「中小」が取れて晴れて企業診断士。活躍の場は2倍以上です。

【診断士の転職】インハウス診断士の活躍 / 4つの事例でマルチスキルへ

「企業内診断士」がショボいのは、独立も転職もせず社内にくすぶる大企業おじさんオバサンが多いから。そこで私が「インハウス診断士」に呼び名を変えました。

Q
雇用の流れがメンバーシップ→ジョブ型に変わる中、診断士合格後の転職成功ケースが目立って増えた。もしや診断士は既に、弁護士→会計士に次ぐ、時流のニーズに乗った高度人材
A

「企業内診断士」とは資格登録後に独立も転職もせず、社内にくすぶるおじさんオバサン。そして「インハウス診断士」とは、そのスキルを認められ、新天地で活躍する人材を指します。

インハウス弁護士は普通だが、「インハウス会計士」とはまだ言わない。「インハウス診断士」が定着すれば、診断士が会計士を追い越すことも夢でない?

【先行】インハウス弁護士【これから】インハウス診断士
グローバル展開や規制の厳格化により、企業が直面する法務リスクが多様化し増加しました。これにより、企業内で迅速かつ専門的に対応できるインハウス弁護士の需要が高まっています。①経営ニーズの多様化市場の急速な変化や生産性向上の必要性、データに基づいた意思決定の重要性が高まる中で、経営のあらゆる側面に対応できるインハウス診断士の需要が増加しています。
法律事務所間での競争が激化し、特に若手弁護士にとって、パートナーへの昇進が難しくなっています。そのため、安定した勤務環境やワークライフバランスを求めて、インハウスへの転向を希望する弁護士が増加しています。②士業キャリアパスの変化既存の診断協会のお仕事では競争が激化し、特に若手診断士にとって今更独立も入会もうまみが減っています。それよりもインハウス診断士としての活躍は、スキルとキャリアアップの両面から魅力的な選択です。
法曹人口の増加により、弁護士としてのキャリアパスが多様化しています。従来の法律事務所勤務以外に、インハウス弁護士として企業内で活躍する道が広がり、企業側も積極的に弁護士を採用するようになっています。③士業人口増加の利点診断士合格枠の増加と企業のジョブ型雇用への転換が見事にマッチしました。具体的には、これまでの口先コンサルではなく、インハウス診断士としてリアルタイムなハンズオンで組織変革する役割が拡大します。

【診断士の転職】インハウス診断士の活躍 / 4つの事例でマルチスキルへ

では合格に2,000~3,000hかかる会計士より、2次150hでチョロく合格できる診断士がなぜ台頭?それは、会計士=経理部長(CFO)なら、診断士=経営企画(CEO)ニーズがあるためです。

2割ガチャに過ぎない診断士が転職で評価される理由
①事例Ⅰ~Ⅳによるヨコの幅+経営目線のタテの幅
②わざとヘタクソに書かれた与件をわかりやすく整理する国語力
③社内の部門の壁を土足で踏み超える厚かましいコミュ力

