デジタルで複雑な社会になると、「シンプル」「無課金」「自然体」が人気を集める。パリ五輪のあの話題から、R6採点基準を大胆予想です。
そもそもよくわかっていないふぞを2割で合格させる一方で、親の仇を取るが如くスクール勢を合格させない。その裏には、「1次」実力不足の方からお布施を集めるスクール課金モデルへの敵視が想定されます。
①シンプルに書く | ②ロジカルに書く | ③推敲重ねて自然な文章 |
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答案を簡潔にまとめ、冗長な説明を省く。無課金おじさんがシンプルでありながら強い印象を与えるのと同様に、余計な情報を排除した核心を伝える文章が採点者に好感されます。 | 情報を論理的に整理し、型に沿って構成することで、読者にわかりやすくなります。例えば、「問題点→原因→解決策」の型を使うと、情報が明確に伝わります。 | 試験準備直後は100字手書きを避けてWord打ちし、必要により生成AIを使って見直しを行い、不要な部分を削除することで、より自然な文章になります。 |
無課金おじさんがシンプルな装備で銀メダルを獲得したように、限られたリソースで最大限の結果を出す無課金アプローチは好感されます。コストを抑えつつ成果を上げる姿勢は今後も評価されるでしょう。 | 無課金のアプローチは、柔軟な方法を取り入れることができる点が魅力です。無課金でも創意工夫を凝らすことで、独自の成果や効果を上げることができます。 | 制約がある中での工夫が、クリエイティブな成果を生む理由です。無課金での取り組みは、その制約を逆手に取ることで、新たなアイデアや成果を生むでしょう。 |
【80分に間に合う答案①】文章上達のコツは「書き過ぎない」 / SMART法則(測定可能性)
キーワードを数える採点基準=第一世代とすると、第二・第三世代は「シンプル」「無課金」「自然体」が有力。それをどこまで測定可能か検証な。
第一基準(読む力) | 第二基準(考える~素直に答える力) | 第三基準(書く力) |
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キーワードの適切な選定:解答内で使用されるキーワードが与件文から適切に引用されているか。具体的には、与件文の重要な用語やフレーズを2~3個以上含んでいるかを確認します。 | 要求の理解度:設問要求を正確に理解し、それに沿った解答がされているかを評価します。設問が求める情報に対して適切に対応しているかどうかを確認します。 | 明確な因果関係:解答が因果関係を明確に示しているかを評価します。A→B→Cの流れが理解しやすい形で構築されているか確認します。 |
キーワードの正確な利用:キーワードが文脈に合った形で使われているか。意味を捉えた正しい使用がされているかどうかを評価します。 | 素直なアプローチ:解答が設問要求に対して素直に応答しているかを評価します。過度な解釈や不必要な情報が含まれていないか確認します。 | 文の構成:1文を3センテンス(A→B→C)で構成し、自然な流れで文章が展開されているかを評価します。文が一貫性を保ちつつ流れるように書かれているか確認します。 |
キーワードの網羅性:与件文全体を網羅するために、重要なキーワードが選ばれているかどうかを評価します。解答が与件文の主要なポイントを反映しているか確認します。 | 解答の明確さ:解答が明確でわかりやすく、設問要求に直接答えているかどうかを評価します。文が曖昧でないか、具体的な回答がされているか確認します。 | 言葉遣い:因果関係を示すための言葉やフレーズが適切に選ばれているかを評価します。具体的な表現が因果関係を強調しているか確認します。 |
試験委員46名自ら採点する現状では、第一~第三基準全てのカバーは困難。そこでこれらを無意識にカバーする「構文」利用が浮上します。
Step-1:キーワード(読む力)×構文
上位5%の書き方をパターン化した「構文」を使うと、キーワードモリモリに夢中なふぞろい勢がヲタヲタする問題箇所を余裕でスキップできます。
利点 | 具体的な手順 | |
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構文を利用して解答骨子を「理由は、①(キーワード1)②(キーワード2)で③(結論)」と組み立てることで、与件文から重要な要点を効率的に抽出できます。これにより、情報の取捨選択がスムーズになり、無駄な情報を排除できます。 | ①キーワード抽出の効率化 | 与件文に「売上増加」「顧客満足」「プロモーション活動」が含まれている場合、「理由は、①プロモーション活動で顧客の関心を引き、②顧客満足が向上した結果、③売上が増加した」と構文を適用し、要点を明確にします。 |
