頼んだ以上のよからぬことを平気で言い出す、生成AIによるなりきり試験委員。これはあることないことを言わせてみるには、もってこいです。
ここで注目するのは、大数の法則が働く診断士2次では、どんな古くオミソなお勉強でも原則2割は受かること。上位5%が考えるのはそこでなく、試験の時流を捉えて8割の不合格リスクを減らすことです。
コロコロ2割狙い以外なら知っておきたい。×知識を書かせる→○知識を使ってどう成果を出すかの作問変化。
説明 | 従来の学習からの変更点 | |
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【暗記の試験】←ここは「1次」で済ませておくのが前提 知識を書かせるための作問は、受験者が理論やフレームワークをどれだけ覚えてきたかの確認を目的としています。受験者が過去に学んだ特定の概念や定義を暗記し、それを解答用紙に正確に書き出すことを求めるこの作問形式では、その知識の正確さや量を増やそうとする暗記型の学習行動が問題視されてきました。 | ①知識を書かせる作問の時代 | 従来の学習行動では、受験者は過去問を何度も解き直し、出題される可能性のある知識を暗記することに重点を置いていました。しかし、この形式の作問から脱却するためには、単なる暗記に頼る学習を見直す必要があります。具体的には、知識の量よりも、与件文に基づいて知識をどのように活用するかを意識した学習にシフトすることが重要です。 |
【国語の試験】 この作問形式では知識そのものやその暗記よりも、知識をどのように現実の課題に適用するかのスキルを問います。具体的には事例企業が直面する課題が提示され、受験者は与件で提示された根拠や数値を基に、どの知識が適しているかを瞬時に判断し、それを応用して説得できる文章構成力が求められます。 | ②知識を使って結果を出す作問へ | 従来のように知識を暗記するだけでは、こうした問題には対応できません。必要なのは、ケーススタディやシミュレーションを通じて、現実の課題に対する実践的な問題解決能力を養うことです。学習の際には、与件文に表現されたキーワードを集めるほかに、その行間を読み取り、単なる観察から洞察インサイトに一歩踏み込むことが重要です。 |
試験の作問方針が知識の再現から実務的な問題解決能力の評価へとシフトする中で、受験者は準備方法を大きく変化させる必要があります。特にR6「2次」では、リアルなビジネスシナリオを基にした問題に対して、どのように知識を応用し、課題を解決するかの新しいアプローチが求められるでしょう。 | ③変化を捉えて試験準備の転換期 | 従来の学習行動では、暗記や過去問の繰り返しに頼ることが一般的でしたが、今後はケーススタディやビジネスシミュレーションを通じた実践的な学習が不可欠となります。これは試験合格を目的化せず、今回の受験を通じて自分が伸ばしたいビジネススキルが何かを常に意識することで、実現可能になります。 |
【R6先取り傾向変化】生成AIに×尋ねる→○言わせる時代へ / 試験準備の転換期(後)
どうせ内容はなりきりAI試験委員任せなので、今日は第3章 試験傾向変化&第4章 変化に備えた学習進化☆ を一気に行きます。
第3章 コロナ禍前後の試験傾向変化 ☆
Step-1:コロナ禍前の出題傾向
「古い過去問は傾向が・・」の時点でほぼ今年は一発退場。視点を入れ替えて気が付くべきは、試験の作問採点が毎年変更され、コロナ禍後はさらにその進化が加速することです。
コロナ禍前の中小企業診断士試験では、知識重視の出題が主流を占めていました。具体的には、特定の理論やフレームワークに基づく問題が多く、これらを正確に暗記し、100字で記述する能力が必要とされていた時代です。経営戦略、マーケティング、ファイナンス、人事管理といった分野において、教科書的な知識を問う問題が多数出題され、受験者はそれらを丸暗記することで高得点を狙うことができました。
実際の試験問題の中でも、ポーターの競争戦略、バランス・スコアカード(BSC)、スワット分析(SWOT)など、特定の理論やフレームワークを使うよう指示されることが多かった時代です。これらの理論を知識として習得し、それを出題の場で再現する能力が重視された結果、実際のビジネス場面でどのように適用するかといった実践的な視点が、置き去りにされる傾向がありました。