社内の部門の壁を土足で踏み越えるには、こんなクソガチャ試験程度は涼しく受かる。今年あるべき事例の捉え方なら、生成AIに訊けば一発な。

Step-1:事例Ⅱマーケで視野を広げる

Q
これからインハウス診断士=ジョブ型雇用を目指す。それにはまず何がなんでもマーケが最初?
A

はい。今の「事例Ⅰ~Ⅲ」とは与件にぶち撒けられた大量の根拠を引用し、それをグルーピングして行間の題意を読む試験。まず「事例Ⅱ」から上達するのが吉です。

スキルの説明試験を使ってスキルを磨く
顧客ニーズの分析スキルは、顧客が求める商品やサービスを理解し、競争力を高める能力です。これにより、企業は顧客の期待に応える商品やサービスを提供できます。①顧客ニーズの分析事例Ⅱは市場データや顧客の声を踏まえ、ニーズを把握する訓練になります。模試や過去問の与件文から顧客ニーズを抽出し、それに基づいたマーケティング戦略を提案するスキルを向上させましょう。
データ分析とインサイトの抽出スキルは、収集したデータから有用な情報を引き出し、意思決定に役立てる能力です。これにより、マーケティング戦略を効果的に策定できます。③データから洞察インサイト事例Ⅱでは与件の根拠をつなぐとどんなニーズや施策になるかの洞察インサイトを意識します。模試や過去問の与件にある根拠から、どのように有用な情報を引き出すかを練習します。
マーケティング戦略の策定スキルは、顧客ニーズや市場動向に基づき、具体的なマーケティング施策を設計する能力です。これにより、企業の目標達成に向けたアクションプランを作成できます。③マーケ戦略の策定事例Ⅱでは、根拠で与えられた顧客ニーズや市場動向に基づくマーケティング戦略の提案が求められます。模試や過去問では、その戦略が実行可能で効果的であることを常に意識しましょう。

Step-2:事例Ⅰの全社視点で組織改革

Q
ここ最近の「事例Ⅰ」は「事例Ⅱ」根拠回収ゲームの劣化版になっている。そこで「事例Ⅰ」→「Ⅱ」でなく、「Ⅱ」を上達してから「Ⅰ」を解く方が簡単では?
A

はい。「事例Ⅱ」で80分の読み書きを上達すれば、あとは「全社戦略」「組織課題」「人事施策」の3つのレイヤーに切り分けて解答すれば良いのが「事例Ⅰ」です。

スキルの説明試験を使ってスキルを磨く
経営戦略の理解と組織設計スキルは、企業全体の戦略に基づいて組織構造を最適化し、業務の効率化や組織の一体感を高める能力です。これにより、企業のビジョンや目標を達成するための強固な組織体制を築くことができます。①全社戦略レイヤー事例Ⅰでは、与件から企業の経営戦略を読み取り、それに対応した組織課題の解決が求められます。過去問や模試では、現状の組織構造や行動の何が問題点で、どう解決すべきかに向け、まず全社戦略を情報整理します。
組織変革とリーダーシップの強化スキルは、変化する環境に対応し、組織全体を導いて変革を成功させる能力です。これにより、企業は変化に柔軟に対応し、持続的な成長を実現することができます。②組織課題レイヤー事例Ⅰでは、組織変革を推進するためのリーダーシップやコミュニケーション戦略が問われます。過去問や模試では特に、リーダーシップの発揮方法や組織変革のプロセスを深く理解し、実際のケースに応じた対応策を考える練習を行いましょう。
人材マネジメントと人事施策の策定スキルは、組織の課題に応じた人材配置や育成、評価制度を設計し、従業員のモチベーションを向上させる能力です。これにより、組織全体のパフォーマンスを最大化することが可能です。③人事施策レイヤー事例Ⅰでは、組織課題を解決するための具体的な人事施策を提案することが求められます。過去問や模試を通じ、人材の活用や育成、評価制度の策定を実践的に練習し、スキルを磨いていきます。

Step-3:事例Ⅳのファクトでデータドリブン

Q
ここのサイトの見立てによると、簿記の基礎から応用すれば、涼しい顔で猫60点になり実質科目免除になる「事例Ⅳ」。難しすぎる「Ⅲ」で悩む前に得意化すると良い?
A

これから起きる困難を予測し事前に備えることを、この試験では転ばぬ先の杖と呼びます。猫60点の「Ⅳ」は実質科目免除で時短をし、「Ⅲ」に備える余力を作ることが上策です。

