「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【R6試験を大胆予想】詰めたるは及ばざるが如し / 試験で盛らない猫答案

我らが中小企業診断士試験は【中庸】を好むので、ベテが詰めたりふぞが列挙するほど「答案の色」が浮き出て落ちやすい。そこで今年は「借りてきた猫答案」に注目します。

Q
試験の出題傾向には「大きな流れ」「短期の変化」の2つがあり、どちらを外しても落ちやすい。そこから生まれた考え方が【戦略的中庸】だ。
A

戦略的中庸とは、短期的な変化や流行に対して柔軟に対応しつつ、長期的な視点での安定性や全体の方向性を維持するアプローを指し、変化の激しい環境においても持続可能な成功を実現するために重要です。

試験をパスしやすい「借りてきた猫」。実力派を自認するなら「羊の皮」を被るべき

借りてきた猫羊の皮を被った狼
外見は控えめでおとなしいが、実際にはそれほどの影響力や力を持っていないことを示します。つまり、見た目通りの力しか持っていない場合が多いです。①外見と実態外見は控えめまたはおとなしいが、実際には非常に強力で影響力のある存在です。外見と本質が大きく異なります。
自身を控えめに見せることで周囲に対しておとなしく振る舞い、特に対立を避けるためにそのような姿勢をとることが多いです。意図的に無害であるかのように振る舞います。②意図と目的外見を偽装することで相手を欺く戦略的な意図があります。自分の本当の力や影響力を隠して、必要に応じてそれを発揮することを意図します。
本質的に力や影響力が少なく、外見通りの能力しか持っていないことが多いです。特に大きな変化をもたらすことは少ないです。③影響力や本質的な力実際には非常に強力な力や影響力を持っており、その本質は外見とは大きく異なります。影響力を持つことが前提です。

【R6試験を大胆予想】詰めたるは及ばざるが如し / 試験で盛らない猫答案

「中庸」を好む試験では悪目立ちした順から狙い撃たれてショボン。古いものではSNSの悪ふざけで轟沈したEBA、今年でいえばふぞの詰め詰めモリモリ答案をマストで避けます。

Step-1:(回避)試験をわかっていない認知バイアス~ふぞろい答案~

Q
おベテがさっぱり受からない試験で、試験も世間もよくわかっていないふぞろい方式で2割も受かる。それはまだ試験対策がこじれる前の【素直さ】が残っているため?
A

その通りです。試験をまだよくわかっていないからこその2割合格で、それがうっかり余計なノウハウではしゃぎ始めると、試験委員による狙い撃ちゾーンにどストライクです。

以下に挙げる古いノウハウやメソッドは、試験の本質を見落として短絡的な方法に頼ることで、実際の問題に対する柔軟な対応力や深い理解を欠き、結果として8割の不合格リスクを高める要因となっています。試験委員としては、このような安易な合格ノウハウ頼る受験者を排除するために、より幅広い視点や深い思考を求める問題を出すことを考えます。

①「キーワードさえ入れれば合格できる」という決めつけノウハウ

キーワードに依存しすぎて、解答の内容や説得力が不足し、試験委員には不十分と見なされます。

②「試験はキーワードに始まりキーワードに終わる」という偏った思い込み

実際の試験では論理的な構成や事例に基づいた考察が求められるため、単にキーワードを並べるだけの答案は低評価になります。

③「与件を読まない想定問答集」で道を踏み外す

与件文を無視する癖がつくと、試験問題の背景や意図を読み取る力を欠いた知識解答になります。

④「読点(、)を極端に省いてキーワードをモリモリに」というメソッド

読みづらい上に根拠の焦点がボケ、解答の質が低下する。キーワードのみでは説得力に欠けます。

⑤「80分で解くために考えることを止め、パターンで決めつけ」という思い込み

思考力や論理的な構成がないと、表面的な解答になり、試験委員に思慮不足と見なされます。

⑥「キーワードに迷ったら複数問題に使うべし」という極端な方法

複数の視点や要素が求められる問題に対して、解答が一面的で不十分になります。

⑦「与件以外のキーワードでも点数が取れる」という誤った方法論

試験委員は与件文の理解と分析を評価するため、これを無視すると大幅に減点されます。

⑧「10年分のフレーズ集を使えば解ける」という自社ノウハウを周囲に強要

試験の本質を捉えた解答が求められるため、フレーズ集に頼ると全体の整合性が取れず、減点されます。

⑨「事前に用意した決め台詞をどこかの問題に使う」という楽観的ノウハウ

問題ごとに適切なアプローチが必要であり、同じフレーズでは問題の多様性に対応できません。

⑩「第1問のSWOTこそが命」という極端に前半偏重型の解答

後半の設問の解答の解答が浅くなり、試験委員が求める深い理解や分析が不足すると、評価が低くなります。

Step-2:(回避)過去問の答や超絶知識で決めつける確証バイアス~ベテ答案~

Q
あれはもう試験も世間も通用しないと、周囲に苦笑いされる万年おベテ。勉強時間と合格率でふぞろいにさえ逆転されて草。
A

自分達が嫌われているから、試験の作問採点基準が毎年変わることに、気づく気配がゼロ以下のおベテ。せめて鏡を見てわが振りを直すきっかけを用意しました。

いわゆる万年おベテ受験生は、過去の試験経験や模範解答に頼り、過去問の「正解」を記憶して同じ解答を使い回す傾向があります。これにより、試験問題が変化しても柔軟に対応できず、古いパターンに固執することでほぼ試験合格を望めなくなっています。

