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【事例Ⅰ~Ⅲのリスク低減】Ⅳは猫60点の安全資産 / 現代ポートフォリオ理論

「Ⅳ」なら名実ともに業界No.1のウチが、なぜⅣは70点でなく60点を取れと説く? その理由は、Ⅳで+5~10点取るよりも、絶対に59点以下にしない安全資産」にする方が、合格ポートフォリオ上有利なため。

Q
R2以降の超難化が続き、もはや「宇宙語」と恐れられる「事例Ⅳ」のNPV。たまたま当たった70~80点こそあり得ても、ベテが泣くほどムキになっても70点以上を取らせない作問の狙いを教えて?
A

当試験が初学優遇を打ち出す以上、Ⅳが苦手なベテをからかうような難問出題が続くでしょう。そこで現代ポートフォリオ理論に学び、「Ⅳ」を猫60点の安全資産と考えると、「事例Ⅰ~Ⅲ」の取り組みが違ってきます。

①事例Ⅳは安全資産②事例Ⅰ~Ⅲはリスク分散③安全資産でリスク低減
現代ポートフォリオ理論:市場にはリスクのない、確実に一定のリターンを得られる資産(例えば、政府発行の短期国債)が存在します。この資産は「リスクフリー資産」と呼ばれます。各銘柄が持つリスクとリターンを組み合わせることで、全体としてリスクを最小化しながらリターンを最大化する「効率的フロンティア」を構築できます。これがリスクを下げるポートフォリオ効果です。安全資産の組み入れにより自身のリスク許容度に応じた最適なポートフォリオを選択でき、特に効率的ポートフォリオとリスクフリー資産の接点を「接点ポートフォリオ」と呼びます。
試験不合格リスクの削減:試験科目の中で、高得点にも低得点にもなりにくくスコアが安定する事例Ⅳをリスクフリー資産と見なし、ここで確実に安定60点を取ることを目指します。次に事例Ⅰ~Ⅲをリスク資産と見なし、この組み合わせで全体の得点を安定させます。特に特定のやり方に偏重せず、ふぞろい~上位5%までを幅広く組み合わせるほどリスクが下がります。安全資産のⅣで60点を確実にした上で、他の3事例で平均60点になる平凡な答案を目指します。この戦略を取ることで、どこかの事例でもし失敗しても、全体で240点を超える安心感が高まります。

【現代ポートフォリオ理論】Ⅳは猫60点の安全資産 / 事例Ⅰ~Ⅲのリスク低減

特定銘柄(同業D社の出版物)に入れあげるより、クールに分散する方が不合格リスクが下がって当然。ふぞろい!ノウハウ!キーワード!の連呼を諦めない同業D社のステマと真逆すぎて草。

Step-1:「Ⅳ」は猫60点になる安全資産

Q
「Ⅳ」の70点以上を狙わないことで、かえって必ず60点取れる「安全資産」と教えてくれるのは、このサイトだけ。そうなる根拠が、会計試験特有の没問と傾斜配点だと聞きました。
A

没問とは正答率が極端に低い難問に配点しない、傾斜配点とはみんなが当てる易問に加点する調整を指します。「事例Ⅳ」はこの得点調整を公表しない分、【みんながどこを当てるか】を知れば易々と60点に届きます。

第1問経営分析に下駄を履かせる第2問CVPは点差をつけて当てさせる第3問NPVは超難化させ当てさせない
作問上の工夫:出題を毎年少しずつ変えて答を覚える勉強を禁止する他、経営指標の複数解を幅広く認め、全員が原則満点に近づくように採点します。これに加えて傾斜配点で下駄を履かせることで、未経験の初学者でも50点、60点に持ち上げます。CVPで点差を付けるために(設問1)~(〃3)の難易度を変えます。初めは基本的な計算で当たる易問とし、後半に進むにつれて複雑な計算や応用を求めることで、効率的に点差が開くのです。NPVで毎年超難問を出すことで、勉強時間を増やすだけではスコアが伸びないことを明示し、過去問の答を覚えたり誤ったノウハウ勉に依存しないよう警告を発しています。
その効果:これにより事例Ⅳのスコアが底上げされ、初学者が合格しやすくなります。受験生が特に注力することで診断士=経営分析に強いとの評価が高まるほか、初学者が苦労せず60点を取ることで、より幅広い方の試験への挑戦を促すのです。枝問を段階的に難しくすることで、易問で得点する一方、難問でスコアが割れて全体のスコア差が出やすくなります。ここが試験当落の分岐点と気づくことで、基礎論点を最初に押えてから難問にも挑む学習姿勢を促すのです。これにより「Ⅳ」高得点狙いの動きを封じ、「事例Ⅰ~Ⅲ」をバランスよく学ぶよう促します。スコアの効率的な取り方があると意識させ、過去問の答をひたすら覚えるムダ勉を防ぐ狙いがあるのでしょう。

傾斜配点で60点近くに持ち上げ、実質没問で70点以上は取らせない。この仕組みを最初に知ることで、「Ⅳ」は必ず猫60点になる【リスクゼロの安全資産】な。

Step-2:「Ⅰ~Ⅲ」はふぞ⇔上位5%の組入比率を半々

Q
それにしてもステマに夢中な同業D社が「ノウハウこそ正義!」と決めつける度、必ずその真逆を言い出してことごとく的中させる。このサイトの「からかい芸」は痛快です。
A

