「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【そんなに「Ⅳ」で稼ぎたい?】CVP+NPVバカ

連結会計なんて、
どうすりゃいいのか?

連結会計とか訳がわかりません。それでもやらなきゃダメですか?
計算練習は要りません。ただ「Ⅳ」ポエムで2回出題は史上初なので、基本の理論は押さえておきます。

ほう、基本の理論とは何だい?

会計専門バカにならず、わかりやすく、でも具体的に周囲に説明できるレベルのコトです。

CVP+NPVバカ【そんなに「Ⅳ」で稼ぎたい?】

【簿記2級】連結出題の背景~中小企業の連結会計ニーズ

"連結財務諸表を作成するための手続きは連結会計と呼ばれていますが、これまではすべて1級の出題範囲とされていました。(中略)企業経営自体、グループ全体を視野に入れた経営判断を行う連結経営が加速していますので、連結会計に対するニーズは大企業のみならず中小企業においても高まってきています。"
出典:商工会議所の検定試験(改訂のポイントー連結会計)

つまり試験の出題有無というより、これからは、連結会計の基本知識は診断士のマストな。

①しかし「事例Ⅳ」は仕訳を問わない。②従い連結会計の計算問題は200%出ないし、③万一出ても「没問」です。

そう。社内で一般に「法務部」「経理部」が嫌われ者なのは、専門知識を振りかざして訳知顔に周囲にマウントしやがるから。

当試験は、会計バカ、専門バカを求めていないし、連結会計の専門知識なんて必要ない
そこで「事例Ⅳ」作問係のオトウサンが、この試験で受験者に何をさせたいか、ちょいと踏みとどまって考えます。

今日のまとめ

ねぇ、「事例Ⅳ」はなぜ毎年CVPが出る?
固定費倒れの赤字を避けるためです。
ではなぜ第3問はNPVで鉄板に?
黒字化でキャッシュが浮くと、設備投資をして儲けたくなるからです。
では今年の第4問はどんなポエムに?
そりゃ当然、イマ中小企業が直面する危機に手を貸せる、資金繰りだろ?

そして、出題難度やスコアのバラつきを恣意的に操るあのオトウサン達。彼らが目論むのは、過去問バカ=過去問の解き方を覚える勉強をする奴ほど、60点に収束させること。

それなら同友館のノウハウ本で構わないから、まず60点を取る勉強を。そこを越えたら、連結だろうがポエムだろうが、自分のキャリアに必要と思う勉強をすればOKじゃないか。そう、あの第4問ポエムは、意外にいいコトを教えてくれるのです。