与件文の情報を整理する際に構文を使用することで、どのキーワードが解答に必要かを判断しやすくなります。構文の枠組みを利用することで、関連性の高いキーワードを選び出し、無駄な情報を削減します。 | ②加点ワードに絞り込み | 与件文に「コスト削減」「生産性向上」「市場競争」が含まれる場合、構文を用いて「理由は、①生産性向上でコストが削減され、②市場競争に対応できた」のように、重要ワードにグルーピングすると読みやすくなる。 |
構文を使うことで、与件文の情報を一貫して整理し、毎回同じ構造で安定した解答を作成します。これにより、全体の解答が論理的に整い、採点者が加点しやすくなります。 | ③解答の一貫性確保とズレ防止 | 与件文に「顧客ニーズ」「新製品開発」「販売戦略」が含まれる場合、構文を用いて「理由は、①顧客ニーズに基づき新製品を開発し、②販売戦略で市場にアプローチした結果、③売上が向上した」と統一された解答構造を維持します。 |
Step-2:素直に答える×構文
設問が難解で意味不明な以前と異なり、マシマシ根拠が与件に埋め埋めされる時代は、120~160分使えば正解は一つに揃う。これからはここの精度&速度UPが点差になります。
利点 | 具体的な手順 | |
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設問の要求を正確に把握することで、解答に必要な主要な要素を特定できます。設問のキーワードや指示に基づいて、解答の構成を「①現状の問題点、②改善策、③その効果」のように3つの主要な要素に分けて考えます。 | ①解答要素が3つに決まる | 設問が「企業の売上を増加させるための施策を提案せよ」とあれば、解答の要素として「現在の売上状況、施策内容、期待される売上増加の効果」を挙げ、それぞれについて具体的に記述します。 |
設問の題意に沿って、必要な「1次」知識をどの部分に組み込むかを決定します。設問の要求に基づいて、どの知識が解答に必要かを見極め、それをどのように組み合わせて解答を作成するかを計画します。 | ②「1次」知識の使い方が決まる | 設問が「企業の資金繰りの改善方法を述べよ」とあれば、資金繰り表やキャッシュフローの知識を使い、具体的な改善策を挙げて解答します。 |
設問解釈時点で解答の結論部分を明確にし、その上で結論を支える理由や根拠を構築します。訊かれたことに答える結論を先に決めることで、100字の構成が結論に向かって論理的に展開され、整った内容となります。 | ③結論を先に決めて安定答案 | 設問が「新しいマーケティング戦略を提案せよ」とあれば、「ターゲット市場の拡大戦略が最も効果的」という仮説を立て、それを支える具体的な施策とその根拠を与件の中で見つけます。 |
Step-3:書く力(100字1文3センテンス)×構文
ここで上位5%の優位性とは、「仮説の誤りに気づけば」すぐ戻って結論から組み立てなおせるアドリブ能力。その能力を支えるのが、100字をA→B→Cの因果で書く力です。
利点 | 具体的な手順 | |
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「構文」を利用することで、解答の各部分が論理的に整理され、一貫性が保たれます。具体的には、「A→B→C」の構造を用いて、導入部(A)、理由(B)、結論(C)を明確に分けることで、全体の流れがスムーズになり、読み手にとって理解しやすい解答が作成できます。 | ①答案の一貫性向上 | 「新製品の投入により、顧客層が拡大します。これにより売上が増加します。その結果、利益率が向上します。」というように、因果関係が明確に示されて一貫性が保たれます。 |
「構文」を事前に決めておくことで、解答を記述する際に考える必要が減り、迅速に記述できます。標準化されたテンプレートに基づいて解答を組み立てることで、解答作成の時間を大幅に短縮し、残りの時間を他の問題に回すことが可能です。 | ②一々考えないことで時短 | 「売上を向上させるために新しいプロモーションを実施します。これにより顧客の購買意欲が高まります。その結果、売上が10%増加することが予想されます。」という構文を使用することで、迅速に解答が組み立てられます。 |
「構文」を使うことで、解答のフォーマットが標準化されるため、再現性が向上します。また、構文に従うことで過不足が明確に分かるため、修正が容易になります。解答に必要な要素が漏れていないか、逆に過剰に書きすぎていないかを簡単にチェックできます。 | ③答案再現性が高く修正が容易 | 「顧客満足度向上のために、サービス品質を改善します。これによりリピーターが増加します。その結果、売上の安定化が図れます。」という構文により、再現性が高く、過不足の修正も簡単に行えます。 |
今日のまとめ
現行採点基準はまだまだ未熟で、リアル80点前後の好得点答案には意外なほどモリモリ詰め詰め系がまだ多い。そのとき文章上達には「書き過ぎない」ことがコツと知るのが、ウチの強みです。