「Ⅳ」が猫60点の安全資産であるのに対し、「事例Ⅰ~Ⅲ」は常にその場のアドリブ力を問われるリスク資産です。そこでふぞ⇔上位5%真逆な2銘柄をミックスすれば、スクール勢のムダ勉・ムダノウハウを全面カットして効率的です。

①相関係数ρ=-1ならリスクゼロ②キーワード⇔キレイな国語で真逆の意見③視野を広げて周囲を良く知る
現代ポートフォリオ理論:異なる資産に分散投資し、全体リスクの軽減とリターン最大化を目指します。特に2資産の相関関係に注目し、相関係数が-1に近い資産を組み合わせることでリスクを分散します。ふぞろいのキーワード全ノウ主義:「キーワードの数こそ採点基準」とする確信の下、出題者が求めるキーワードを答案に多く含めることこそが重要であり、他の存在を許さない絶対神として崇めます。主観を避けた中立・客観:自分の好みや主観ばかりに依存せず、キーワードの多さと読みやすさの両方をバランスよく取り入れることで、理想的な答案に近づきます。
相関係数ρが-1になる2銘柄:これらの価格変動は完全に逆の動きをするため、リスクをゼロにして市場全体の相場上昇分だけを獲得できます。このように一方の銘柄の偏りを別び銘柄で補うことで、全体のポートフォリオは安定します。試験上位5%のキレイな国語:採点者は「読みやすくわかりやすい答案を好む」と考え、論理的で一貫性のある構成や明確な表現を重視し、採点者がストレスを感じない答案を目指します。ふぞ⇔上位5%の組入比率は半々:これらの2つの真逆の意見を適切に組み合わせることで、試験におけるリスクとリターンのバランスが最適化され、採点者が好感共感する答案に近づきます。

Step-3:Step-3:「Ⅰ~Ⅲ」でどこまで無難な答案?

Q
それと、「Ⅳ」情報発信の量・正確さならどうみても業界No.1の当サイトが、「Ⅳで70点は狙うな」としつこく説く。その狙いは、「あえて60点で我慢して59点以下のリスクを避ける」安全資産にすることで、どこかの事例でミスしても計240点を超えるため?
A

「Ⅳ」超難化の意図が「高得点狙い禁止」「Ⅰ~Ⅲにバランスよく配分」であることは、もはや常識に。「Ⅳ」猫60点がAAAA確実合格を促す仕組みを、私ならこう説明します↓。

①安全資産(Ⅳ)とリスク資産(Ⅰ~Ⅲ)②資本市場線でリスク分散③Ⅳ猫60点で心理的安定
安定性の確保 「Ⅳ」は毎年同じ領域から出題され、確実に得点を稼げる安全資産です。そして合格ラインを超えるにはどの問題を当てるべきかも明確で、合計スコアの安定に欠かせません。安全資産としての「事例Ⅳ」 「Ⅳ」60点に必要な学習範囲・量を知ることが合格に必要な得点のベースになります。「Ⅳ」を確実に猫60点にすることで、計240点クリアが急に身近になるでしょう。心理的安定 「Ⅳ」で確実に猫60点になる安心感が、試験当日の心理的安定に寄与します。これにより「事例Ⅰ~Ⅲ」に落ちついて取り組める効果は、プライスレスとされます
柔軟性の強化 「Ⅰ~Ⅲ」は毎年出題傾向が変わって予測が難しく、当日のアドリブや瞬発的な対応力が問われます。この準備として過去問やスクール模試を利用して、多様な状況に柔軟に対応できる力を養います。リスク資産としての「事例Ⅰ~Ⅲ」 一方で「Ⅰ~Ⅲ」対策において、多様な出題や予測不能な問題に対する準備を行います。これには過去問に依存しすぎない、ビジネス実務力の向上が有効です。モチベーション維持 確実に得点できる事例があることで、全体の学習意欲が維持されます。「Ⅳ」の安定感が他の難しい事例に対する挑戦意欲を支える効果は測り知れません。
効果 安定得点源である「Ⅳ」で確実な点を取る一方、「Ⅰ~Ⅲ」で臨機応変に対応するアドリブ力をつけることで全体のバランスが取れ、不合格リスクが低減します。効果 安全資産とリスク資産の組み合わせにより、バランスよく240点クリアを狙えます。具体的には「Ⅳ」を必ず60点と自信を持つことで、得点変動リスクの高い「Ⅰ~Ⅲ」の高得点狙いを回避できます。効果 「Ⅳでの」精神的な余裕により、「Ⅰ~Ⅲ」での取り組みが効率的かつ効果的になります。結果として全体的な学習効率が向上し、不合格リスクがゼロに近づくのです。

今日のまとめ

Q
「事例Ⅳ」で確実60点なら、リスクだらけの「事例Ⅰ~Ⅲ」で高得点を狙わなくてよい。でも「キーワードを入れて」「キレイに書く」だけなら、2割と言わずもっと沢山合格してもいいのでは?
A

あら、それは「2次」の競争レベルをわかってない。80分で解けない「事例Ⅰ~Ⅳ」の勝負所はスピード感・アドリブ・瞬発力であり、そこは答が割れる「2次」を避け、答が1つに決まる「1次」「Ⅳ」を使って鍛えます。