「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【他資格/初学優遇】150hでワンチャンECRS / 「Ⅳの解き方」の使い方

元難関国家資格でありながら2次150hで十分受かると知られ、他資格とのWライセンスや初学ブームの話題で沸騰です。

Q
ChatGPTブームを受け、「デジタルを使い倒す資格」と人気爆上げの診断士。Wライセンスの利点を教えて?
A

中小企業診断士が持つビジネスやデジタルスキルは、他士業の持つ専門知識と相乗効果が高く、今後ますます需要が高まります。

主な国家資格×診断士Wライセンスの相補・相乗効果
国家資格相補効果相乗効果
弁護士経営マネジメントや会計数字の把握会計や経営に精通し、企業の法務問題に加え、経営上の問題解決にも貢献できる。
医師経営マネジメントや会計数字の把握医療ビジネスに精通し、新しいビジネスモデル立案とリソース調達により、医療サービスの革新に貢献できる。
司法書士経営マネジメントや会計数字の把握会計や経営に精通し、企業の法務問題解決に加え、経営戦略に貢献できる。
公認会計士経営マネジメントや製造業の実務財務諸表の精度向上や、財務戦略の立案に加え、製造業などの実務にも精通し、経営上の幅広い問題解決に貢献できる。
社会保険労務士マーケティングと組織構造論マーケティングや組織構造論に精通し、人事や労務問題解決に加え、戦略的な人材活用に貢献できる。

【他資格/初学対象】150hでワンチャンECRS / 「Ⅳの解き方」の使い方

診断士の強みと言えば、事例で鍛えたフレームワーク×厚かましいほどのコミュ力で、企業のどんな悩みもすかさず解決。例えば事例Ⅳ×ECRS(イクルス)の原則なら、こうな。

150hでワンチャンECRS:Eliminate=なくせないか

Q
作問採点が毎年変わる「2次」を150hでパスする手段が、ふっる臭いノウハウを掴まないこと。150h合格に要らないモノを2つ教えて?
A

はい。ChatGPTの普及で読みやすく好感される文章の書き方が広まります。すると読みにくい答案の原因になる以下の2つが要らなくなります。

①同友館自慢の全てのノウハウ

ChatGPTやSNSにより全員が同意するセオリーが浸透すると、これまでの個人の主観的なノウハウが要らなくなります。合格するために必要な一定の知識やスキルがあると知られ、多くの受験者がこのセオリーを学び、身につけることで、個人の身勝手なノウハウに頼る必要性は減ってきました。

②誤った過去問偏重主義

採点方法が変わったことで、過去の誤った模範解答を使うとむしろ合格しづらくなります。過去の試験で出題された問題は、今年の試験で出題されるとは限りません。また、過去問の模範解答はあくまで一例であり、正解であるとは限りません。実際には、過去の模範解答が今回の試験で誤りとされることもあります。そのため、過去問にこだわらず、最新の情報を収集し、自己判断能力を高めることが必要です。

Combine=いっしょにできないか

Q
150hで受かるための「2次」対策では、事例Ⅳを先に固め、次に事例Ⅰ→Ⅱ→Ⅲの順が良いとされます。事例Ⅳと1次「財務」の共通点が多い=一緒にできないかと言われる理由を教えて。
A

その理由を、以下の4つで説明します。その結果、事例Ⅳに限っては1次⇔2次対策をいっしょに進めることができます

①出題領域が限定的で完全に重複

事例Ⅳで問われる論点は、経営分析→CVP分析→NPV分析→ポエムで固定されており、2次の他の事例に比べて出題範囲が限定的であり、1次試験で出題された内容と完全に重複するものが多く含まれています。

②計算問題が中心

事例Ⅳでは、計算問題が中心であるため、1次試験で出題された数学的な計算問題に近い形式の問題が出題されます。そのため、1次試験の数学的な基礎知識や計算能力が求められる問題に近いと言われています。

