とにかくひたすら難しいのに、今の所点差をつける気ゼロの「事例Ⅲ」。作問パターンを自在に扱い、本気になればふぞを狙って落とせる試験委員の本気をAI解説です。
試験委員は「ここからが本番だ」と不敵に笑みを浮かべ、序盤では点差をつけなかった流れを一変させる。以降は難問を投入し、受験者の思考力を本格的に試しにくる。
受験生は大量の与件文を前に頭を抱え、「何この無理ゲー問題…」と焦りを見せる。暗記やテンプレ頼みの対策では全く対応できず、与件の取捨選択力や整理力が問われる。
一方で冷静な受験生は、「第1問で決めた強みと市場機会を因果でつなげば成果を説明できる」と考える。ここは単なる引用ではなく、第1問で決めた強み→市場機会→成果の因果構造で答案を組み立てる。
試験委員は答案に挑む受験生たちを見ながら、「キーワードの数より因果の筋道が重要」と伝える。事例Ⅲの本質は、知識暗記ではなく因果で考え抜く力を次世代に伝えることにあると示される。
【今は点差をつけない事例Ⅲ②】書き方のコツから入るラス問新規事業助言
隣のふぞろいの過去問暗記型ヘタクソパターン決めつけを、試験委員が看過する気はゼロ以下。第3~5問の中では当てやすいラス問さえこう変化されると、ふぞには無理ゲーです。
| 設問 | 解答例 | 字数 |
|---|---|---|
| R1第4問 | C社は、将来的にはX社向け以外の量産機械加工も担える新工場の構築に向け、常に生産プロセスの標準化に取り組む。これにより、一人当たり生産性を高める工程計画を策定し、多品種少量生産体制を確立して量産品受託の新規顧客を獲得し、事業領域を拡大させる。 | 120字 |
| R2第4問 | C社は、モニュメント製品事業拡大に向けてデザイナーとの連携体制を強化し、複雑な形状や高度加工を要する高付加価値製品に注力する。これにより、設計から据付まで一貫受注できる強みを活かして他社との差別化を図り、事業の安定成長と収益性向上を実現する。 | 120 |
| R3第4問 | 手作りの高級感を選択する。C社は、末永く愛着を持って使える高価格帯製品を求める顧客をターゲットに手作り製品を供給するため、製造全体の技術習熟が進んでいない若手職人の多能工化を促す。これにより、高価格帯製品の品質安定とブランド価値向上を図ることで、直営店事業の持続的な成長を実現する。 | 140字 |
| R4第5問 | 可能性は、X社との新規取引が高成長であるアウトドア市場への参入を可能にし、X社PB製品の中価格帯製品で安定売上を確保しつつ、C社技術を活かした高価格製品への拡大により新規市場での収益性向上も実現できる。 | 100字 |
| R5第4問※開発 | C社は、地元食材活用やコスト低減ニーズを反映した自社企画製品を品揃えするために、ホテルでの料理人経験がある工場管理者と、製品開発経験を持つ外部人材を製品企画面で連携させる。これにより、食品スーパーX社向け総菜開発にも反映し新規事業を加速する。 | 120字 |
| R5第5問 | 構想は妥当である。理由は、惣菜製品新規事業における工場増築構想は、中食需要に対応する多品種少量生産の現行体制では生産対応困難であるため。留意点は、納品2日前確定の生産計画に柔軟に対応し、専用生産設備の汎用性を確保し、品質維持に務めること。 | 119字 |
| R6第5問 | C社は、社長のレイアウト設計経験を活かし、小規模工場や物流施設の新設・更新ニーズを捉え、自社企画搬送機器の設計から製造までを一貫した提案営業を行う。これにより、既存のX社依存度を低減し、事業規模の拡大と収益基盤の強化を同時に推進する。 | 117字 |
新工場が稼働した後のC社の戦略について、120字以内で述べよ。
C社は、将来的にはX社向け以外の量産機械加工も担える新工場の構築に向け、常に生産プロセスの標準化に取り組む。これにより、一人当たり生産性を高める工程計画を策定し、多品種少量生産体制を確立して量産品受託の新規顧客を獲得し、事業領域を拡大させる。(120字)
