「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【2017受験体験記】「法務」難化で1次足切り。さぁそこからのリベンジは?~TA様

独学+通学を両方経験。
ではそのメリ・デメは?

合格発表を間近に控え、「2017年合格体験記」のラストバッターは、ノー勉独学→本格的に1年通学(「法務」足切り)→2年目独学と進まれたTA様。

「2次」対策よりも、独学・通学それぞれ「1次」で苦労しがちな点、意外な罠を端的にまとめてあります。ではどうぞ。

受験体験記:「法務」難化で1次足切り。さぁそこからのリベンジは?~TA様

1. 診断士に挑戦した理由・きっかけ

はじめに簡単に自己紹介しておきますと、30代後半の会社員、職歴はコンサル(2年)、IT営業(12年)です。今後のキャリアアップを考えたのが受験のきっかけです。

大学受験以来のまともな受験で、これまで独学で取り組んできたので、当然のように独学で挑もうと考えていました。ところが仕事をしながら膨大な範囲の勉強を継続する意欲がわかず、「試験に申し込んだら意欲がわくかな」と、2015年、申し込みました。

しかしやはり意欲はわかず、ほぼノー勉。受験料も支払っており、せっかくなので一次を受けたところ、マーク運に恵まれ3科目合格できました。

「あと4科目なら、勉強すれば合格できそう」と思い、試験会場で配られていたスクールのパンフレットを見て、会社に近いスクールに通学することにしました。

2. 学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目、「1次」科目別点数(合格年)

学習開始時の知識:IT営業が長いので、「情報」は基本用語や仕組みなどの表面知識は頭に入っていました。

開始時の資格:とくにありません。
※開始後に、簿記3級、知財検定3級・2級、ビジネス実務法務2級、ビジネスキャリア検定2級(取引法務、組織法務)を取得しました。

得意科目:運営、情報

不得意科目:中小

科目 0年目(2015) 1年目(2016) 2年目(2017)
経済 44 68 -
財務 60 - -
経営 60 - -
運営 52 70 64
法務 40 35 64(調整後)
情報 60 68 76
中小 19 60 -
平均 47.9 60.2 法務足切り 68.0

(0年目335点、2年目452点※単純加算)

3. 学習スタイルとそのメリット・デメリット

4. 2次挑戦までの受験回数、学習時間とその作り方

【受験回数】
1次3回(2015年、2016年、2017年)
2次1回(2017年)

【学習時間の作り方】
通勤時間や仕事後に勉強しました。

細切れ時間(通勤中、移動中、待ち時間など)を活用することを意識しました。また家に帰ると勉強ができないため、有料自習室を使おうかと思いましたが、高かったので、安価なコワーキングスペースに登録して、まっすぐ家に帰らず勉強しました。

5. 2次挑戦までの学習法

6. 学習時・受験時のエピソード

0年目1次はとにかく受けただけでしたので、緊張も疲れもなく、なぜかやり切った感はありました。

1年目1次は、ぜったい受かる、と思っており、緊張していませんでした。法務がここまで崩れていたとも思っていませんでした。

2年目1次、4月まで法務1本で勝負するつもりで準備してきましたので、絶対に落とせない、という緊張でいっぱいでした。

ちなみに2次は、さらにこれまでにない緊張で、場に飲まれているのを感じました。そのとき、以前スクールの仲間が「昨年は場に飲まれてしまった」と言っていたのを思い出しました。

たぶん準備すればするほど緊張することになるんだろうと思います。来年リトライすることになった場合には、準備もさることながら、当日、この緊張をどうやりこめるかが課題になると思います。

7. これから合格を目指す方へのアドバイス

アドバイスできる立場ではないですが、感じたことは、何よりも主体的な取り組みが勉強に効果的だと思います。コンサルの資格なので当然かもしれませんが、(今年は)そういった資質が問われているものとして取り組みました。

そういった意味でも、こちらのサイトはヒントが絶妙なところまでで「自分で考える」余地があり、単に知識を詰め込んだりノウハウを得るものではない点が、参考になりました。

上記のとおり、私の勉強にはだいぶ偏りがあるのですが。個人的によかった点、悪かった点など感想を整理します。

受験体験記 ~TA様 まとめ

診断士試験に山あり谷あり。

これだけ努力すれば、合格「するはず」。実力がつけば合格する気「しかしない」。ところがその足元には意外な罠が。

成功ノウハウの教えっこもいいけれど、
失敗に細心の注意を払う合格の仕方も。

そうか、どこかで滑って転んで痛い目に。すると「主体的な取組(勉強)」がそこから始まる。案外そんなものなのでしょう。

※明日は周囲より1日早く、「合格体験記」募集のお知らせです。