えなければ解答のスタートラインに立てません。しかし、条文を暗唱できても実際の設問は「趣旨」や「違い」を問うため、単純暗記だけでは正解に届かず挫折感が残ります。

②前年過去問と少し違う所が違う形で問われる

典型肢を少しひねった「改変肢」や、新旧条文を組み合わせた“差分チェック”が頻出です。表面だけを覚える学習法では変化に対応できず、「見たことがあるのに正誤が判断できない」状況に陥ります。

③効率的な暗記にはコツが要る

出題範囲が広いうえ毎年法改正が絡むため、重要度を絞り込まない学習はコストパフォーマンスが低下します。どこから覚え、どの順序で復習するかという“設計”が不可欠です。

【はじめての法務①】特許は機能で横串暗記 / 登録→実施→侵害36マーク

過去問の答を完全にマスターするのがお勉強と流布するノロマの前に立ちはだかる「法務」。そこでこの暗記のコツをマスターし、隣のあの熾烈なパクリを防御します。

2次当確の上位5%が積極情報発信するAI時代では、「法務」の暗記のコツは難しくない。多いと年25マーク中8マーク出る「産業財産権」を最初にマークして、今年出そうな所を予測します。

特許権実用新案権意匠権商標権
定義高度な技術的創作技術的創作
形状・構造・組合せ
形状・模様・色彩・結合文字図形記号や結合
❶登録産業上利用可能工業上利用可能自己の商品役務
類似意匠類似商標
新規性×
進歩性創作性×
△図面任意〇図面必須〇図面必須△図面任意
新規性喪失の例外×
方式・実態審査方式のみ・無審査方式・実態審査方式・実態審査
審査請求制度×××
出願公開制度××出願公開制度
国内優先権制度××
❷実施実施を専有他者の使用禁止
物・方法
・物を生産する方法
考案した物意匠した物商標の使用
共同・職務発明共同・職務考案共同・職務創作×
先使用権
専用・通常実施権
仮専用・通常実施権仮通常実施権×
❸侵害無効審判
異議申立(6か月)××異議申立(2か月)
実用新案技術評価書部分意匠地域団体商標他
※TACスピテキ「法務」P.250を参考に作成。黄色ハイライトは直近の過去問で問われた所です。

登録:保護されるには

特許・実用新案・意匠・商標などの産業財産権は、出願 → 審査/方式確認 → 設定登録を経て初めて権利が発生し、排他的に使用できる。登録の有無が法的保護の境界線となる。

こうすると10点満点
「出願・審査・設定登録→権利発生→独占排他」の流れを理解し、先願主義・補償金請求権などの関連論点も押さえておく。

登録制度

保護対象

出願手続

会話問題

実施:誰が使うか

登録権者は独占的に「実施」(製造・販売・輸入等)でき、第三者に専用(独占)/通常(非独占)ライセンスを与えて収益化できる。実施権は譲渡・質入れも可能で、職務発明や従業員帰属の特殊ルールも存在。

こうすると10点満点
「独占排他権→専用・通常ライセンス→ロイヤルティ収入」の流れに沿い、専用権対抗要件・再許諾可否、職務発明などの関連論点も押さえる。

侵害:したり・されたら

権利者以外の無断実施は侵害行為。排除措置として①差止請求②損害賠償③信用回復措置④刑事罰が用意され、侵害訴訟では損害額推定規定や無効の抗弁が争点となる。

こうすると10点満点
「侵害成立要件→差止・損害賠償・信用回復・刑事罰」の救済4本柱を条文ベースで把握し、損害額推定や均等論・無効の抗弁などの関連論点も押さえる。

国際出願

同一発明・商標などを多国で保護する際、PCT(特許)/ハーグ(意匠)/マドリッド(商標)経由で“ワンストップ出願”が可能。パリ条約の優先権を使えば基礎出願から12 か月(商標は6 か月)以内に手続を簡素化できる。

こうすると10点満点
「PCT・ハーグ・マドリッド+パリ優先権」の仕組みと期間を比較表で押さえる。ただ全体を通じて診断士に「法務」の10点満点は求められない。

今日のまとめ

Q
意地悪作問で知られる「法務」のうち、今日の産業財産権40マークが比較的過去問と同じ所が出やすく、よって一番当てやすい。年25マーク中ここで8マーク出るなら、最初に暗記するのは納得。
A

さらにそのとき、登録する利点は? 誰が使うの? 侵害したり・されたら? とAIを使って自ら問いかける。産業財産権4法の違いは意味があってそうなっているから、無意味な丸暗記の「中小」と区別することで、暗記ゲームが有利になります。