「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【過去問2回転目⑤】経営情報システム / コンピュータの進化と普及の仕組み

もともとはメカニックどドラテクを競った走り屋の世界も、自動車の脱物質化や電子化が進みEVではエンジンさえ要らない時代になると、すっかり肩身が狭い。ではなぜこーなった?が今日の議論のスタートです。

Q
そもそもデジタル財には、非排他性・複製可能性・非空間性(「情報」R1第32問)があり、技術独占や差別化をしにくい。わが国では急速なEVシフトに違和感があるのも納得?
A

とはいえEVの議論に限らず、自動車の製造技術革新と電子化の波は止まらない。ここまでの経緯を振り返っておきましょう。

①初期は高級車に搭載②価格低下し普及が加速③環境規制と今後の進化
デジタル技術はまず高級車に導入されました。高級車はコストを吸収でき、最先端技術を試す場となりました。例えば、エレクトロニクス制御のサスペンションやナビゲーションシステム、自動運転支援システムが最初に搭載されました。デジタル技術のコスト低下により、大衆車にも先進運転支援システムやコネクティビティ機能が普及しました。技術の成熟と生産拡大が価格低下を促しました。環境規制の強化により、ハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)が開発されました。これにより、排出ガス削減と燃費向上が図られています。
高級車にはさらに進んだ自動運転技術やAIベースのインフォテインメントシステムが搭載されるでしょう。これらの技術が成熟しコストが下がると、大衆車にも展開される見込みです。大衆車には完全自動運転機能が普及し、交通事故の削減や渋滞の緩和が期待されます。車両のソフトウェアは常に最新に保たれ、性能と安全性が向上します。EVやFCVの普及が加速し、バッテリー技術の進化で航続距離が延び、充電時間が短縮されるでしょう。製造プロセスの脱炭素化も進み、リサイクル技術や持続可能な材料の利用が促進されます。

【過去問2回転目⑤】経営情報システム / コンピュータの進化と普及の仕組み

ITの世界は複製コストがかからないので、一気に普及しやすく、その分コストダウンが進んで古い技術が陳腐化しやすい? こりゃデジタル化が進む試験の世界でも、ヘタクソ先輩のウンコノウハウに付き合っている場合じゃねぇな。

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情報① トレンド問題(クラウド&AI)

そろそろ窓際に追いやられた診断士受験世代が、勤め先でもう一花咲かせる逆転プレイ。今年の「情報」学習は、豊川悦司のあのCMからスタートです。

情報② ハード・ソフト・DB

過去問と同じ論点や選択肢が繰り返し問われる「情報」は、とにかく当てやすい。正答率でなく、難易度ABCの考え方を解説します。

情報③ ネットワーク~システム構成技術

ネットワーク、インターネットの仕組みに始まりシステム構成技術まで。当てやすい他に、今のデジタル時代で生き残る上ですぐに役立つ知識揃いです。

情報④ 開発方法論他

アジャイルやUMLに始まり、システムテスト・進捗管理まで、社内ITプロジェクトに参加する上での知識がズラリ。その上当てやすい特典つきです。

今日のまとめ

Q
自分のドライビングテクニックを磨いたつもりが、AIによる自動運転の方が乗り心地も燃費も良かった。もう人類はAIに降参する方が話が早い?
A

いえ、生成AIに限っていえば、彼は入力された文の続きを予測するだけで、誤った文を入れると間違った答を平気で返す。そこで暗記が一番簡単な「情報」を使い、まず知識を正しく覚える人類の努力は欠かせません。