「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【答えは与件の中に】そのセオリーは「1次」で習う~レイヤー×R2「経営」過去問

野郎共、聞いて驚け。ギョーカイ側の診断士が、試験合格枠増に前向きでない最大の理由。それが、基本的学力の低下=ゆとり化な。

あの金型様でさえ、5年に一度のたまたまなら試験に受かる。ゆとりの波は止まりません。

出題側から見た「逆さ棒グラフ」
今年の合格枠は、順当なら1,200人で、倍率的には1,500人だってある。ところがうっかり枠を増やすと合格者の質は必ず下がる。それがギョーカイ側が合格枠増に反対する理由だ。
そう、ゆとりのれんバトンが幅を利かすと、1,500人合格時代はまだ先だ
でも「1次」で少々タガを緩めた分、「2次」出題傾向はレイヤー×知識セオリー寄りに振ってくるはず。

答えは与件の中にある。またそのセオリーは「1次」選択肢で習う【レイヤー×R2「経営」過去問】

そして「2次」の答えは与件の中にある。で、そのセオリーは「1次」選択肢で教わります。

そこでのれんバトンじゃ気づかない。今日はサクッと、「1次」セオリーの復習な。

レイヤー1A 環境分析(SWOT)

例題:R2「経営」第5問 多角化

多角化と M&A に関する記述として、最も不適切なものはどれか
〇ア 異業種、同業種を問わず、M&A の統合段階における機能統合では、準備段階でのデューデリジェンス(due diligence)による、研究開発、生産、販売などの重複部分や補完関係の明確化が重要である。
〇イ 異業種の M&A のメリットは、基本的には、範囲の経済とリスクの分散の実現であるが、自社の必要としない資源までも獲得してしまうリスクもある。
〇ウ 多角化では、企業の主要な市場での需要の低下という脅威は、外的な成長誘引(external inducement)となる。
〇エ 多角化には、特定の事業の組み合わせで追加的に発生する相乗効果と、複数の製品市場分野での事業が互いに足りない部分を補い合う相補効果がある。
×オ 同業種の M&A のメリットは、基本的には、規模の経済と経験効果の実現であるが、同業種間であるため各々の組織文化の調整と統合にはコストがかからない
オは、×同業者であるためかからない→〇あってもかかる。バツがすぐ付くので、〇ア~エを「2次」用セオリーとして、まるっとイタダキ。

受験経験者なら答えを先に見て、〇ア~エを先に読んで良い。「全知識」がちっとも「全」でないと知り、ここでおっきく一歩リードな。

レイヤー1B 事業戦略

レイヤー2A 組織構造

レイヤー 2B 組織行動

レイヤー 3A採用配置

レイヤー3B報酬

R2該当なし

レイヤー3C育成評価

今日のまとめ

今日は日ごろ鍛えた実力で、「2次」に使える「1次」セオリーを振り返る。
【留意点】
そのコツは、答えを知った前提で、4択バツ選択肢をマルにすること。
【期待効果】
①結論や因→果がおかしい文章に、素早く気付く。
②それを「自分の言葉で」マルにする。
③オトウサン達が教えたいセオリーが、その場で身につく。

すると採点係45名のオトウサン達好みの、言い回し力がダダ上がりです。

どうせのれんバトンじゃ気づかない。試験委員45名=採点係説のネタ元を、ここでまるっとオープンな。

(前略)第2次試験の論文式筆記試験については、試験委員が行う採点作業中における不測の事態を避けるため、(後略)

出典:受験手数料等の見直しに関する委員会報告書

そして市販テキストに書かれた通りの知識は、もう出ない。そこで「1次」過去問のバツをマルに直して、最新セオリーとオトウサン好みの言い回しをまるっとイタダキ。当試験はベテがスベって初学が受かる。その理由がずばりコレです。