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【抜け駆け合格】「出題の趣旨」が採点基準?~事例Ⅱ

分析半分・提案半分(H27)から、
助言中心(H29)に大転換。

上の図は、当サイトが作成した直近5年分の設問エクセルから、レイヤー×セオリー(黄色)に加え時系列に展開したもの(緑・青色)。

黄色:レイヤー×セオリーは、確かにその通り。
緑色:設問レイヤーへの配点は、まんべんなく。
青色:要求能力は年によりガラリと変わる。

目立つのは、H27「分析半分・提案半分」→H29「分析1・助言3」に変化したこと。同じ試験で要求能力がこんなに変わるの? まずサンプルを見てみましょう。

「出題の趣旨」が採点基準?~事例Ⅱ

「事例Ⅰ」同様、「Ⅱ」でも設問レイヤー×要求能力から、解答構成要素を決めていきます。

今日のまとめ

H29「事例Ⅱ」の採点基準は、提案程度→助言重視に大きくシフト? いえ、まだそう断じるのは早計です。あの試験委員が「出題の趣旨」程度で尻尾を掴ませるとは思えません。でもね。

「出題の趣旨」は、採点結果を踏まえた後出しの感想文だな。
でもこれを受け、進んだ組は来年「助言」を解答の柱に据えるな。

その程度の先読みまでなら大丈夫。だって当試験、周囲が書く答案に合わせるほど、採点者もついその気になってそこに配点。そうなる可能性が高いのですから。