コロナ禍前の出題傾向では、超絶知識を売り物にするベテ専用スクールが過剰な採点サービスを繰り広げ、その結果から抽出した超絶理論を使って解答してこそ合格できるとの噂が、SNSを通じて広まっていました。その結果として試験に合格しても、知識をどう実務で活用するかの視点が全く欠けており、知識と実務との間に生じるギャップが問題視されていました。
Step-2:コロナ禍以降の傾向変化
それはコロナ禍前後のリモートワークを通じ、働き方の価値観が多様化したことで、結果を出せるチームビルディングとそのリーダーシップが欠かせないため。R6「Ⅰ」出題が大胆に変わらない方が不思議です。
コロナ禍後の中小企業診断士試験では、実務的な問題解決能力を問う出題が増加しました。特に、実際の企業が直面する課題をケーススタディ形式で出題し、それに対して受験者がどのようにアプローチするかを評価する問題が主流になりました。この変化は、知識の暗記だけではなく、問題解決に向けた論理的思考や具体的な対応策を立案する能力を重視するものです。
コロナ禍後、企業が直面する課題は多様化し、予測不可能な状況に対応する能力が求められるようになりました。これに伴い、試験においてもリアルな企業課題への適応力が評価されるようになっています。例えば、コロナ禍によって打撃を受けた業界における事業再生や、急速に進むデジタルトランスフォーメーション(DX)に対応するための戦略策定など、現実に即した課題に対する解答を求められることが増えています。
コロナ禍によりデジタル化やリモートワークが急速に進展したことを受け、これらに関連する出題が増加するほか、コロナ禍以降の経済情勢で生じた問題点を直接出題するケースが出てきました。これらの出題は、単に試験勉強だけをすれば良いのではなく、現実ビジネスの中でどれだけ広い職責を持ち、高いパフォーマンスを上げているかを問うものになっています。
Step-3:傾向変化が与えた影響
既存の勉強会に参加した所でその最大公約数がキーワード、ひどいと最小公倍数が詰め詰めな100点答案。アレなら行かない方がマシと判断するのはごく自然です。
出題傾向の変化により、従来の知識暗記を中心とした学習方法は限界を迎えています。知識を詰め込むだけでは、実際のケーススタディや応用問題に対応することが難しくなっています。受験者は、知識を単に覚えるのではなく、それを実際のビジネスシーンにどのように適用するかを理解し、練習する必要が出てきています。
コロナ禍後の試験傾向に対応するため、受験者は新しい試験対策が求められています。具体的には、実務的な問題解決能力を養うためのケーススタディの分析や、デジタルスキルの習得が必要です。また、ビジネス環境の変化に敏感になり、最新の経営トレンドやテクノロジーの進展を常に学び続ける姿勢が重要です。さらに、与えられた課題に対して、自分自身の知識や経験をどのように応用するかを考え、柔軟な思考力を鍛えることが求められます。
第4章 試験傾向変化に備えた学習の進化 ☆
今回の第2~4章「試験準備の転換期」はなりきりAI試験委員の意見を全面的に引用。中身はどうせいつものお澄まし顔だから、このままタイトルだけ斜め読みで問題ナシな。
Step-1:従来の学習方法の限界
ベテ専スクールや出版社などの受験ビジネスは、△本来合格できる人より、○実力は及ばないが2割で受かりた人が主な対象。そして「試験委員の意図はわからない」前提でノウハウ・メソッドを切り売りするのが、そもそもの間違いです。
従来の中小企業診断士試験の学習方法は、知識の暗記に重点を置くものでした。特に、試験問題でよく出題される理論やフレームワークを丸暗記し、試験でそれを再現するという方法が一般的でした。しかし、コロナ禍後の試験では、単に暗記した知識を再現するだけでは不十分です。知識の背景にある意図や実務への適用力が問われるようになり、知識の暗記だけでは対応しきれない状況が増えてきました。従来型の学習では、受験者は試験問題の表面的な部分にしか対応できず、試験委員が意図する深層的な理解や実務的な応用力を示すことが難しくなっています。
