過去に超難化したことが2回あり、本気を出せば診断士の歯が立たない「経済学」。しかしウチの本物試験委員には、それを過去問の暗記で簡単に理解させる特技があります。
「ミクロ」は消費者行動・行動経済学を説明し、「マクロ」は一国の経済政策を左右するので、ムキになって診断士に学ばせる必要はない。そんな余裕が出題側に生まれると、試験はこれだけ易しくなります。
| ①マクロは先に結論暗記 | ②論点別過去問で要点定着 | ③模試やR7本試験で相補相乗に |
|---|---|---|
| マクロ経済学の理論は抽象的で、テキストだけでは頭に入りづらいものです。そこで、まず過去問を手に取り、「問題を解く過程で必要なポイントを学ぶ」アプローチをとります。 | 診断士試験のマクロ経済学では、重要論点が毎年ほぼ同じテーマで出題されますが、設問の切り口や数値などが少しずつ変わります。 | 1)まず過去5年分を論点ごとにまとめて一度解く。 2)次に模試やR7の最新本試験問題にチャレンジする。 |
| この方法なら、理論を逐一暗記する手間を省きつつ、実際の出題形式に即した理解が深まります。 | これを「同じテーマを何度も解く」ことで、要点が繰り返しインプットされ、自然に暗記される仕組みです。 | この順序を踏むことで、最新問題の設問意図がつかみやすくなるうえ、過去問で見た知識が「なぜこう問われたか」の背景理解につながります。 |
| 分からない箇所は解説を確認し、その都度テキストへ立ち戻ることで、理論と演習が自然に結びつきます。 | 異なる文脈で繰り返すことで、応用力も同時に養われ、本試験で見慣れない出し方になっても対応しやすくなります。 | 新旧の問題を行き来する相補的な学習サイクルが、記憶の定着と応用力アップに大きな相乗効果を生み、短期間での知識習得を可能にします。 |
【はじめての経済③】マクロは結論暗記から / グラフ問題46マーク(GDP、IS-LM他)
さすが因果の「経済学」だけあり、全てが①→②→③の因果で構成されてわかりやすい。そして以下の順で過去問の答を見て結論を覚えると、「マクロ」は最速超短時間で合格ラインです。
国民経済計算GDP
一定期間内に国内で生産された付加価値の総和で、最終消費支出・政府支出・総資本形成・純輸出の合計としても表現される。生産側・分配側・支出側の三面等価が成立し、経済規模や成長率を測る基礎統計である。
こうすると10点満点
名目・実質GDPが速報値・確報値とも高精度に一致し、三面統合の整合性がとれ、政策判断に遅滞なく活用できる。
定義
景気と物価
財市場(IS)・45度線分析
横軸に国民所得、縦軸に総支出(消費+投資+政府支出+純輸出)を取り、45度線上で支出=生産の均衡を示すモデル。特に45度線分析では限界消費性向と乗数効果とに注目し、財政政策の効果を直感的に把握する。
こうすると10点満点
消費性向や投資・政府支出パラメータが実証データと一致し、均衡所得の変化と乗数効果を定量的に説明できる。
乗数効果
デフレギャップ
消費関数(やや難)
財+貨幣市場(IS-LM分析)
IS曲線(投資=貯蓄の均衡)とLM曲線(貨幣需要=供給の均衡)を同時に描き、その交点で所得と利子率の短期均衡を求めるモデル。財政・金融政策の効果やクラウディングアウトを分析するケインズ派基礎理論である。
こうすると10点満点
IS・LM両曲線の傾きが実証値と一致し、財政・金融政策による所得・利子率変動を精度高く説明できる。
労働市場(AD-AS)
IS-LMを拡張し、財市場・貨幣市場均衡(AD)と物価水準と産出量の供給曲線(AS)を組み合わせるモデル。短期は物価固定下の産出量決定、長期は潜在GDPと自然失業率への調整過程を説明する。
こうすると10点満点
短期AD-AS均衡点と物価・産出ギャップが実証データと一致し、長期的に潜在供給曲線への調整過程も再現できる。
国際収支(マンデル=フレミング)
IS-LMモデルを小国の開放経済(完全資本移動)に拡張し、固定相場制では為替介入による貨幣供給調整、変動相場制では為替レート変動を通じた乗数効果の違いを分析するモデルである。
こうすると10点満点
IS-LM-BP三曲線が国際資本フロー・為替変動データと整合し、相場制度変更の政策効果を精緻に説明できる。
「マクロ」学習は一国や国際経済を説明するモデルであり、現にそうなっている「結論」の暗記で入ると早い。その上で前提条件を一つ変えると結論が真逆になるので、隣のD社のように「単に答を覚えるだけ」で終わらせないのがコツな。
今日のまとめ
特に「マクロ」の諸論点では、過去問を解けば本試験が当たり、本試験を経て前年の過去問を振り返るとその題意が分かる相補・相乗性がある。これは本試験に向けて100%仕上げるより、むしろ基本重視の粗削りで良いので、本試験を通じて成長させる親心と思われます。