「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【HAKS流】「Ⅲ」大枠把握

事例で点差をつける作問のコツ
ABランク:想定した根拠が想定通り
Cランク:想定より多い根拠で2択
Dランク:根拠を薄めて知見で点差

質問パターン:きゃっしい特別編より

伊達に年5,000人が国語競争を繰り広げる訳でなく。MOTや生産管理の理系知識も加えて、受験の国語技術は日進月歩に。
そして難問Dランクでは知見が問われる。でもでも、知見=知識ではなく、実際に見聞きした経験則(=過去問のパターン分析) だって通用します。ではどうぞ。

HAKS流 2次ノート「Ⅲ」~大枠把握

さて、ここからはもう一度元のペースに戻して事例Ⅲの続きを行くとしましょう。

3⃣【大枠把握】

「ツキヤ」「ヨキヤヤ」の内容は別でも触れたので割愛しますね。

①製造工程は図表化

これは与件本文を読んでいて、製造工程が図表化されていないときに取る方法。どんなときに有効かと言うと、①外注や別工程の部品同志を組み合わせて生産する際に流れが分かりやすい(それぞれが別の段落での記載になっているときなどに混乱しにくい)②半製品や仕掛品が滞留するポイントや製造時間や機械の課題を書き込むことでその理由を考えやすい。からですね。

②使わない段落や図表はない

これはたまに受験校の演習で「せっかく図表出たのに解説で全く使わない」なんてことがありますが、本試験ではそんな馬鹿な話はありませんのでご安心を!

③困りごとチェックの裏返しが答え

工程内の問題を発見したらその裏返しが答えですが、前回の投稿でもいった通り、近年ではそこまで単純な話で設問を作りませんので、「だから・どうして・どうなった」のどうしての裏返しスキルを。

④基準チェックの修正が答え

これは事例Ⅲ特有です。いまの生産における判断基準が何かをわかるようにすればいいのです。何か問題が起きていればその基準が間違っているので、それを直すのみ。

こんな事を気にかけてあげるのがベスト。残りは事例Ⅰと解法手順が似ているだけあって記述は一緒です。

それでは次回は「切り口」についてお話をしましょう!