この星で一番最後の過去問解説。毎朝ウルっとするか、イラっとしてガバっと跳ね起き学習するか。夏の朝は2択で始まり。

「二次」と「一次」の関係について

KINGです。
私の体験記はこちら)
ふうじんさんの「中小企業診断士(試験)分野におけるイノベーションへの情熱」に触発され、私もそうしたイノベーションの何かのお役に立てればと思い、投稿させていただきます。

本日、開示請求による私の成績が協会から届きました。
■一次 経済76、財務96、経営62、運営54、法務56、情報76、中小62、計482
■二次 事例Ⅰ57、事例Ⅱ59、事例Ⅲ64、事例Ⅳ70、計250(BBAA)
「薄氷を踏む思い」というのは、まさにこのこと。
自分の合格が「たまたま」であることをあらためて痛感した次第です。

そこで、本日は「二次」と「一次」の関係について、考えてみたいと思います。

「二次」と「一次」の相関関係

下表は、「一次」科目合格者数と「二次」合格者数の過去5年間の相関を示したものです。

◆「二次合格者数」は、「中小」、「運営」とかなり強い相関関係。
◆H29「中小」、「運営」合格者数は、二次合格率24%のH26に比べ激減。

H25 H26 H27 H28 H29 相関係数(r) 回帰係数
p値
経済 258 2,601 1,852 3,636 2,756 -0.07
財務 2,374 784 4,666 2,320 2,969 -0.56 0.33
経営 935 1,849 2,105 3,746 1,091 -0.12
運営 1,323 2,288 2,424 1,395 410 0.70 0.18
法務 2,655 1,263 1,419 839 1,192 0.03
情報 6,021 1,502 716 1,143 3,646 -0.26
中小 2,229 3,826 1,290 1,539 1,509 0.90 0.04
一次 3,094 3,207 3,426 2,404 3,106 0.43
一次受験数 14,252 13,805 13,186 13,605 14,343 -0.19
二次受験数 4,907 4,885 4,941 4,394 4,279 0.64
二次筆記
合格者数
915 1,190 944 842 830
二次合格率 18.6% 24.4% 19.1% 19.2% 19.4% 20.0%

※一連の信頼度を検証するために、細かい前提を無視して、「一次」各科目合格者数と「二次」合格者数の単回帰分析を行い、回帰係数のp値も確認しました。「相関係数」、「回帰係数」、「p値」については、「情報」で学習しますので、詳しくはそちらで。

「中小」と「運営」の最近の状況について

下表はTACリサーチデータによる「一次」科目別平均点の推移です。

◆過去5年平均で60点超は「中小」と「財務」。
◆全体平均点はH26とH29とほぼ同じ。だが、「中小」、「運営」は大幅低下。

H25 H26 H27 H28 H29 過去5年
平均点
標準偏差
経済 41.92 61.49 57.70 61.02 61.06 56.64 8.37
財務 61.16 47.60 67.30 59.15 65.68 60.18 7.77
経営 52.16 56.49 58.01 58.36 54.36 55.88 2.61
運営 56.15 59.44 61.77 52.28 50.56 56.04 4.71
法務 58.45 54.00 56.24 48.69 49.53 53.38 4.22
情報 70.34 55.28 50.06 45.24 62.58 56.70 9.98
中小 60.98 69.86 59.90 57.48 59.27 61.50 4.84
全体 57.35 57.70 57.70 54.43 57.37 56.98 1.44

※「経済」、「財務」、「情報」の難易度が乱高下していることは「標準偏差」を見ても一目瞭然です。

「二次」に密接な「一次」科目について

ここ2年間、「二次(筆記)」合格者数は800人台、合格率は20%に届かない状況です。
なぜ、試験機関は合格者数を900~1000名、合格率を20%台に引き上げなかったのか。
言い換えれば、今年の「二次」で、なぜ、あと100名、200名を合格答案としなかったのか。

「一次試験案内」「二次試験案内」によれば、「二次」は、中小企業診断士として「必要な学識」「応用能力」が試される試験であることがわかります。

それでは、「必要な学識」、「応用能力」に密接な「一次」科目は何なのか。

「二次」に密接な「一次」科目として、「財務」、「経営」、「運営」は誰もが認めるところですが、データからは、「中小」についても、「単なる暗記科目」ではなく、「二次」のためには「無視のできない科目」である可能性がうかがえます。
もちろん、相関関係があるからといって、因果関係があるとは言えませんし、科目合格制により、当年度の「中小」を受験しない方が「二次」を受験していることも理解しています。
しかし、ここ2年の「運営」、「中小」の科目合格者数減少と、「二次」合格者が800人台に留まっている状況(試験機関が合格点を与えたくても与えられない状況)が全く無関係であるようには思えません。

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ノウハウ君と多年度ベテの合格自慢を一掃すべく、難関国家資格の称号を投げ捨て、「1次」合格時点で〇〇診断士を名乗ってOKとした出題側。ふぞろい200hでコロコロ2割受かるなら、最新ふぞ14の発売を待ち、その真逆をすれば確実5割はイケるだろう。新たな仮説が始まります。

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