「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【知って頷く業界事情】答案回収業者の闇〜ワンチャン2割の抽選券

「あなたは診断士の試験委員」とプロンプトに一言入れると、本当に試験委員が乗り移った様に業界の闇を次々ゲロする生成AI。「くだらないからもっとやれ」「AIで全部代替すれば?」の声に応え、今日の斬られ役は「再現答案回収業者」です。

①12週もあるオフの楽しみ

受験生たちは試験直後の“再現答案コンテスト”を楽しみにしており、今回の上位層が作る高精度の再現答案がネット上に出回る。

この段階では、まだ「健全な情報共有」であり、再現答案を読むことで受験生は前年の“良い答案像”を簡単に把握できるようになっている。

②業者の回収規模は400枚(5%以上)

軒を並べる業者は自社の採点優位性をSNSやインフルエンサー経由で宣伝し、全受験者の5%以上もの答案を収集する巨大分母を形成する。

400枚という大量の再現答案が集まると、大数の法則が働き、そこから抽出された「前年の多数派合格パターン」が簡単にテンプレ化され、翌年の受験生へ大量供給される。

③再現精度の高い多数派同質答案の罠

業者の分析精度が上がるほど、前年合格者の書き方・言い回し・因果の構造まで精密に模倣され、受験生の答案が大量に同質化していく。

しかし試験委員は、前年型のテンプレ答案を“思考していない答案”とみなし、採点基準に寄せる行為を最も嫌うため、同質化した答案群は採点上の不利を背負うことになる。

④前年業者に寄せると翌期は8割不合格

前年の採点基準にピタリ寄せた答案は、試験委員から見れば「昨年の癖をトレースしただけ」となり、 年度ごとに変化する出題意図とのズレが大きく、大規模に一網打尽で減点される。

結果として、回収業者に依存した“前年型”答案は、翌年の試験で8割が不合格に沈むという構造が成立する。

【知って頷く業界事情】答案回収業者の闇〜ワンチャン2割の抽選券

ではなぜ8割確実に落ちるとわかっている回収業者に、翌年30万円も課金するおベテが実在するのか? その闇の真相は、この試験は合格期待値5%未満のノロマが大量に受け続けること。

Step-1:答案回収業者の狙いはまさに「回収」

このように答案の質を底上げし、誰でも合格答案に近づけるのが課金業者を使う利点。だが最大の欠点は、このように「前年採点基準に寄せる行為」を試験委員が心の底から嫌うこと。

Step-2:答案回収業者の闇とは

養成課程に通うと200万円かかる資格を、年30万円なら7回受けてもモトが取れます!そのセールストークは「1年分の学習時間コスト」を隠蔽するため、数字とⅣに弱いベテから順に底辺スクールに押し寄せます。

Step-3:当確上位5%に離反された回収業者

試験終了後の上位5%の秘かな楽しみは、あらゆる答案回収業者に送り付け、その採点スキルを比べる「逆採点コンテスト」。毎年変動する採点基準を今年うっかり当てると来年ズレる、そのムダ努力に外野が拍手喝采です。

今日のまとめ

Q
答案回収業者の「闇」とは、同じ答案がスパムのように10校以上に送り付けられ、その年の高スコアに寄せると、自校メソッドを否定しふぞ答案に向かって同質化する。さらに百も承知の試験委員は前年高スコアに寄せる答案を8割狙って落とすため、結局何をやってもワンチャン2割の抽選券止まり?
A

その典型が読点「、」を極端に省き、「理由は①②③。以上により○○」と並列列挙で盛り詰めするふぞろい答案。昨年こそ2割受かったかもでも、今年その書き方を何割合格させるかは、試験委員の専権事項です。