①「○○年度の問題はこう解いたから、今年も同じ解答でOK」という決めつけ

過去問の出題傾向に固執し、最新の問題の背景や意図を理解できないまま、陳腐な解答をしてしまう。

②「前回も毛深い猫が出たから、今年も必ず出る」といった予測依存型学習

出題傾向が変わった場合に対応できず、試験の柔軟性や時事問題に対応する力が弱くなる。

③過去の模範解答を丸暗記して、それを使い回すメソッド

模範解答の表面的な理解にとどまり、問題に対する本質的なアプローチが不足する。

④「このメソッドを使えば点が取れる」という定型表現の依存

メソッドを使うことが重要視されすぎて、解答の論理性や一貫性が欠ける。

⑤「試験は過去問に始まり過去問に終わる」という時代錯誤のお勉強

過去問に出ない新しい視点や複雑な問題に対応できなくなり、思考力が鈍る。

⑥「この解答ノウハウで、昨年なら合格A答案」というパターン化

出題形式が変わった場合、パターンに頼ることで対応力が低下し、点数が伸びなくなる。

⑦「この公式を使えば、計算問題は解ける」という誤った確信

試験問題は実務に基づくため、公式を暗記するだけでは応用力が問われる部分で落とし穴に陥る。

⑧「○○面、△△面と書くのが多面的」という古すぎるスクール指導に依存

複雑な問題や多面的な問題に対して、十分な説明ができず、評価が低くなる。

⑨「前回と同じ文言で答えを書けば合格できる」という楽観的メソッド

試験問題は年々変化し、新しい事例に対しては従来の解答では不十分。

⑩「試験は結局パターン化されている」という思い込み

出題者側が予測可能なパターンを避けるため、こうした思い込みに頼ると不合格リスクが高まる。

Step-3:余計な色を出さない「羊の皮を被った狼」「借りてきた猫」答案

Q
顔を洗ってクールに考え直すと、涼しい顔で確実に受かる上位5%とは、これらの色がついた「ノウハウ」「メソッド」「パターン」「フレーズ集」をあえて避けている?
A

日頃から大量情報からビジネス上の意思決定をし、文章コミュニケーションにも長けるのが上位5%。おベテやふぞが及びもつかない、理想の10個を紹介します。

以下の心がけは、受験者が単に解答パターンに頼らず、与件文や設問に基づいて論理的に問題を解決する力を養うことに役立ちます。試験委員としては、こうした受験者の解答は試験の趣旨に合致し、実務においても応用可能な能力を示しているため、評価が高くなります。

①設問の意図を正確に読み取る

設問の背景や意図を理解することで、与件文に記載された情報を効果的に使い、試験委員の意図に沿った論理的な解答を作成できる。

②複数の根拠を組み合わせ、因果関係を構築する

与件文に散りばめられた情報を正確に読み取り、複数の根拠をつなぎ合わせることで、問題の解決に向けた一貫性のある論理を展開できる。試験委員にとって理解しやすい解答となり、評価が高まる。

③行間を洞察し、必要な情報を補完する

与件文に直接記載されていない背景や意図を適切に補完することで、問題に対する深い理解を示し、試験委員の期待に応える解答ができる。

④100字以内で簡潔かつ論理的にまとめる

短い制限字数内で重要な情報を的確にまとめることで、試験委員にとって読みやすく、要点がわかりやすい解答となる。過不足のない解答が評価される。

⑤与件の具体的な根拠を引用して答案を書く

与件文に書かれた具体的な情報を引用し、それに基づいて解答を構築することで、試験委員に誤解を与えることなく、正確な理解と論理的な展開を示せる。

⑥試験の趣旨や目的に沿った解答を作成する

試験が求めている能力(例えば、問題解決力や分析力)を理解し、それに沿った解答を作成することで、試験委員に高く評価される。

⑦自分の解答に対して客観的に見直す姿勢を持つ

自分の解答が設問や与件文の内容に適しているかを客観的に評価できることで、論理の飛躍や誤りを減らし、精度の高い解答が可能となる。

⑧読みやすさを重視し、論理の流れを明確にする

試験委員が読みやすく、論理の筋道が明確な解答は、正確な理解と論理的な構成力を示し、高い評価につながる。試験委員にとって負担が少ない解答は印象が良い。

⑨キーワードに頼らず、論理と具体性を重視する

キーワードを羅列するだけではなく、それを文脈に組み込み、論理的に展開することで、試験委員に「この受験者は本質を理解している」と評価される。

⑩時間内に全体を俯瞰して解答を作成する

時間を適切に配分し、全ての設問に対してバランスよく解答できることで、試験全体を通じた総合力が評価される。慌てずに冷静に進めることが重要。

今日のまとめ

Q
ふぞ=最初からわかっていない認知バイアス、ベテ=正解をやたら決めつける確証バイアスと、からかうのが上手なAI試験委員。そしてR6試験を予想して備えると、「借りてきた猫答案」が望ましい。
A

バイアスを上手に使うと思考が止まって迷いが減るので、キーワードを盛って2割で受かりやすい。しかしそこに盛りすぎると、「詰めたるは及ばざるが如し」で8割落ちるリスクが高まります。