過去問を中心とした学習も、従来の試験準備では主流でした。過去問を繰り返し解くことで、出題パターンや傾向を把握し、試験に備える方法です。しかし、コロナ禍後の試験では出題傾向が大きく変化し、過去問に依存した学習では対応できないケースが増えています。新しいビジネス環境や技術の進展に対応した問題が出題されるようになり、過去のパターンを踏襲するだけでは不十分です。結果として、過去問に依存した学習は、出題意図を的確に捉えることができず、不合格リスクを高める要因となっています。
従来の学習方法では、試験委員が出題する意図や背景を捉えることが難しいとされてきました。試験問題は単なる知識の確認ではなく、受験者の実務的な応用力や思考力を評価するためのものです。しかし、知識の暗記や過去問への依存が強いと、試験問題が求める真の意図を理解することができず、試験の本質的な部分を見逃してしまうことになります。これが従来型の学習法が持つ大きな限界です。
Step-2:新たなアプローチの発達
良く言えばビジネスドクターである診断士業界の弱みは、その事業基盤が中小企業であること。今回のデジタル進化をリードしたのはお役所ではなく、グローバル企業・大企業であること位は知っておくべき。
新たな学習アプローチとして、ケーススタディを通じた実践的な問題解決能力の強化が求められます。ケーススタディは、実際の企業やビジネス環境における具体的な課題を扱うことで、理論を実践に応用する能力を養います。受験者は、現実のビジネスシーンを模擬しながら、問題の分析、戦略の立案、実行計画の策定といったプロセスを経験し、より実務的な視点で試験に臨むことができます。これにより、知識の単なる暗記ではなく、その応用力を試される問題にも対応できるようになります。
リアルビジネス環境を模擬したシミュレーション学習も効果的です。シミュレーション学習では、デジタルツールや仮想環境を利用して、実際の企業運営や経営判断を体験します。これにより、リスク管理、戦略的意思決定、リーダーシップといった実務に直結するスキルを身につけることができます。特に、コロナ禍後の複雑化したビジネス環境に対応するためには、シミュレーション学習による実践力の養成が不可欠です。
デジタルツールの活用も、新しい学習方法として重要です。生成AIや学習管理システム(LMS)、オンラインプラットフォームを活用することで、学習内容の個別最適化や効率的な復習が可能になります。受験者は、自分の弱点を特定し、それに応じたトレーニングを行うことで、効率的に実力を伸ばすことができます。また、デジタルツールを活用することで、リモート環境でも効果的な学習が可能となり、コロナ禍後の新しい生活様式に対応した学習スタイルを確立できます。
Step-3:具体的な取り組みテーマ3選
合格射幸心を煽ることで成り立つ当試験の前提は、猫を含む誰がどんな手順で受けてもコロコロ2割で受かること。そこで8割の不合格リスクを下げる手段に注目します。
コロナ禍後のビジネス環境では、デジタル化が進展し、その対応が不可欠です。そのため、デジタル化に対応した学習資源の選定が重要です。受験者は、最新のデジタルツールやプラットフォームを活用し、ビジネス分析、マーケティング、ファイナンスの分野でのデジタル技術の理解を深める必要があります。また、eラーニングやオンラインコースを活用することで、効率的かつ柔軟な学習が可能となり、日々の業務と両立しながら学習を進めることができます。
リモートワークの普及に伴い、リモート環境でのマネジメントやコミュニケーション能力が求められるようになっています。これに対応するためには、リモートワークに関する理論的な知識を習得するとともに、実際のリモートワークを模擬した演習を通じて、その実践力を高めることが重要です。具体的には、リモートチームの運営、オンライン会議の進行、リモート環境でのプロジェクト管理といったスキルを磨くための学習を行います。
コロナ禍後、企業の持続可能性と社会的責任が一層重視されるようになりました。これに対応するためには、SDGs(持続可能な開発目標)やCSR(企業の社会的責任)に関する知識を深めるだけでなく、これらを企業戦略にどう組み込むかを学ぶ必要があります。持続可能性と社会的責任に関する具体的な事例を通じて、企業がどのように環境や社会と調和しながらビジネスを展開しているかを理解し、試験でその応用力を示す準備を行います。
今日のまとめ
ただしそれに全賭けするのは、同業D社並みにバランスが悪い。具体的には過去問5年を解き直す回数を2回に減らし、全12週のうち半分の時間を「新しいアプローチ」に充てることです。