スキルの概要試験を使ってスキルを磨く
財務諸表分析では、バランスシートや損益計算書を正確に理解し、企業の財務状況や経営成績を評価する能力が問われます。このスキルにより、企業の強みや弱み、リスクを客観的に把握し、戦略的な意思決定を支える基盤を築くことができます。①財務諸表(特にBS)の把握事例Ⅳの第1問では経営分析が必ず問われます。過去問や模試を通じて、定番財務指標の計算方法やその解釈を繰り返し練習し、BS・PLから得られる情報を迅速に読み取る力を養います。
財務指標の活用では、各種指標で企業の経営状態や将来の見通しを評価し、経営陣に対して的確なアドバイスを行う能力が問われます。このスキルにより、感覚的な判断ではなく、データに基づいた精緻な意思決定が可能になります。②財務指標でデータドリブン事例Ⅳの第2~3問では、PL(固定費と変動費)、BS(投資とそのリターン)を使ったビジネス上の意思決定を学ぶことができます。模試や過去問を活用して、実務で行われる意思決定のパターンを押さえます。
ファクトベースの意思決定では、財務データに加えて非財務指標(例:顧客満足度、社員エンゲージメントなど)も含めた多角的なデータ分析を行い、企業の意思決定をデータに基づいて行う能力が問われます。これにより、企業の持続的な成長を支える戦略的な判断を下すことができます。③ファクトベースの意思決定事例Ⅳの第4問では、ファクトベースでの意思決定を求められる文章題が最後に出題されます。模試や過去問で、財務データと非財務データを組み合わせた分析を繰り返し行い、データに基づく総合的な意思決定を実践的に練習しましょう。

Step-4:事例Ⅲで取り組む標準化&生産性向上

Q
生成AIにこう説明させると、試験を通じてインハウス診断士としてのスキルを高める狙いが一目でわかる。では難しすぎる「Ⅲ」対策についてはどうよ?
A

デジタル化待ったなしのホワイトカラーの世界では、属人化を避けて標準化を進め、生産性を向上するのが鉄板セオリー。例えて言えば、「生産事例」より「こっちの方が楽じゃね?」事例です。

スキルの概要試験を使ってスキルを磨く
生産計画と統制スキルは、生産プロセスを効率的に設計し、計画通りに生産を進めるための管理能力です。適切な生産計画を立て、資源を効果的に配分することで、品質(Q)、コスト(C)、納期(D)を最適化し、生産性を高めます。①生産管理(計画と統制)事例Ⅲでは、生産計画の立案や生産統制の課題が頻出します。これらの問題に取り組むことで、理論的な知識を実践的な場面に応用する力を養い、複雑な生産状況を統制するスキルを鍛えましょう。
標準化とプロセス改善スキルは、属人化を避けて業務を効率化し、品質を安定させるための手法を確立する能力です。このスキルにより、業務プロセスを標準化し、生産性を高めると同時に、組織全体での一貫性を保つことができます。②標準化とプロセス改善事例Ⅲでは、標準化された手法を用いた生産プロセスの改善や、それに伴う効果を分析する問題が出題されます。これらの問題を通じて、標準化がもたらす具体的な効果を理解し、組織に応用できる力を養います。
ホワイトカラーの生産性改善スキルは、従来の生産現場での改善手法をオフィス業務やホワイトカラーに応用する能力です。このスキルにより、デジタル化や業務プロセスの再設計を通じて、ホワイトカラーの生産性を向上させることができます。③ホワイトカラーの生産性向上事例Ⅲでは、これまでの生産工程に限らず、商品開発や営業プロセスまで幅広い出題が増加しています。従来の生産管理の枠を超えた生産性向上の手法を学び、企業全体の業務効率化に寄与するスキルを鍛えましょう。

今日のまとめ

Q
「2次」の4事例は、「組織人事」「マーケ」「生産」「財務・会計」の順に出題されるが、その順番で学べとは誰も言ってない。そこで「マーケ」で最初に視野を広げ、生産性向上の「Ⅲ」で締める考え方は、悪くない?
A

そこでインハウス時代の転職診断士はスピード命。「Ⅱ」から始めて「Ⅲ」で締め、【終わり良ければ全てヨシ】です。