③2次試験固有の対策が不要

事例Ⅳには、2次試験固有の要素が少ないため、2次試験固有の対策をする必要がありません。そのため、1次試験と2次試験の対策を同時に進めることができます。

④その結果、1次⇔2次対策を同時に進めて良い

事例Ⅳが1次試験に近いため、事例Ⅳ対策をすることで、1次試験の対策にもつながるというメリットがあります。そのため、事例Ⅳを中心に対策を進めることで、2次試験だけでなく1次試験にも対応できるようになると言われています。

Rearrange=じゅんばんを変える

Q
同じく、2次150hで受かる為には、事例Ⅳ対策を外段取り化して「1次」試験前に済ませ、「1次」本試験以降は事例Ⅰ~Ⅲに集中する方が有利?
A

はい、「Ⅳ」と「財務」は同じ論点なので、TAC「Ⅳの解き方」を先に3回転させると有利です。

①財務⇔事例Ⅳ問題集は同じ収録順で、難度が違う

1次「財務」と2次「事例Ⅳ」問題集は出題領域と収録順が同じため、難度が違うだけと考えることができます。そこでまず1次問題集から始めて、難易度を上げていく形で、2次事例Ⅳの問題集に移っていくことが通常はベストになります。

②事例Ⅳは1次「財務」出題範囲内で作問

事例Ⅳは、簿記の未修者でも解答できるように、1次「財務」の出題範囲内での計算問題が中心となっています。そのため、難易度こそ大きく違うものの、出題論点が限定されていることが特徴です。

③問題集は論点を飛ばさす掲載順に解く

1次「財務」や2次「事例Ⅳ」の問題集は、数回解き直すことを前提に少しずつ問題が難しくなるように収録します。そのため、解けない論点のヒント、解答に必要な計算式や解法がその前の問題に記載されていることが多く、一回目では解けない問題を二回転、三回転させると解けることがほとんどです。

④難しい「事例Ⅳ」が解ければ「財務」も解ける

1次「財務」と2次「事例Ⅳ」は、同じ領域の計算問題を同じ順番で収録するため、事例Ⅳを解くことができれば、1次試験の財務諸表も解くことができると言われています。そのため、2次試験の事例Ⅳを解くことで、1次試験の財務諸表対策にもなるというメリットがあります。

Simplify=かんたんに出来ないか

Q
診断士試験が、難関試験にボクが合格!とはしゃぐお子ちゃま⇔冷ややかなデキる君に二極化する理由は?
A

簡単に言えば、完璧主義と楽観的な割り切りの差です。でもそれでは不親切なので、以下の3つの違いで説明します。

①学習の質

完璧主義になる方は、勉強の質が低く、継続的な勉強をせずに試験前に急いで勉強を始めてしまうことが多いため、十分な知識やスキルが身につかないことが原因とされています。

一方で楽観的な方は、効果的な学習方法を見つけ、高品質な勉強をしています。彼らは、計画的で継続的な学習を行い、十分な準備をし、スキルや知識を確実に身につけます。

②試験対策の質

完璧主義になる方は、試験対策の質が低く、模擬試験や過去問題を解かず、自分の弱点を見つけることができなかったり、試験に出るであろう問題形式や出題傾向を把握していなかったりすることがあります。

一方で楽観的な方は、質の高い試験対策を行っています。彼らは、模擬試験や過去問題を使い、自分の弱点を特定し、試験に出るであろう問題形式や出題傾向を把握しています。また、解答時間を意識し、試験で必要なテクニックや戦略を習得しています。

③学習方法の効率性

難関資格試験は膨大な知識や技能を身につける必要があるため、適切な学習方法を用いなければ、無駄な時間を費やしてしまい、効率的な学習ができません。効率的な学習方法とは、自分に合った勉強法を見つけること、計画的に学習を進めること、理解した内容を定期的に復習することなどです。楽観的な方は、一般にこのような効率さを高めることが得意と言われています。

今日のまとめ

Q
ECRSの法則を使うと、ムダが取れて動きが俊敏に。「Ⅳ」と「財務」はいっしょに解けるし、外段取りで7月までに済ませておけばより有利?
A

わざと難しく作られた「Ⅳ」過去問から入るから、おっきな勘違い。「Ⅳの解き方」を7月までに3回転させると、驚くほどかんたんです。