「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【合格前からの口述対策(後)】診断士の世界へようこそ~タテが少ないヨコ社会

タテも要るけど、ヨコでつながる。

画像:Bizコンパス

○○政策研究会、××の学校に試験サークルの口述セミナー。ヒヨコに人気の新歓コンパで、まさか試験の話題などしていちゃ周回遅れです。

診断士合格は目的でもゴールでもない、ましてスタートラインですらない。

昨年のたまたま合格先輩にこう説教されて、「うは、こいつらメンド臭っ」。違うよ。試験サークルの人気の理由は同期の対等なヨコのつながりであり、たまたま先輩とのタテ関係なんてクソくらえ。

使えそうな先輩を「1人選び」、尻尾を掴んで離さない。すると最小限のタテ関係で、診断士資格をそれこそ縦横無尽にフル活用。それがこのクソ面白くない国語の試験を「我慢して受かってあげた」メリットです。

そうか、診断士を「確実に受かる」⇔「たまたま受かる」では、スタート地点で彼我の差だな。

はい、だから「2次口述」を200%確実な手応えで通過することが重要です。では昨年取材した「口述試験のリアル」をどうぞ。

【合格前からの口述対策(後)】診断士の世界へようこそ~タテが少ないヨコ社会

昨年の12/17(日)、暖冬の今年からは想像もできないすっかり寒い時期に。口述試験を終えたばかりの最新診断士2名(AさんBさん)に、立教大学そばのカフェで試験直後の感想をお聞きしました。

①「2次口述」ではここが聞かれた座談会

A:「事例Ⅱ」から3問、「事例Ⅳ」から2問でした。総じて、事例の出題そのままで、答えやすい内容でした。

「事例Ⅱ」B社について
①B社の競合である大手スーパーの、強み・弱みを教えてください。
②B社の財産である「顧客データベース」をどう活用すると良いですか。
③建築業者と連携するときのターゲットや効果を挙げてください。
「事例Ⅳ」D社について
④D社の収益性が低い原因を教えてください。
⑤D社が子会社と連結決算をする時の、留意点を教えてください。

B:「事例Ⅰ」「Ⅲ」から各2問、そして最後に追加で「Ⅱ」を1つ聞かれました。Aさんのケースと違い、事例の設問そのままよりも、少し捻った変化球であった印象です。

「事例Ⅰ」A社について
①B社の前身であるX社の弱みを教えてください。
②B社が直販店を持たないことの「デメリット」を教えてください。
「事例Ⅲ」C社について
③製造業の現場で、求める人材を確保する施策を教えてください。
④CNC加工機械と関係するCAD・CAMについて説明してください。
「事例Ⅱ」B社について
⑤県庁所在地の百貨店の弱みから、B社の戦略を考えてください。

②「事例Ⅰ~Ⅲ」の試験傾向が変化した?最新合格者の準備と実際

③「2次」の傾向変化について

今日のまとめ

診断士試験は、なぜ技術が毎年イノベーション?

A:タテ型社会の旧弊がなく、緩やかなヨコの連携が広いから。

クッソ、昨年学んだ「戦略論」「組織論」の知識をこんな所でも使いやがって。でもでも、技術は毎年イノベーション。口述想定問答とは、セミナー参加特典で貰ってヒャッハーより、自分で作ってスラスラ回答する時代です。

それをネットで無償公開すると、続く【2019年合格目標】の方々の学習効率が向上し、試験がますますイノベーション。この試験、「あぁ、やはり今年で合格しておいて良かった」なのです。