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【ふぞろい以外の採点】Ⅱ88点のレアカード

レアカードとは

稀にしか入手できないカード、などを意味する表現。主にトレーディングカード(トレカ)やソーシャルゲームのコンプリートガチャなどで用いられる表現。
出典:Weblio辞書

昨年R3「Ⅱ」は激辛採点になり、ベテから順に枕を並べて低スコア。88点答案の掲載許可を得て、なぜベテが駄目かを解明な。

Q
R3「Ⅱ」第2問:B 社社長は社会全体のオンライン化の流れを踏まえ、ネット販売を通じ、地元産大豆の魅力を全国に伝えたいと考えている。そのためには、どの商品を、どのように販売すべきか。ターゲットを明確にした上で、中小企業診断士の立場から 100 字以内で助言せよ。
A

ダナドコⅡではダ(誰に)×ナ(何を)の2つが最重要。「全国に伝える」→全国の食通ターゲット、「大豆の魅力」→豆腐丼セットのヒント丸出しサービス問です。

88点レアカード

・(ダ)全国の食通×(ナ)豆腐丼セットを涼しい顔で当てる。
・普通は最後で締める(コ)=大豆の魅力を伝えるを先に持ってくる書き方は、狙いか偶然か。

62点A答案

・(ダ)全国の食通は○、(ナ)大豆は△。豆腐丼セットに直すと加点。
・(コ)全国に魅力を伝える、を最後に持ってくるのが通常のダナドコ。

41点C、28点D答案

・2つともダナドコを使っていない。隣が揃える時に第1問でズレるのは致命傷に。
・全国の食通、豆腐丼セットは当てたり外したり。この2つをピタリ当てるには?

Q
B 社のフランチャイズ方式の移動販売において、置き配を導入する場合に、それを利用する高齢者顧客に対して、どのような取り組みを実施すべきか。中小企業診断士の立場から⒜フランチャイザー、⒝フランチャイジーに対して、それぞれ 50 字以内で助言せよ。
A

場当たりな出鱈目答案を避け、隣と答を揃える時に役立つフレームワーク。4Pから(a)チャイザー=P製品、(b)チャイジー=Place, Promotionに割り振ります。

88点レアカードのプラス点=核ワード「マーケティング活動」を入れ、チャイザー=製品マーケティングの役割を明示。フレームワークがビンゴ→わかっている感→加点されます。
88点レアカード、62点A答案

・(b)欄が聞くのはチャネル・販促→(ド)どのように+(コ)効果を書く。
・50字の使い方は電話を筆頭に(ド)を3要素ほど、ラス10〜15字に(コ)効果を入れる。
・(コ)効果では、「顧客の愛顧」「客単価の向上」どちらを優先?

41点C、28点D答案

・28点Dは「電話」の続きがアイデア解答、顧客関係性は一般論に。
・41点Cは置き配の「手順」であり、作問係が聞きたい答ではない。

Q
B 社では X 市周辺の主婦層の顧客獲得をめざし、豆腐やおからを材料とする菓子類の新規開発、移動販売を検討している。製品戦略とコミュニケーション戦略について、中小企業診断士の立場から 100 字以内で助言せよ。
A

Ⅱ最大のスコア差は、(ダ)×(ナ)の組み合わせ。第2問=全国の食通×豆腐丼セット、第4問=主婦層×共同開発菓子が正解と、88点のおかげでまっるわかりな。

88点レアカード⇔62点A答案の差

・88点レアカードは、第2問、第4問の(ダ)(ナ)をピタリの正解
・62点A答案は、内容・書き方・対応は正だが、(ダ)(ナ)の答が時々違う
→与件の根拠を山盛り、80分で迷う様に作問する「Ⅱ」で、どうすればピタリ正答するかの謎に注目を

41点C答案⇔28点D答案の差

■28点D答案のどこが、採点係の怒りに触れた?
①ターゲット不明
②コミュ戦略⇔製品戦略が連動しない
③根拠の段ズレ。駐車場はまたしもダミー根拠説
④与件に沿わない「過去問の答を持ってきました」感は、今年もまたしもD判定へ
→有害な解き方と判断されるとペナルティ点?
■41点答案〜単なる時間切れ
→解けない文には人畜無害。41点とは来年またいらっしゃい?

上記は開示スコアを定量化する仮説の一つであり、R4も同じ採点基準にする理由は一つもありません。

今日のまとめ

Q
自分より優れた者を見るとすぐ妬み、ケチつけたがるのが、ベテの一生冴えない悪い癖。「Ⅱ」88点レアカードを見て、「後出しなんだよ」「スクール解答を見て盛ったに違いない!」。すっぱい葡萄の連発必死?
A

違います。この88点レアカードは当サイトが昨年回収した当日作成60枚中の、最初に届いたNo.1。当日作成の高再現性→好スコア→翌年の受験技術発展に貢献する好循環は、ここが最初の一歩です。