C社社長は、付加価値の高いモニュメント製品事業の拡大を戦略に位置付けている。モニュメント製品事業の充実、拡大をどのように行うべきか、中小企業診断士として120字以内で助言せよ。
C社は、モニュメント製品事業拡大に向けてデザイナーとの連携体制を強化し、複雑な形状や高度加工を要する高付加価値製品に注力する。これにより、設計から据付まで一貫受注できる強みを活かして他社との差別化を図り、事業の安定成長と収益性向上を実現する。(120字)
C社社長は、直営店事業を展開する上で、自社ブランド製品を熟練職人の手作りで高級感を出すか、それとも若手職人も含めた分業化と標準化を進めて自社ブランド製品のアイテム数を増やすか、悩んでいる。
C社の経営資源を有効に活用し、最大の効果を得るためには、どちらを選び、どのように対応するべきか、中小企業診断士として140字以内で助言せよ。
手作りの高級感を選択する。C社は、末永く愛着を持って使える高価格帯製品を求める顧客をターゲットに手作り製品を供給するため、製造全体の技術習熟が進んでいない若手職人の多能工化を促す。これにより、高価格帯製品の品質安定とブランド価値向上を図ることで、直営店事業の持続的な成長を実現する。(140字)
C社社長が積極的に取り組みたいと考えているホームセンターX社との新規取引に応えることは、C 社の今後の戦略にどのような可能性を持つのか、中小企業診断士として100字以内で助言せよ。
可能性は、X社との新規取引が高成長であるアウトドア市場への参入を可能にし、X社PB製品の中価格帯製品で安定売上を確保しつつ、C社技術を活かした高価格製品への拡大により新規市場での収益性向上も実現できる。(100字)
C社社長は受注量が低迷した数年前から、既存の販売先との関係を一層密接にするとともに、他のホテルや旅館への販路拡大を図るため、自社企画製品の製造販売を実現したいと思っていた。また、食品スーパーX社との新規事業でも総菜の商品企画が必要となっている。創業から受託品の製造に特化してきたC社は、どのように製品の企画開発を進めるべきなのか、120字以内で述べよ。
C社は、地元食材活用やコスト低減ニーズを反映した自社企画製品を品揃えするために、ホテルでの料理人経験がある工場管理者と、製品開発経験を持つ外部人材を製品企画面で連携させる。これにより、食品スーパーX社向け総菜開発にも反映し新規事業を加速する。(120字)
※R5解答速報では厨房設備を利用した「テストキッチン」を挙げましたが、与件根拠重視+アイデア解答禁止のNBLM答案はこうなります。
食品スーパーX社と共同で行っている総菜製品の新規事業について、C社社長は現在の生産能力では対応が難しいと考えており、工場敷地内に工場を増築し、専用生産設備を導入し、新規採用者を中心とした生産体制の構築を目指そうとしている。このC社社長の構想について、その妥当性とその理由、またその際の留意点をどのように助言するか、140字以内で述べよ。
構想は妥当である。理由は、惣菜製品新規事業における工場増築構想は、中食需要に対応する多品種少量生産の現行体制では生産対応困難であるため。留意点は、納品2日前確定の生産計画に柔軟に対応し、専用生産設備の汎用性を確保し、品質維持に務めること。(119字)
C社社長は、小規模の工場施設や物流施設の新設や更新を計画している企業と直接契約し、自社企画の製品を設計、製造することで事業を拡大したいと考えている。この新しい事業展開を成功させるにはどのように推進するべきか、120字以内で助言せよ。
C社は、社長のレイアウト設計経験を活かし、小規模工場や物流施設の新設・更新ニーズを捉え、自社企画搬送機器の設計から製造までを一貫した提案営業を行う。これにより、既存のX社依存度を低減し、事業規模の拡大と収益基盤の強化を同時に推進する。(117字)
今日のまとめ
生産現場の環境&進捗は毎回変わり、同じ決めつけパターンは通用しない。試験合格を目的化する勢い余り、「事例Ⅲ作問をパターン化」するのが試験委員にとって最大のNG行為と隣のD社が思い知るのは、早くて数年後です。